桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

思い出した!

2014-09-08 | Weblog
昨日から病院の指定した「検査食」になった。
レトルトの美味くない粥ばかりで腹が減り、連れ合いの食べる物の香りが、非常に強く鼻に届く。
連れ合いは「すみません」なんて気にしてるが、俺は耐えることで得るモノを知ってるので、何も気にならない。食べたい!という思いを我慢すれば、食べられる明日は、きっと味わい深く食べられるからね。
テーブルにあるバナナの香りを感じたり、空腹でなければ感じないモノに気付いたらば、あの取手警察署での月日を思い出した。
20歳のとき、初めて体験した警察署の留置場は、1つひとつが刺激的だったが、何より辛かったのは空腹感だった。二口、三口で無くなるご飯。食堂の残り物のオカズも僅か。それに味噌汁程度だったから、20歳の身体には足りない。常に空腹感に悩まされ、目の前で看守が食べる物の香りが鼻を突いたっけ。
もう47年も前のことだが、忘れてなかった。

こんなときこそ

2014-09-08 | Weblog
忠臣蔵の義士が眠る泉岳寺で、隣接地に景観を壊すマンションが造られようとしていて問題になっているらしい。
1度、俺も泉岳寺に詣ったことがあるが、歴史的な場所を護るために、このマンションを、以前の3階建てのままで新築するように寺や住民側などは求めているけども、会社は、「8階建ては変更しない」と言い、港区は「法的に問題はない。住民に良く説明するように指導している」と言うらしい。
8階建てはダメと求める人に、8階建てをやると言う会社が、何をどう説明すれば良いと言うのか、行政の言葉はお役人さんらしくて笑えるが、日本の歴史的存在である泉岳寺だろうに、その観景を護るために規制がないことがおかしいと、俺は思うのだけど、どうだろうかねぇ。
こんなときに政治が動くべきだと思うけどなぁ。

もう1つのアッパレ

2014-09-08 | Weblog
先日は、プロ野球界で長く活躍するアスリートが記録を作ったが、今度は若手の記録だ。テニスの錦織圭選手が、全米オープンで決勝戦に進出したし、プロ野球では、大谷選手がベーブ・ルースに次ぐ投手で10勝、打者で10本塁打の記録を作った。
どちらもアッパレ!だよね。
錦織選手は、まだ明日の決勝戦があるし、大谷選手は、まだ2年目の育ち盛り。これから二人が、どんな活躍をしてくれるだろうかと思うと、明日が楽しくなる。
このところ、水泳界も若い力が台頭して世界と互角に戦うようになったが、いいなぁ、若い力の活躍を見ているとワクワクだなぁ。
ベテランも負けずに頑張ろう。