マル鉄・鉄道写真館

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101系・103系:赤羽線

2011-03-12 00:30:00 | 国鉄・JR普通列車
国鉄:赤羽線


赤羽線は、東北本線赤羽駅と山手線池袋駅を短絡する路線を指します。
元々は赤羽~池袋~新宿~品川間において「山手線」と開業した経緯があり、のちに池袋~田端間が開業したことで池袋~赤羽間が支線のようなかたちで残りました。
赤羽線は営業規則上の正式な名称ではなく、山手線として定められていましたが、昭和47年に正式に「赤羽線」という独立した路線名になりました。

現在は「埼京線」の一区間として案内されていますが、「埼京線」という名称も正式な路線名ではなく、大宮~武蔵浦和~赤羽間は東北本線、赤羽~池袋間は赤羽線、池袋以南は山手線となります。



昭和48年頃 板橋駅にて

この時代、山手線は既に103系化されていましたので、101系のカナリヤイエロー車は赤羽線の専用車両でした。
しかし、元々は山手線自体がカナリヤイエローの101系により新性能化されましたので、ある意味、赤羽線に使っていた車両がオリジナル車であると言えます。



昭和52年頃 赤羽駅にて

こちらは赤羽駅で撮影したものです。101系の運用もそろそろ終盤となった頃でしょうか?
短区間の折り返し運転のため、首都圏では珍しいタイプの方向幕が使用されていました。



昭和54年8月頃 赤羽駅にて 103系 カナリヤイエロー編成

赤羽線は比較的早くに103系化されました。編成が少なかったこともあったのでしょう。
101系時代にも103系ウグイス色車が代走されたのを見たことがありますが、オールウグイス色が普通であり、このようなオールカナリヤイエローの編成はこの時代以降くらいでした。



昭和54年8月頃 赤羽駅にて 103系 混色編成

むしろこんな混色編成の方が一般的だったような記憶があります。中間車も全部非冷房車。
埼京線と直通運転が始まるまでは8両編成でした。



昭和54年8月頃 赤羽駅にて 103系 ウグイス色

違和感がありますが、フツーに走っていました。



昭和56年 赤羽駅にて

この頃になると、新幹線関連の工事が始まって来たようです。
赤羽線は5番線のみの1本折り返し使用であり、反対側の6番線は、赤羽線を経由して大宮方面に抜ける下り貨物列車の専用通過線として使用されていました。


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