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スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

王位戦&採血

2010-08-11 18:44:37 | 将棋
 今度は深浦康市王位の地元である佐世保での対局となった第51期王位戦七番勝負第四局。
 後手の広瀬章人六段が得意の四間飛車穴熊に構えると先手も居飛車穴熊へ。シリーズ2度めの相穴熊となり,先手が3筋,後手が5筋を攻め合う中盤となって第1図。
                    
 5七を受けて桂馬を打ったところ。△5七歩成▲同桂△4六歩▲同歩△5六歩▲5八歩△4八歩▲4五桂△4九歩成▲3二飛成△2五歩▲7九金寄△7二銀▲5三桂成(第2図)と進行。
                    
 受けに打った桂馬が取られることなく捌けたのですから,ここはその分だけ先手が得をしたのではないかと感じられます。実際に,後手からはあまり早い攻めがないので,先手が食いつき続けられれば自然に勝てそうだと思えるような将棋となりました。
                    
 ここで先手は▲7二龍。前述した理由からもう少しゆっくり攻める方法もあったと思えるだけに決断の一手。この後,3五の角も切っていく猛攻。攻めとしてはぎりぎりのところをいった感じ。後手も自陣飛車を放つなどして懸命に粘りましたが,結果的には攻めがつながり,先手が勝っています。相手のお株を奪うような見事なアプローチだったと思います。
 深浦王位が勝って2勝2敗。大きな一番となる第五局は24日と25日です。

 なるべく時系列で説明していきたいということもありますので,の治療に関しては一旦はここでおいておき,4月5日のみなと赤十字病院の総合内科の通院のことを先に書いておくことにします。
 いつもと同様にこの日も検査は12時から。この日はかつて経験したことがないくらい混んでいまして,自分で行う採尿はすぐに終りましたが,採血にはかなり待たされました。僕は診察が午後3時からということもあり,検査が終了したら一旦は帰宅して食事をすることにしていますが,この日はようやく帰宅できたのが午後1時20分くらい。3時の検査のためには2時過ぎには家を出なければなりませんから,1時間も家にいられなかったということになります。前回も書いたのでついでに記しておけば,この日はナポリタンのパスタを食べています。
 その上,この日は採血の検査自体にアクシデントがありました。
 僕は採血は左腕ですることにしています。まず上腕部にチューブを巻いて,血管を浮き上がらせ,そこから技師が注射器で血を抜くのですが,この日はうまくいかなかったために,これがやり直しとなってしまったのです。自分でいうのも変ですが,僕はどちらかというなら血管は浮き上がりやすい方で,入院中,あるいはそれ以前の会社での健康診断も含めまして採血は何度もやっていますが,やり直しとなったのはこのときが初めてでしたし,その後もありません。実をいいますとこの日に僕の担当になった技師の人は,おそらく50代と思われる男の人だったのですが,少なくとも僕がこの中央検査室で見るのは初めての人でした。見受けられる年齢から考えても,おそらく経験は豊富な人であったとは思うのですが,ほかにも技師が何人かいた中で,たまたま順番の関係から初めて見る人が担当になったので,何となく嫌な予感が頭をよぎったのですが,その予感が的中してしまったということになります。混んでいたこともありますが,こうした事情もあり,この日は検査に時間がかかってしまったというわけです。
 失敗した部分に関しては内出血するかもしれないと言われましたが,とくに何事も起きませんでしたから,それは幸いでした。
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竜王戦&その他の治療

2010-08-09 22:09:55 | 将棋
 いよいよ煮詰まってきた第23期竜王戦決勝トーナメント。今日は挑戦者決定戦三番勝負への進出を賭した一局が指されました。対戦成績は久保利明二冠が15勝,丸山忠久九段が12勝。
 振駒で丸山九段の先手。久保二冠の2手目△3二飛に▲7八飛と指し,相振飛車に。いきなり類例のない将棋となったこともあり,かなりスローな進行となりました。仕掛けたのは後手の方からでしたが,先手は駒を前進させていき,後手はカウンターを狙うような戦いに。
                    
 ▲4四歩と垂らしたのに対して△3三飛とひとつ浮いて受けたところ。ここで先手は▲5五銀と角を取り,△同銀に▲7四歩。後手が△4七銀と打ち込んだのに対し,▲4六金と根元の歩を取って受けに回りました。以下△4八銀成▲同玉△4六銀▲同飛△5五金(第2図)。
                    
 僕には後手が最も自然に指していったように感じられます。飛車は逃げるよりなく▲7六飛としましたが,△4七歩で先手投了。もう少し指せるかもしれませんが,後手玉をすぐに攻める手立てがありませんので,確かに先手に勝ち目はないように思えます。角を取った銀を打ちこまれて受けに回るのでは手順が変で,何か先手に錯覚があったのかもしれません。
 勝った久保二冠は挑戦者決定戦に進出。相手は羽生善治名人と阿久津主税七段の勝者です。

