マスクの確保をどうするか。
一昨日から新型インフルエンザに備え、マスクを買いに近くの薬局やドラックストアー、スーパーへ行きましたが、売り切れでありませんでした。
お聞きすると最近、「入荷しても直ぐに売り切れてしまう。こんどはいつ入荷するか分からない。」とのことでした。
遂に神戸、大阪に続き滋賀、東京でも感染者が出ましたが、何時、長野で感染者が出ても不思議ではない状況です。
20日、厚生労働大臣は「新型インフルエンザが弱毒性と見られることを踏まえた新たな対応策をまとめる」としており、冷静な対応が必要ですが、ただ、マスクについては長野でも品薄の状態が生まれており見つけた時に購入しておいた方が良いようです。
このマスクが不足している原因とマスクが無い時の予防方法について5月20日の朝日新聞のHPに「マスクが買えない 薬局空っぽ、ネットでは高値取引」との見出しで、下記の内容の特集記事が掲載されていました。
少し長くなりますが、参考になりますので紹介します。
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■「マスク・パニック」のような状況が起きている。神戸で新型の豚インフルエンザの国内初感染が確認された16日から、兵庫、大阪を中心に店頭から消え始め、品薄地域は一気に全国に拡大した。入手方法はあるのか。入らなかったらどうすればいいのか。
神戸市東灘区に住む会社員の女性(44)は20日朝、大阪へ向かう通勤電車で肩身の狭い思いをした。乗客の8割ほどがマスクをしていたのに、自分はしていなかったからだ。「非常識と思われているようで。でも、品切れで手に入らない」。大阪府豊中市の会社員の男性(37)は高松市の知人に買って送ってくれるよう頼んだが、「どこも品切れ」との返事。会社からマスク着用の指示が出ているのに「どうしようもない」。
19日現在、大阪、兵庫の都市部の薬局や百円ショップ、大手スーパーなどに尋ねたところ、ほとんどが品切れで、「入荷未定」の店も多い。メーカーの在庫そのものがほとんど底をついているためだ。
医療品メーカー大手の興和(東京)によると、5月上旬だけで例年の5月分の約40倍のマスクを出荷。従業員に残業を頼み、休日返上で生産を続けているが「とても追いつかない」という。
「季節はずれ」であることも事態を悪化させている。マスクは、風邪のはやる秋から花粉症対策の3月まで大量生産し、4、5月は端境期。工場のラインを休ませたり、工員を減らしたりして生産量を4分の1以下に落とす。急に増やそうにも、人も資材も確保しきれないのだ。メーカー41社が加盟する日本衛生材料工業連合会によると、マスクは国内で年間約20億枚消費されている。3月末で在庫が計1億枚あったが、現在はほぼない状態という。
品切れは近畿圏にとどまらず、18日ごろには全国に拡大。売り切れで入荷のめどが立たない福井市の薬局は「石油ショックでトイレットペーパーがなくなったときのような騒ぎ」。秋田県で店舗展開する佐野薬局も「入荷してもすぐ売れてしまう」という。
マスクは手に入るのか。
大手ドラッグストアチェーンの店舗は、しばらくの間は少量でも入荷があるようだ。多くが海外で新型インフルが話題になり始めた4月から大量に仕入れ、各店舗に少なくとも週に数回、数十個ずつは出荷できている。入荷予定は各店に問い合わせればわかるが、予約は受け付けないところが多い。
大手コンビニエンスストアも在庫を確保しており、今のところ商品が回転している。入荷は少量だが、問い合わせれば予定を教えてくれる店もある。
インターネットはどうか。「楽天」では、在庫がある店舗でも、高価なマスクしか残っていないことが多い。ヤフーオークションでは「新型インフルエンザに有効」などとアピールする品に入札が集中。16日夜に出品された「医療用マスク」50枚1箱は64件の入札があり、開始価格1980円が1万7千円で落札された。神奈川、千葉、札幌など、感染が広がっていない地域からの出品がめだつ。
滋賀県立大の山田明教授(臨床ウイルス学)の話
マスクは、感染者がせきをしてウイルスを周囲にまき散らすのを防ぐという点で一定の効果がある。外からの感染を防げるかどうかは意見がわかれている。手に入らないからとあわてる必要はない。手洗い、うがいの励行のほか、肝心なのは人ごみに出ないこと。外出時は自家用車で移動する、ラッシュの電車・バスに乗らない、時差通勤をするなどの対策が有効だ。
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