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ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

サマー・ヴェンデッタ

2018年01月17日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 昨夜は珍しく、フィンランドのホラーを鑑賞しました。
 「サマー・ヴェンデッタ」です。

サマー・ヴェンデッタ [DVD]
タネリ・ムストネン,タネリ・ムストネン,トニ・ヴァジャ,アレクシ・ヒュヴァリネン,アレクシ・ヒュヴァリネン
アルバトロス

 

 1960年に湖畔で4人の若者がキャンプ中に惨殺される事件が起きます。
 ボトム湖殺人事件です。
 この事件は未だ未解決。
 
 で、男女2人づつの、4人の若者が事件が起きたのと同じ日にボトム湖畔でキャンプをする、というお話。
 まぁ、肝試しでしょうか。

 で、案の定、男たち2人が殺されます。

 しかし、犯人はあまりにも意外な人物で、そこでまずびっくりするのですが、後半の展開が雑です。

 謎の大男が出てくるのですが、この時点で、前半の緊迫感あるムードが台無しに。
 最後の言い訳めいたナレーションは、そんなのあり?と突っ込みたくなります。

 前半が良かっただけに残念です。
 


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30年

2018年01月16日 | その他

   最近、株価が上がっているそうですね。
 しかし、給料は全然上がらないので、景気が良くなったという実感はありません。
 大方のサラリーマンがそうなんじゃなかろうかと思います。

 経済の専門家によると、バブルの再来もあり得る、とか言っている人がいましたが、そんなことはないように思います。
 
 経済の専門家の予想ほど当てにならないものはありません。
 人によって言うことがまるで違うのですから。

 バブル、本当に変な時代でしたね。

 でもその最中では、多くの人がわが国の経済的繁栄はまだまだ続くと信じていたのですよね。

 当時のアメリカ映画で、何という映画だったか忘れましたが、アメリカのビジネスマン同士が、10年後には米国全土が日本に買われているさ、みたいな冗談を言っていて、しかもそれが嘘っぽく感じられなかったのだから不思議なものです。

 あれからもう30年が経とうとしています。

 この30年で大きく変わったのは、情報・通信の分野でしょうねぇ。
 スマホなんて、誰も考えていなかったのではないでしょうか。
 それと、ソ連をはじめとする共産圏の瓦解。

 また、わが国では少子高齢化が進み、このままいくとわが国の人口は減少を続け、社会全体のあり方を見直さなければならない状況になりました。
 移民の受け入れでしのぐか、身の丈に合った社会に縮小していくのか。

 そう言えば、私が就職した26年前は、係長以上で独身の人、というのはほとんどいませんでした。
 要するにおっさん・おばさんはほとんど既婚だったということです。
 それが今では、給料の高い部長や局長でも独身の人がゴロゴロいます。
 こんなに独身が増えたのでは、子供が減るのは当たり前だと、痛感します。

 情報・通信分野の飛躍的な発展と、未婚化の間に因果関係など無いのかもしれませんが、関係があるとしたら怖ろしいですねぇ。
 情報・通信機器進歩が結婚に影響すると考えると。

 昔みたいに圧倒的多数がお見合いで結婚するようになれば、未婚化は解決するでしょうが、そもそもお見合いというものがほとんど絶滅してしまっているので、これを復活させるのは無理筋というものでしょうね。

 ある統計によれば、1930年代の見合い結婚率は約70%だったのが、2014年の統計では約5%だそうです。

 見合い結婚と恋愛結婚がほぼ同数になったのは1960年代半ばだそうで、ちょうど学生運動だの、Love & Peaceだのが流行った頃でしょうか。

 時代の変化というのは怖ろしいものです。

 これから30年後、わが国社会、そして世界情勢はどうなっているのでしょうね。 
 誰も未来のことは分からないし、無駄に心配しても仕方ありませんが、あんまり明るい材料は無いような気がします。

 あと30年後、生きていたら私は78歳ですか。
 後期高齢者になっています。
 社会の変化により、その年になっても働かなければならないとするとゾッとします。

 これからの30年が、明るいものであらんことを。



 


