マル鉄・鉄道写真館

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583系:特急「雷鳥」

2011-03-17 06:35:00 | 国鉄・JR特急列車
583系:特急「雷鳥」


特急「雷鳥」は、昭和39年10月の改正において、東海道新幹線の開通とともに誕生した特急列車です。
特急列車としては初となる、交直両用型の481系が使用された、当時としても画期的な列車でした。ここでの成功は、東北本線への電車特急の誕生、山陽から九州への乗り入れの速達化に貢献しました。

昭和53年10月改正より、予てから余剰となっていた583系を使用することになりました。通常、583系はその車両の特性から、夜行列車と昼行列車を連続した運用で効率良く使われる運用が持たれますが、「雷鳥」の運用に限っては昼行のみの運用となっており、臨時急行への間合い(又は予備)を除いては、極めて稀なケースとして特筆されます。



昭和54年3月27日 大阪駅にて

九州旅行の帰り道、夜行の乗り継ぎで立ち寄った際に逢った初めての583系「雷鳥」。
当時はそのことを良く知らなかったもので、驚きと喜びを隠せませんでした。
開閉型のタイフォンを持つクハネ581は、元東北特急「はつかり」誕生時に製造され、クハネ583の誕生とともに西へと異動した車両です。



昭和55年8月 大阪駅にて



昭和55年8月 東海道本線 神足(現長岡京)~山崎間にて

キハ181系「やくも」の撮影行に際して立ち寄ったときの写真。2枚しか撮っていませんが、4往復設定されていた頃なので、出逢う確率が高かったようですね。
開放型タイフォンの形状は2種類あり、大阪駅での写真の方はタイフォンの周りにもう一つの輪(枠?)が付いており、下の走行写真の方は面一のスッキリした形状となっています。



昭和57年8月8日 富山駅にて

多分、最後に会った583系「雷鳥」です。後追い撮影で、最後尾は1枚目の写真と同じクハ581の元東北特急仕様の車両です。ブレてしまっているのが残念。
左側に写っているEF701000番代も懐かしい。

583系「雷鳥」は、昭和60年3月の改正により定期運用が消滅することとなりますが、臨時列車としてはその後も暫く活躍していたようです。



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