桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

初痴漢

2014-09-21 | Weblog
いやあ、ビックリ。
初めて目の前で痴漢を見た。
大体、7人席には4名。3人席には2名くらいの人数しか乗らない車内に入って来た男性。俺の目の前に座り、居眠りする女性の隣に座った、が、妙に組んだ手が怪しい。俺の目を気にし、隣の女性との位置を測る感じなのだ。
まあ落ち着いたので目を離してブログを書いてるのをやり、送信して目を上げたらば、なんと右手は女性の腿に乗っている。
俺が「なにやってんだ、おい!」と、聞こえるくらいに声を出したらば、パッと手を離して、狼狽えたように目を閉じて居眠りの振りを始めた。
今も居眠りの振りをしているが、今度は右肘を女性に、明らかに触れさせている。女性は目を開いたが、俺が見つめても反応しないので黙っているけど、いるんだねえ、痴漢。
でも、触って、何が楽しいんだろうなぁ。病気なんだろうけどね。

今日の東京新聞

2014-09-21 | Weblog
山口法政大学教授のコラム、雑誌「創」篠田編集長の批評、いいねぇ。
山口教授は、今、「廃刊しろ!」などと騒ぎ立て、自分の新聞読者を増やそうと画策している新聞社に対して、「同じように誤報を垂れ流しているだろうに」と批判している。朝日の誤報を攻撃する新聞社が悪質なのは、政治権力の言いなりに誤報を書いて反省もしていない点だ。安倍首相が「福島原発の汚染水は、完全にブロックされている」と、全世界に向かって偽りを宣言した。あれから何ヵ月だろうか、凍土作戦とか言われた手法も、未だに実現の見通しはないし、地下水からの汚染水の垂れ流しは、誰が考えても明らかだろう。
安倍虚言を大々的に報じた、かの新聞社は「虚言だった」と訂正したろうか。
放射能汚染の実態を隠蔽して日本の名誉を守っているから、その誤報は許されるとでも考えているのかも知れないが、先ず己れの頭のハエを逐わないとねぇ。
池上氏が週刊誌に書いた「罪なき者、石をもて打て」を紹介した篠田編集長も、同じように他社の過失に乗じた見苦しい新聞社や週刊誌を批評しているが、朝日の誤報が由々しき問題であることは事実であっても、冷静さを欠いた報道は、自らに降りかかって来る問題でることを諭す。
一過性狂騒病質を持つ日本人は、一度事故があれは命を危うくして故郷を奪い、生活を奪う原発事故に付いても、もう終わったように鎮まったけど、社会の「ボクタク」たるべきマスコミが、同じように狂騒を振り撒いて、どうしようと言うのだ。日本には権力に寄り添うマスコミが多過ぎる。書かれたまま、言われるままを盲信するのではなくて、何が真実かを見誤らない目を養いたいよね。