「夜市」と「風の古道」

2018年01月15日 | 文学

 昨日は「夜市」という小説を読みました。
 ホラー小説大賞受賞作、「夜市」と、受賞第一作の「風の古道」の2作が掲載されています。

夜市 (角川ホラー文庫)
恒川 光太郎
角川グループパブリッシング

 2作品とも、ホラーっぽくありません。

 ふとしたことから異界へと足を踏み入れる話ですが、非常に平明な文章で、切なくも美しい、不思議なストーリーが展開されます。
 起承転結がはっきりしていて、すんなりと物語の世界に入り込めました。

 これはホラーというより、泉鏡花など、幻想文学の系譜に連なる文学作品と言ったほうが良いでしょう。

 私としては、「風の古道」のほうが気に入っています。

 恒川光太郎という作家、初めて読みましたが、もっと読んでみたくなりました。
 特殊な物語を紡ぐ才能にあふれていると見えました。


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こどもつかい

2018年01月13日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 昨年公開された清水崇監督の「こどもつかい」が早くもレンタル店に並んでいるのを見つけ、早速借りました。

 感想は、微妙。
 清水崇監督の名作、「呪怨」のようなバリバリのホラーを期待すると、肩透かしを食らいます。

呪怨 劇場版 デラックス版 (初回限定版) [DVD]
奥菜恵,伊東美咲,上原美佐,市川由衣,津田寛治
ジェネオン エンタテインメント


 ジャンルとしては、ダーク・ファンタジーに近いように感じました。 

こどもつかい 豪華版(初回限定生産) [DVD]
滝沢秀明,有岡大貴(Hey! Say! JUMP),門脇麦
松竹

 

こどもつかい [DVD]
滝沢秀明,有岡大貴(Hey! Say! JUMP),門脇麦
松竹


 

 子供を虐待する親などが、次々と変死。
 そして子供たちが歌う謎の歌。

 その謎を追う若い新聞記者と、その恋人の保育士。
 そして保育士自身が、謎の呪いを子供から変えられていると知り・・・、というお話。

 画面から漂うのは、恐怖ではありません。
 「チャーリーとチョコレート工場」のような、ブラックなダーク・ファンタジーの世界。

チャーリーとチョコレート工場 [DVD]
ロアルド・ダール,ダニー・エルフマン,ジョン・オーガスト
ワーナー・ホーム・ビデオ

 滝沢英明演じる黒マントも、「チャーリーとチョコレート工場」の案内役と雰囲気が似ています。

 こどもつかい、ならぬ、子供だまし、みたいな作品であったことは残念です。


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エクリプス

2018年01月11日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

  昨夜はスペインのホラーを鑑賞しました。
 「エクリプス」です。

 フランスのホラーは残酷描写がきつすぎ、英国のホラーは幽霊ばっかり。
 そこへいくとスペインのホラーはバランスが取れているような気がします。


エクリプス [DVD]
フェルナンド・ナバーロ,エンリケ・ロペス・ラビニュ
アルバトロス


 


 15歳のベロニカは幼い弟と妹の面倒をみるのに忙しい日々を送っています。
 父親は亡くなり、母親は仕事で忙しく、友達と遊ぶ暇もありません。
 日食の日、友人2人と交霊術を行い、父親と話をしようとします。
 ところが日食が起きた瞬間、交霊術のための板が割れてしまいます。

