昨日から病院の指定した「検査食」になった。
レトルトの美味くない粥ばかりで腹が減り、連れ合いの食べる物の香りが、非常に強く鼻に届く。
連れ合いは「すみません」なんて気にしてるが、俺は耐えることで得るモノを知ってるので、何も気にならない。食べたい!という思いを我慢すれば、食べられる明日は、きっと味わい深く食べられるからね。
テーブルにあるバナナの香りを感じたり、空腹でなければ感じないモノに気付いたらば、あの取手警察署での月日を思い出した。
20歳のとき、初めて体験した警察署の留置場は、1つひとつが刺激的だったが、何より辛かったのは空腹感だった。二口、三口で無くなるご飯。食堂の残り物のオカズも僅か。それに味噌汁程度だったから、20歳の身体には足りない。常に空腹感に悩まされ、目の前で看守が食べる物の香りが鼻を突いたっけ。
もう47年も前のことだが、忘れてなかった。
レトルトの美味くない粥ばかりで腹が減り、連れ合いの食べる物の香りが、非常に強く鼻に届く。
連れ合いは「すみません」なんて気にしてるが、俺は耐えることで得るモノを知ってるので、何も気にならない。食べたい!という思いを我慢すれば、食べられる明日は、きっと味わい深く食べられるからね。
テーブルにあるバナナの香りを感じたり、空腹でなければ感じないモノに気付いたらば、あの取手警察署での月日を思い出した。
20歳のとき、初めて体験した警察署の留置場は、1つひとつが刺激的だったが、何より辛かったのは空腹感だった。二口、三口で無くなるご飯。食堂の残り物のオカズも僅か。それに味噌汁程度だったから、20歳の身体には足りない。常に空腹感に悩まされ、目の前で看守が食べる物の香りが鼻を突いたっけ。
もう47年も前のことだが、忘れてなかった。