ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

今年の米加工品講習はごはんワッフル!

2015-12-07 08:53:20 | 地域文化

 川西町の6次産業推進室主催の米加工品作り講習会、今年も講師ってことで。

 3年目、もうアイディア切れだから、別に人材だっているでしょ、って断り続けたんたげど、どうしても頼む!って食い下がられて、仕方ない、もし新製品ができたらってことで、返事は保留。その後、ワッフルを試し、ドーナツを試作してみて、これなら行けそう、ってことでお引き受けした。

 参加者は町内外から12名ほど、ただし、第一回のワッフル作りは、都合のつかない人が多く半数6名の参加だった。前々回のごはんパンも美味しくて、未だに注文を受けて作ったりしている。昨日も県北の友人から、送料掛かったっていいからぜひ欲しい!って頼まれて焼いたし、明後日は定期的に食べてくれてる人たちのために食パンと菓子パンを焼く。商売にする気があればきっと評判になるんだけどなぁ。だれかやらないか?

 ごはんワッフルはさらに有望だ。まず、ごはんの使用量が小麦粉と同量、米としてもかなりの消費量になる。これ、農家にとっちゃすごい魅力。米に付加価値付けられるわけだから。焼き上げ後の老化が遅く、数日経っても温めれば十分に美味しくいただける。パンと違って、発酵の手間がかからない。わずか数分で焼き上がるので、店頭で焼きたてを売るのも魅力的だ。だれか、お店出したらいいのに!って思いで、作り方をお伝えした。

 いたって簡単。生地を作り若干発酵させたら、後はワッフルメーカーで焼くだけ。片面1分30秒だから、3分で2枚、手慣れれば1時間で30枚くらいは楽に焼き上げられる。商売するなら、一度に何枚も焼けるワッフルメーカーとかもあるので、倍以上のスピードで焼き上げが可能だろう。焼きたてを街頭でかじりつけば、もっともっと美味しい。

 参加者にはできるだけ沢山、成果を持ち帰って欲しいと思って、1グループ2名に、ごはん量で500gの分量でプレーンとココアを焼いてもらうことにした。生地を仕上げるのは至って簡単、ごはんに卵と牛乳、砂糖を加えてフードプロセッサーでお粥状にしてイーストを混ぜた小麦粉に加えて軽く攪拌、さらに溶かしたバター・マーガリンを混ぜ込んで出来上がりだ。

 後は焼くだけ。これが意外と大変だった。ちょっと欲張ったお陰で、30回を越す焼き上げ操作!ひたすら同じ作業を繰り返す。僕が試作した時は、焼き上がり→製品取り出し→生地の絞り込み→火にかける、この中間動作がほぼ20秒以内で終わったので、量が多いとは言っても、2時間くらいで焼き上がるはず、と見込んだのが大間違いだった。慣れない作業、丁寧な仕事ぶり、想定を大幅に越えて、講習終了は5時直前になってしまった。

 でも、遅くまで頑張った甲斐あり、一人で袋にぎゅうぎゅう詰めにして持ち帰ってもらえた。次回は一週間後、今度はごはんドーナツ、これがまた、すこぶる美味しい!ってことで、今からで参加できるそうだから、よだれが垂れそうな人は、川西町役場まで問い合わせを。

 

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