 それ以来、奇妙なことが起こります。

 物語は、交霊術から三日後に起こる悲劇までの短い日々を、丹念につづることによって進みます。

 おかしくなっていくベロニカ。
 ベロニカに近寄る闇の者。

 盲目の修道女だけが、その真実を知っているようです。

 派手さはないながら、堅実な映像で、好感が持てます。

 なんでもスペイン警察が初めて認めた、説明のつかない事件=超常現象、なんだそうです。
 実話ってことですかね。

 そうだとするとかなり怖いです。
 ただ、恐怖をあおるためには、最初に、これは実話を基にした物語である、と言っておいたほうが良いような気がします。


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ブログ開設10周年

2018年01月10日 | その他

  今日でこのブログを開設してから丸10年になります。

 よくもここまで駄文を書き連ねてきたものだと感慨深いものがあります。

 また、私の駄文にお付き合いくださった方々に、深く感謝申し上げます。

 これまでの10年、様々なことが起こり、とてつもなく長い時間であったと感じられます。

 次の10年も、永遠のように長く感じるのでしょうね。

 過ぎてしまえばあっという間、と申しますが、修行が足りぬのか、時間が過ぎるのが早いと感じたことは一度もありません。

 まだまだ更新し続けていく所存ですので、変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。


お屠蘇気分、終了

2018年01月09日 | その他

  正月休みが明け、木金と通ってまた3連休でしたが、それも終わってしまいました。
 お屠蘇気分も終わりです。

 年度末に向けて怒涛の日々が始まるかと思うと、ひどく気分が落ち込みます。

 今日は気分が沈んで、何もやる気が起きませんでした。

 明日以降、気持ちが持ち上がってくれると良いのですが。


お買い物

2018年01月08日 | その他

 今日は小雨がぱらついてしましたが、千葉神社にお参りし、その後千葉そごうで買い物をしました。

 千葉神社、成人を祝う振袖姿の女性や、スーツ姿の男が大勢いました。

 千葉そごうでは、ニューヨーカーでスーツを2着購入しました。
 スーツはブルックス・ブラザースかニューヨーカーで購入しています。

 今着ているスーツ、ほぼ同時期に購入したので、同時に大分くたびれてしまいました。

 仕事着なので、安物を買って着心地の悪い思いをするのはいやですから。

 しかし、2着で18万円ほど。
 痛い出費ではありました。


ブラッディ・ツイン

2018年01月07日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 DVDで「ブラッディ・ツイン」を鑑賞しました。

ブラッディ・ツイン [DVD]
アラーナ・レビアージ,ニナ・キリ,アダム・クリスティ
ギャガ

  
 

 バニシング・ツイン・シンドロームという現象を元に、話を大きく広げたホラーの佳作です。

 売春婦を母に生まれたヘレン。
 母親はヘレン誕生とほぼ同時に自殺しています。

 へレンが交通事故にあい、大量の薬物などで治療をうけてから、彼女に奇怪な現象が現われます。
 どこかに出かけ、体中血まみれになって帰ってきて眠ってしまい、起きると何も覚えていない、など。

 MRIの結果、医師は、バニシング・ツイン・シンドロームであると診断します。
 聞きなれない病名ですが、要するに双子を妊娠し、片方だけが母親のお腹の中で死んでしまう、ということです。

 映画では、その場合、死んだほうが生きている胎児に取り込まれることがある、とされています。

 グーグル先生で調べて見たら、一卵性の場合のみ、生きて生まれた胎児の脳に影響を与えることがある、とだけ書いてあり、取り込まれる、ということは実際にはないようです。

 で、ヘレンのなかで眠っていた姉妹が目を覚ますわけですが、こいつがひどく暴力的、かつ淫乱です。

 男を誘惑しては事の最中に殺してしまったり。

 一見、二重人格のようにも、悪魔憑きのようにも見えます。

 で、ヘレンとその中にいる姉妹が対決し、というお話。

 話が分かりやすく、映像も変に凝っていないので、観やすいし分かりやすいし、そのうえ血がドバドバ出たりして、見せ場もたっぷりです。

 小品ながら、気楽に観られるホラーの佳作に仕上がっています。


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大爆睡

2018年01月06日 | その他

 正月明け、木金と2日働いただけでひどく疲れてしまい、昨夜は8時半に床に着きました。
 深夜3時頃、トイレに起きましたが、その後10時まで眠り続けました。

 じつに13時間半。

 午前中は少し散歩して、お昼を食べたら、ソファで13時から15時まで2時間も昼寝してしまいました。

 どうなっているんでしょうね。

 うつになると眠れなくなる、という人も多いですが、じつは過眠状態に陥る、という人も多いものです。

 私は過眠のほうで、過眠はうつのサインでもあります。

 もっとも、仕事においても、プライベートにおいても、別段ストレスは感じていないので、単なる怠け病というべきで、おそらくは年末年始のだらけた生活が影響しているものと思います。

 これから今年初めての精神科の診察に行く予定です。

 喝を入れてもらわなければなりませんね。


無力感という悪

2018年01月05日 | 思想・学問

 私は生まれてこの方、お金持ちになったことはありませんが、さりとて、お金で苦労した、ということもありません。
 生活には困らないだけの収入は常にありました。

 しかし、テレビのドキュメンタリーなどを見ていると、現代でも、世界にはまともに三食食べられない人々が大勢いることを知らされ、愕然とします。
 食べられない、ということは誠に苦しいことでしょう。

