ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

おかえり 横道世之介

2024年06月05日 | 文学

 今朝はなんだかひどく体が重く、起き上がる気が起きなかっので、思い切って休暇を取りました。
 あらかじめ申請してあった休暇と違い、何となく罪悪感がありますが、仕方ありません。

 重い頭でベッドから出ずに読書しました。
 かねて読み進めていた「おかえり 横道世之介」を読み終わりました。

 前作では18歳から19歳にかけての、大学1年生という設定でしたが、続編では24歳にして就職に失敗し、バイトとパチンコに明け暮れながらぼんやりと写真家を目指す姿がゆるーく描かれています。

 舞台が小岩のせいか江戸川区出身の私には親しみやすい物語でもありました。
 いわゆる良い人であることが唯一の取柄のゆるーい横道世之介、それでも生きていかなければなりません。
 
 死なないかぎり生きていかなければならないのは当然のことで、私もまた、あと30年だか20年だか生きなければなりません。
 現役で働いている間は難しいと思いますが、退職したならば、自己実現を目指そうと思うのも、誰もが同じことなのかもしれません。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする