ステージおきたま

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シニア演劇学校5期生 今年のダンスは『Think』

2016-06-22 11:01:47 | アート・文化

 シニア演劇学校定番となったダンス、今年はアレサ・フランクリンの『Think』だ。古い、古い、1968年だって。50年前!でも、全然擦り切れてない。ただし、使うのはジョーン・オズボーンがカバーしたもの、でもこっちだって、2002年、もう15年近くも前だ。いいんだ、どんだけ年数経ってたって、名曲は名曲、歌には力がはちきれてる。

 歌詞の方は、僕の英語力では解明不能だが、女と男の歌で、「ちょっと、あんた、あたしの扱い、考え直した方がいいよ」「あんたなんて放っておいて、あたしら、どんどん自由になっちまうんだから」って感じに受け取ってんだけど、間違いかな?シニア5期生に英語の先生もいるから正しく訳してもらおう。でも、こういうロックの歌詞って独特だから、先生にも難敵かもしれない。いいんだ、曲から伝わるインパクトが大切なんだ。

 5期生は女性6人、男性1人。いつも以上に女性優位だ。しかも、女たち、みんな元気がいい。この舞台から、また新たな人生掴んでやる!って気迫がずんずん伝わってくる。男なんか押しのけて、ぐいぐい前に進んでいく曲のイメージとぴったりだ。責められ追いやられる男1人には同情を禁じ得ないが、まっ、今どきのアマチュア芸術シーンじゃありふれた光景だから。

 2回目のダンスレッスン、いよいよ、この曲の振付に入って来た。かなりアップテンポで激しい曲なので、心配したが、さすがに鏡先生、シニアの身体状況をよく理解して、無理なく踏めるステップを考えてきてくれた。5期生の方も、みな覚えが早い。70歳を超える人たち、どうかな?って心配もあったが、なになに、やってみれば、年下の仲間よりも体の切れ味いいじゃないか。今回もラストは全員そろったエンディングポーズ、1分間で相談してまとめ上げた。このあたりのまとまりの良さ、コミュニケーション力の高さ、これから舞台作りに生きてくるに違いない。あっ、真ん中の男、事務局G、今年も舞台に出る。1人Vサインんかしちゃって。

 ダンスが決まった、となれば、台本の方もそろそろ目鼻立ちはともかく、輪郭くらいは描いていかないと。『Think』この曲が引き寄せてくれるイメージ、それを追って行けば、なんとか書けそうな気もしている。大切に育て花咲かせ、それぞれの宝物となって大切にしまわれるような作品を作ること、それが僕の果たすべき役割のほとんどすべてと言っていい。締め切りは盆明け、そろそろ、頭を掻き毟る時が始まる。

コメント
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