ステージおきたま

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本番1週間前、装置完成!って大丈夫??

2015-12-15 08:43:31 | 演劇

菜の花座第35回公演『不幸せくらべ』、本番まであと1週間を切った。もう本番?あまりに、早い!あまりに、時間無さ過ぎ!

 それもこれも、シニア演劇学校公演との兼ね合い。いろんな事情が重なって、順繰りに押して押して、こうなった。シニア公演と同時進行で稽古は進めていたとはいうものの、やはり本格的に始まったとは、12月に入ってから、てことは、本番までわずか3週間しかないってことだ。菜の花座の皆さん、ご迷惑おかけしています。ここは一つ、底力見せてちょうだいよ。

 装置作りの方も、プラザの搬入口をお借りする関係で、ぎりぎり1週間前のこの日程になった。朝から夕方までで、すべて完成させ、できれば、舞台も組んでしまいたい、なんて、強欲張りの計画だ。

 しかも、舞台は抽象舞台!2mと3m高さの正三角柱を作り、各面を異なった装飾にする。底にキャスターを付けて回転可能にし、これを回すことで、異なったシーンを演出するという趣向だ。各面の飾りつけは装置担当者が事前に考えてきたとは言っても、実際にやってみないことにはわからない。フレームを作りつつ、中のデザインも確定し、しかもそれを実際に組み込んでいく。それをわずか1日でやつっけようって言うんだ。かなり無理がある。でもやるしかない。ありきたりの壁パネルとか、何もないがらがら舞台なんて、芸の無いことはしたくないのでね。

 まずは、フレーム作り。できるだけ軽量にしたいので半割で作り、筋交い等の補強も最小限にとどめる。台車はツーバイフォーの重たい材木を使用して重量増し、安定させる作戦。なんせ、のっぽの装置だから、転倒が心配。さて、ここからだ問題は、使える材料は、千代紙、ラティス、ボード、布、障子紙、いずれもこれまでの公演で使った資材の残りものだ。これでなんとかする。さぁ、装置さん、頭の使いどこだよ。

 ああだこうだと相談しながら、最終的には、千代紙とボードで一面、

障子紙を貼ってその裏にラティスを仕込む方法で一面、

最後の一面は2種類の布で飾り窓風に仕上げた。

 うーん、なかなかいい!担当者も、できるまではかなり不安だったようだが、仕上がりにほぼ満足の様子だ。

 この中に照明の灯体を仕込んで、中からも外から光が当たるようにして、印象的にシーンを彩ることになる。中に灯体を入れて回転させられるかどうかという難題は残っているが、まずは、作り上げた。予定の時間、17時、いっぱい!まだ細かい作業は残っているが、とりあえずここで装置に関しては作業終了。舞台の立て込みに入ることにした。で、舞台についてはまた日を改めて書こう。お楽しみに!

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