 また、食べられない、というほどではないにしても、私の大学の同級生で、北海道から上京して、奨学生として新聞配達をしながら学んでいる者がいました。
 入学当初は向学心に燃えていることが傍から見ても分かるほどでしたが、しだいに講義中は寝てばかりいるようになり、いつの間にか退学してしまいました。
 その後どうしているのか知りません。
 
 貧しいということは、ほとんど悪と言っても良いでしょう。

 与えられたパンを奪い合い、粉々にして無駄にしてしまう貧しい子供の姿から、ボードレールは、パンを分け合うことすらしない(できない)、人間の獣性こそが悪であるとみなしました。

 アフリカなどで、援助物資を積んだトラックが、停止せずに、ゆっくり走りながら援助物資を投げ与える光景を目にします。
 そうすることで、援助物資を受け取る側は、トラックの後を走らなければならず、奪い合っている暇はない、ということなのでしょう。
 うまいこと考えたなと、思いました。

 そう思うと、援助を受ける側にも問題はあるのだろうと思います。

 しかし、貧すりゃ鈍す、と言うとおり、空腹に耐えがたい状態になれば、人間誰しも冷静ではいられないはずで、それを、人間本来が持つ悪だと見なすのはあんまり酷だと思います。

 悪は、そういう状況を作り出してしまったことと、それを放置していることであろうと思います。
 そういう状況を作り出してしまった、というのは、戦争(内戦を含む)だったり、飢饉だったり、色々と要因はありましょうが、大抵の場合愚かな為政者の失政が主たる原因でしょう。

 しかし、それらの状況を放置している、という意味では、世界がそれを引き受けなければならない問題になってきます。
 例えば北朝鮮。
 あるいはシリア。
 世界はそれらの国に住む人々に対し、有効な手を打てずにいます。
 仮に積極的な介入を国際社会が行えば、悪から民を救おうとして、新たな悪を為すことにもつながります。
 軍事的な介入は犠牲者を増やすに違いないからです。
 ここに至って、善と悪の関係は倒錯し、善=悪という等式が成立してしまうでしょう。
 
 シャルル・ペギーの「ジャンヌ・ダルク 愛の秘儀」という劇作品において、ジャンヌ・ダルクは、フランスから英国軍を追い払え、という神の声を聞き、善であると信じて英国軍との戦いに赴きました。
 しかし、フランス人の多くの虐殺された遺体が、英国軍によるものではなく、フランス兵による略奪や強姦の跡だということを部下のジル・ド・レから聞かされ、悪との戦いという形を取って、善であるべきジャンヌ・ダルク自身が、悪を生み出していると知り、彼女はそのような方法でしか救われないなら、フランスは救われないほうが良い、とまで思いつめます。
 しかも、一緒に戦うジル・ド・レは、悪に悦びが存在していることを隠そうともしないのです。



ジャンヌ・ダルクの愛の秘義
岳野 慶作
中央出版社

 ただ、ジャンヌ・ダルクのような英雄ではない、一庶民としての私が感じるのは、無力感です。

 例えば千円なり一万円なり、あるいは奮発して十万円をボランティア団体等に寄附したところで、大勢に影響なないだろうな、だったら何もしない、という感覚です。
 じつは、この無力感こそが、最も怖ろしい悪なのではないか、と、砂の国の争いや、汚れた星を嘆くテレビ番組などを観ていて、ぼんやりと思います。

 もちろん、それは積極的に悪を為すということではありません。
 むしろ、善良な一般庶民の、普通の感覚ではないかと思います。
 で、あるからこそ、この悪は根深いと言わざるを得ません。

 悪を悪とも自覚できないのですから。

 これは怖ろしいことです。

 しかし悲しいかな、私自身がこの悪にどっぷりと毒されており、身動きが取れません。
 こんな記事を書いておきながら、じつはどうすることも出来ないし、何をするつもりも無い、ということを、私は知っています。
 これを悪と言わずして、何を悪と呼ぶのでしょうか?

