どうなる善光寺の御開帳や観光への影響。
日本での新型の豚インフルエンザの感染が確認された人は増え続け、19日午前11時現在で173人となりました。
これまで兵庫県や大阪府の高校生が中心でしたが、感染者と接点が見当たらない社会人も相次いで感染が判明したことから、今後、全国各地への影響も懸念されます。
こうした中、様々な会合に出席すると必ずこのことが話題となります。
特に、皆さん共通して言われることは、長野は善光寺の御開帳で関西も含め全国各地から多くの方々が訪れ、その折りに本尊と繋がれた回向柱に手で触れて頂いていることから、感染者が出るとすれば次は長野ではないか。また、全国に感染が拡がったとしても善光寺が感染源になるのではないかとうことです。
この点について、18日に開催された長野市商工会総代会に出席した鷲沢長野市長も、市としては「市主催の学校等の海外との交流事業は延期することにした。でも、今後事態が拡大し、御開帳に水を差すことにならなければ良いがと願っている。」との趣旨の挨拶を行いました。
県は、この事態に電話相談体制等の強化をしましたが、県には毒性の強い鳥インフルエンザ対策等を想定した「新型インフルエンザ対策行動計画」が定められていて対策を行っています。
この計画によると、1~4段階の内、今回の事態は「第三段階」相当前の微妙な状態であると言えますが、外出や集会の自粛等にまで対応が過剰にならないことを願っています。
この事態に対し国は舛添厚生労働相が「政府の専門家諮問委員会から新型インフルエンザは季節性と大きく変わらないとの報告を受けたとして、週内にも対策を切り替える方針を示した。軽症患者の自宅療養などを検討する。舛添厚労相は、致死率の高い鳥インフルエンザを前提とした政府の行動計画は実態に合わないとし、軽めの症状に合わせた形の対応に変えたいと述べた。」(時事通信)との報道もされたことから、余り苦にすることはないと思います。
現実に、感染が進んでいるアメリカでは大リーグの試合が予定通り行われ、昨日行われたマリナーズ対レットソックスの試合をNHKで見ましたが、マスクをしていない観客で球場は満員でした。
でも、新型インフルエンザにかかりたくない方は、予防のためマスクをし、丁寧な手洗いを行うなどの日常的な対策が必要です。
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