たけちゃん活動・生活日誌

県議としての活動に追われてきましたが、引退後の生活の様子や、感じていることを発信しています・・・。

長野県警の組織再編整備計画(案)

2009年05月16日 | Weblog

かなり、もめそうな気配です。


 5月13日(水)の信濃毎日新聞の朝刊に「県警、3署の統合案 南佐久、望月を佐久、丸子を上田へ 」との見出しで、次の記事が掲載されました。

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 県警は12日、佐久市内の南佐久署と望月署を佐久署に、上田市内の丸子署を上田署にそれぞれ統合し、現在の県内25署を22署とする警察署の再編整備計画案を公表した。市町村合併後の行政区域と警察署の管轄のずれを解消するとともに、休日や夜間の当直態勢を強化する狙い。来年4月実施を目指す。
 今後、県民意見の募集を経て9月に成案をまとめ、県が県会12月定例会に関係条例の改正案を提出する。
 計画案によると、現在の南佐久、望月、丸子各署は統合後、「分庁舎」として大型交番を置き、警察官7人以上を配置。当直態勢も敷く。丸子には本部の分駐隊、南佐久には自動車警ら班と本部分駐隊を配置し、望月には運転免許センターの設置を検討する。
 統合により上田は現在の署員171人から約200人、佐久は110人から約180人の態勢となり、現場への配置強化などが図れるという。
 このほか、東御市北御牧地区(旧北御牧村)は管轄を望月から上田に移し、同市東部地区(旧東部町)との間で管轄が異なる状況を解消。上伊那郡辰野町は岡谷から同じ広域圏の伊那へ移管する。
 計画案では将来構想として、警察官の不在状態を解消するため、交番を原則7人以上の態勢とすることや、県警本部に地域の警察活動強化を担う「地域部」を新設することも掲げた。
 警察署再編については今年2月、「県警組織のあり方を考える懇話会」が「署の管轄は市町村の行政区域を分断しないことを原則とする」などとする最終意見書を県警に提出していた。

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 実は、この「再編整備計画(案)」については公表される前に、県警本部から該当する地元議員や市町村長、議会各会派の代表や幹事長、総務警察委員等に事前に丁寧な説明がされ、私も説明を受けました。
 しかし、5月13日の会派の団会議で該当する地元議員の意見を聞くと、今年12月議会に提案するとしている「組織改正の条例改正案は、このままでは否決すべき。」などの意見が出され、地元では大きな問題となっているようです。
 確かに、統合により警察官の人員増や将来交番の体制を強化し、運転免許センターの設置を検討すると言われても、既存の警察署が統合され「分庁舎」(大型交番)となる訳ですから、不安を抱くのは当然です。
 
 平成の大合併が推進され、合併によって県組織との違いが生じ、こうした組織再編は予想されたことですが、いざこの問題に直面した関係県民の意見を注視したいと思います。
 また6月議会は、この問題が地元議員を中心として県警本部との真剣なやりとりが行われると思いますが、そのやりとりに注目したいと思います。
 
 「組織再編整備計画(案)」が公表された後も、5月15日に私の居住地の所管である警察署の署長が説明に訪れましたが、私からは以上のようなお話しをした上で、最終的には該当する地元議員の対応を尊重することや、さらなる人員の増員、運転免許センターの南信への設置等について意見を申し上げました。
 この課題について、皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

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