 無力感あるいは無関心こそが、人間の真なる獣性なのかもしれません。
 そうであるなら、私もまた、獣でしかありません。
 せめては、おのれが悪にまみれた獣に過ぎないということを自覚することから始める他はありません。


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戦争は政治の延長か、文化か?

2018年01月04日 | 思想・学問

   今日は仕事始め。
 とは言っても、今日・明日出勤すれば3連休なので、なかなかお仕事モードになりません。

 今年は平昌オリンピックが行われ、北朝鮮がどういう対応をするかまだ見えてきません。
 仮にオリンピックに出場して、オリンピックでのテロ行為は行わないにしても、またミサイルを発射したりして、日米韓を刺激し、国際社会で非難されるであろうことは確実でしょう。

 全く厄介な国です。

 かつてクラウゼヴィッツは「戦争論」において、戦争とは、異なる手段による政治の延長に他ならない、と書きました。

戦争論〈上〉 (中公文庫)
Carl von Clausewitz,清水 多吉
中央公論新社

 

戦争論〈下〉 (中公文庫―BIBLIO20世紀)
清水 多吉
中央公論新社

 これは国家と国家が同じような主義の元に互いの利益を追求した場合に当てはまる言葉だと思います。
 例えば帝国主義国家同士が利益をかけて戦う、みたいな。
 二つの世界大戦はそのようなものだったと言えると思います。

 しかし、現代の戦いはそんなに単純なものではありません。
 宗教によるテロだの、民族主義によるものだの。

 オセチアと南オセチアが戦争している、なんていう話は日本人には理解できませんが、大抵、どこの地域でも隣国とは仲が悪いものです。

 ホイジンガという学者は、戦争は政治の道具以上のものであり、文化的に決定されたゲームのような性質を有している、と喝破しました。

 そもそも、戦争という行為は、それが悪であっても、人類の普遍的な営みだと言え、そこにはそれぞれの文化や宗教、基本的な物の考え方が深く影響していると思われます。
 また、政治の延長、とするには、あまりに情緒的な面を強く持っています。
 敵への憎しみだとか、自国の名誉だとか。
 だからこそ、軍人には勲章を与えるなどして、その名誉を讃えるのでしょう。

 そうすると、互いの利害を調整するだけでは、戦争を防ぐことは出来ない、ということになろうかと思います。

 対立する相手の言語や文化、宗教や歴史を学ぶことが死活的に重要になってくるでしょう。
 相手の思考パターンを知り、何が相手に戦うことを決意させるのかを推測する、その材料が必要です。

 もちろん、政治的な利害の調整も必要ですが、それに加えて、戦争を人間の文化の一つとして捉えることで、互いの文化への理解を深め、力による抑止と併せて、文化による抑止を、これからの指導者は模索していく必要があるものと思われます。


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富岡八幡宮

2018年01月03日 | 散歩・旅行

  年末年始のお休みも今日で終り。
 特に予定も無かったので、殺人事件でミソがついた深川の富岡八幡宮と、すぐお隣の深川不動に出かけました。

 寒風が吹いていましたが、多くの的屋が見せ店を連ね、深川は大層な賑わい。

 特に深川不動は歩くのに難儀するほどでした。



 お隣の富岡八幡宮、そこそこの人出でした。
 深川不動尊との大きな違いは、写真を撮っている人が多かったこと。

 また、ラジオ番組のスタッフから事件についての意見を求めるインタビューを受け、当たり障りの無いことを言っておきました。



 私も悪趣味ですねぇ。


里帰り

2018年01月02日 | その他

   今日は新年の挨拶のため、江戸川区の実家を訪れました。

 千葉市の自宅から車で35分ほど。
 そう遠い距離ではありません。

 車なのでノンアルコールビールで乾杯し、昼をご馳走になりました。

 甥や姪も順調に成長している様子。

 我が実家は安泰のようです。


おめでとうございます

2018年01月01日 | その他

 明けましておめでとうございます。

 昨年は特に変わったことのない、平穏な一年でした。
 今年もそうであって欲しいと切に願います。

 また、このブログをご愛読くださる方々にも、幸多い1年であることを願います。

 今日は昼から千葉駅ちかくのホテルで宴会。

 面倒ではありますが、浮世の義理というやつです。