マル鉄・鉄道写真館

鉄道・バス・航空機・はたらくクルマなど、乗り物全般の歴史をご紹介しています。

153系~:関西圏「新快速」

2011-03-04 00:30:00 | 国鉄・JR快速列車
153系・117系・223系:「新快速」


「新快速」と言えば、京阪神を代表する国鉄時代からの看板列車です。その昔、関西急電に始まる料金不要の俊足列車は、京阪神を結ぶ輸送網の要であり、常に最先端の車両が投入されるほど重要な位置付けを与えられています。



昭和54年3月 京都駅にて 折り返し停車中の姫路行き153系「新快速」

113系から波及した元祖「新快速色」です。ライトグレーをベースにスカイブルーのラインを入れたデザインは、当時としてはかなり斬新なカラーリングであったと思います。
小学生の頃から知っており、関西に行くことができなかった小学生時代は憧れの車両・塗装でした。
153系新快速としては、既に終盤となっていました。



昭和55年8月 京都駅にて 117系「新快速」

老朽化した153系に代わり、新性能車としては専用の車両である117系が誕生しました。転換クロスシート(新幹線0系と同じ仕様)の採用は、料金不要の列車としても破格の対応です。



昭和55年8月 東海道本線 神足(現長岡京)~山崎間にて 117系「新快速」

153系への思い入れがあったため、それほど執着心が湧いた車両ではありませんでしたが、この2枚だけは撮影していました。シカトしていなくて良かったです。



昭和55年8月 京都駅にて 117系「快速」

通勤時間帯には「快速」として使用されていました。2編成併結の12連運用もあったようです。



平成20年4月22日 新疋田駅構内にて 223系 「新快速」 3138M

時代はずっと飛んで平成も20年。間に221系を挟んで、さらに223系へと発展します。



新疋田駅にて 223系 「新快速」 3146M

なによりも大きな転機になったのは、北陸本線の敦賀までが直流電化になったこと。それまでは乗り換え無しに京都・大阪に行くことができなかった同地区において、新快速に乗れば直通で姫路まででも行けるようになってしまった訳です。
運用距離が長くなった分、車両も追加が必要になってしまいますね。

今ではまたさらに進化した車両が新快速に投入されており、非常に世代交代が早くなっています。その分、使い道のある車両の押し出しが活性化され、国鉄時代の老朽車両の淘汰にも役立っていると考えられるかもしれません。


にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道写真へ
にほんブログ村


追加画像

昭和49年8月 大阪駅にて 153系低窓 「新快速」

本当に申し訳ないほどのクソ画像ですが、小学生の時、大阪駅で撮影したものです。
ポケットカメラで、さらに小さく写っているものを無理矢理切り取ってみました。
こんな画像ですが、私的には唯一の低窓「新快速」。ちゃんと写っていたらどれだけ喜べたことか・・・。