ステージおきたま

無農薬百姓33年
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がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

足、攣りそう!?東根ハーフ

2016-06-03 08:52:43 | ランニング

 不安だ!走り切れるだろうか?足が攣りそうな嫌な予感がする。東根の果樹園の中を顔をしかめつつ歩く姿が目に浮かぶ。東根、沿道の応援多いから、歩いたら辛いよなぁ

 ハーフマラソンでこんなに自信喪失に陥ったのは、長井で初めて走った3年前以来だ。その後、年4回はハーフを走り、フルも3回完走した。ハーフでは走るたびに記録更新ってわけではないが、2時間を切れなかったのは、前回の東根と多賀城仙台港ハーフだけ、まあ、2時間は切って当たり前、完走への不安なんてあり得ない。自惚れや慢心ではなく、そのあたりが自分の今の実力なんだと思っていた。だから、4月末の郡山10マイル(16㎞)も5月半ばの長井白つつじマラソン10kmも、ほとんどトレーニング無しでも目標タイムはクリアすることができた。

 それから3週間、春シーズン最後の東根ハーフ、いかんいかん!と思いつつも、ついに一度も走ることなく本番を迎えようとしている。そう、もう1か月以上ランニングしていないのだ!なんせ、忙しい。まずは台本、何とか書き終えて、田植えの準備から田植え、それが終われば、菜の花座公演、よしっ、今度は走れるぞ、と意気込んだら、ハウスの片づけ、野菜の苗植え、大豆畑の堆肥撒きと耕耘と、一人農業は息する間もない忙しさだ。

 時間がないって避けがたい事情ももちろんあるが、農作業してるからな、という安心感も無いわけじゃなかった。堆肥を散布し、肥料を撒き、田んぼのどろどろの中を歩き回り、草取りに腰をかがめ、草刈り機をぶん回し、走り回るように働く毎日、こりゃ足腰鍛えられているに違いないさ、こんだけ疲れ果ててんだもの。体を目いっぱい動かしている自覚があったから、まっ、少しはトレーニングの代用になってるはずだ、いざとなりゃ百姓パワーで完走だ!そう思い込んでいたんだ。

 本番を4日後に控え、さすがに不安になって、ちょっくら10㎞くらい走っておくか、とハーフ2時間のペースで走ってみた。辛い!7㎞過ぎて足が一気に重くなった。後半ペースを上げて、なんて思惑はすっ飛んで、5分45秒/kmを守るのが精いっぱい、それでもなんとか走りとおせた。まあ、この調子なら、2時間切りは難しくとも、完走は間違いなしじゃないか、と、楽観。ところが、その夜、太ももが張って、痛みが出て来た。翌日になっても痛みと張りは消えない。ええーっ?あれくらいで筋肉痛?しかも翌日持ち越し?!あり得ない!これまでハーフ走ったって、フル走ったって、翌日には疲労回復、筋肉痛に悩まされるなんてことはなかったのに。

 走る筋力と仕事で蓄えられる持久力とはまったく別物、わかっちゃいたけど、改めて思い知らされた。それと、急速な老化?!いやいやいや、そんな妄言に惑わされちゃいかん。まだまだ出来る!まだまだ走れる!ただ、常に鍛錬を続けないと、筋力の減退も素早くなっているってことだ。怠け者の筋肉め!あっ、怠け者は自分か。太ももの太さなど、触ってみなくとも、ズボンをはいた感じでげそっと細くなったのがわかる。年取るほど日々の精進を甘く見てはならない、ってことだ。

 10㎞走から2日たって、まだ、痛みも張りも抜けない。さて、どうしたものか?今日、明日の過ごし方。休養につとめるべきか、迎え酒よろしく、悲鳴を上げる柔な筋肉に走って宣戦布告を叩きつけるか?思い悩むところだが、まずは農作業か。水路から水があふれて、畑の一部が水田化しつつある。そいつをなんとかしなくっちゃな。土木工事しながら、体と相談することにしよう。

 

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