ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

幸福度

2016年06月13日 | その他

  わが国は先進国のなかで、最も幸福度が低いそうです。

 幸福度はGDPが高いほど上がるという俗説があるそうですが、米中に続く高いGDPを誇るわが国ですが、その俗説を見事に粉砕してくれちゃっています。
 お金がなければ幸福度が上がるはずがありませんし、ある程度の収入は幸福感の最低の条件だろうと思います。

 お金で幸せは買えない、と言う人がいて、一面の真実であろうとは思いますが、おそらくそういうことを言う人は既にお金持ちなんだろうと思います。
 お金持ちによる、お金があるからって幸せなわけじゃない、という率直な感想でしょうね。

 しかし私たち一般庶民は、大金が入れば嬉しいし幸せだろうなと、空想してしまいます。

 お金が手に入ったら、次に欲しいものは時間でしょうねぇ。
 自由になる時間というのは、何事にも代えがたいもので、もしかしたら最低限生きていけるだけの収入があれば、それ以上のお金よりも、時間が欲しいかもしれません。
 仕事が暇な時でも一日8時間、お昼休みや通勤時間も含めると、毎日10時間以上拘束されているサラリーマンには、たっぷり時間があるというのは、とても贅沢な感じがします。

 9か月もの長期病気休暇を取ったとき、朝ゆっくりできることや、本を読んだりDVDを観たりして一日を過ごせることはなんと素晴らしいことかと思いつつ、そこは精神障害ですので、復帰への焦りとか不安が押し寄せてきて、結局毎日憂鬱でした。
 それに自由時間と言ったって、特に病気休暇の初期はひたすら眠ってばかりで、楽しいわけではありませんでした。

 やっぱり健康で、お金があって、時間を自由に使えるというのが、最高に幸せなんでしょうね。

 普通のサラリーマンがそういう状態になれるのは、65歳までしっかり働いて、年金を満額もらえるようになって、リタイアしてからのことでしょう。
 但し、今の年金制度が破たんしなければ、という条件付きです。
 年金制度が破たんして、死ぬまで働かなければ生きられないとなったら、絶望的な気持ちになるでしょう。

 きちんと勤め上げて長生きすれば夢のような時が待っていると、嘘でも良いから思い込むことは、将来への希望につながり、今現在の精神衛生にも良い影響を与えるに違いありません。

 それには一にも二にも健康が大切。

 65歳まで働いて税金や保険料を納め、もらう側になった途端に亡くなってしまうというのが、きっとお国のためにはなるんでしょうけれど、それではまるで奴隷の一生。
 何が何でも長生きして、貰えるものを貰いたいと切に願います。 


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