 抜歯した翌日の3月24日は前述したように予約が午前11時でしたから,家を出たのは10時45分頃。この日は抜歯した部分の経過観察だけでしたから,大した治療は行われず,11時20分頃にはもう自宅に戻っています。要するにこの日に僕がI歯科にいたのは5分強ということ。この時間からも分かるかと思いますが,経過の方はまったく問題はありませんでした。ということで予定通りに午後からは仕事にも行けました。
 特筆しておくべきことがあるとしたら,この日も処方箋が出たということくらいでしょうか。これはロキソニン。ロキソニンは去年の5月28日にみなと赤十字病院の耳鼻咽喉科で初めてm先生に診察してもらったときにも処方された薬でしたから,鎮痛剤であるということは知っていました。あの当時は右顎の下の部分が痛くて痛くてどうしようもない状態でしたから,処方された分はすべて飲んでしまったわけですが,今回は抜歯後,麻酔が切れても痛みは生じていませんでしたし,この後もとくに痛くなるということはありませんでしたから,薬局で薬は受け取りましたが飲みませんでした。実際に処方箋にもこれは疼痛時に飲むように書いてありますので,激しい痛みがなかった以上,飲まなくても何も問題はありません。
 抜歯したとはいえ,これでI歯科での治療がすべて終了したということではありません。抜いた部分を覆うブリッジを装着しなければなりませんでしたし,僕の希望は悪い部分に関してはすべて治療したいということでしたから,当然ながらそれ以外の治療もあります。ブリッジを装着するためには,抜歯した部分の歯茎の状態が安定してくるまで待つ必要があり,そのためには一月ほどの時間が必要だとのことでしたから,先にその他の治療を行うということになりました。
 このうち,大部分は歯石の除去に費やされたのですが,これに関してはとくに詳しく説明しておきたいことはありません。そこで,I歯科に通った日時のみ記しておくことにします。3月は24日の次が30日。4月が9日と13日。この3回はいずれも午後2時半から。そしてこの3回でその他の治療というのはすべて終了。あとはブリッジを作って入れるだけとなりました。
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全日本選抜&抜歯後の血糖値

2010-08-08 17:13:13 | 競輪
 酷暑の中での開催となった全日本選抜競輪の決勝。並びは佐藤-成田の北日本に中村,神山拓弥-武田-神山雄一郎-木村で折り合った栃木茨城,村上-大塚の西日本。
 成田がSを取って佐藤の前受け。4番手に村上,6番手から栃木茨城の周回。神山拓弥の上昇は残り2周のバックから。これをみた佐藤が誘導を斬って,番手に飛びつきました。ところが武田は競りを嫌い,そのまま外を発進。やや意外な形で武田の先行となり,切り替えた成田が4番手に。しかしその後ろで立て直した佐藤が,マークとなった中村を引き連れてバックから捲ると,神山雄一郎の牽制も交わして出切ります。そこへ後方で様子をみていた村上がいいスピードで捲りあげてきたのですが,中村の牽制で外に。牽制にいった中村はバランスを崩して落車。大塚はうまく避けましたが,武田が乗り上げ,さらに神山雄一郎も巻き込まれて落車。このアクシデントにはまったく関係しなかった佐藤が後ろを大きく引き離して優勝。村上が2着で成田が3着。
 優勝した岩手の佐藤友和選手は一昨年の共同通信社杯以来のビッグ3勝目で,GⅠは初優勝。僕が期待していた選手で,もっと早く獲っていてもおかしくない力があったと思うのですが,昨年は年末に武雄記念こそ優勝していますが低迷していました。年齢的にいえばまだこれから活躍が見込める選手ですから,今日は幸運な面もありましたけれども,僕が期待しているような活躍を今後もしてくれるのではないかと思います。

 前述しましたように左下の奥歯を抜歯したのが23日の午後3時過ぎ。シックデイのときに血糖値が上昇するひとつの契機として,白血球が活発に働いている場合というのがありましたが,抜歯しても同様のことが生じるのではないかと僕は想像していました。このときに合わせて飲んでいた薬は細菌の感染を防止するためのものでしたが,裏を返せばこれは,抜歯を行った場合には細菌の感染を起こしやすいという意味だと考えられますし,実際に細菌の感染が生じたならば,白血球が働くことになるであろうからです。
 それで夕食前に血糖値を計測したところ,138㎎/㎗でした。これは若干高めではありますが,これくらいでは抜歯の影響があったとはっきりいうことはできません。しかし,就寝前に計測したときは317㎎/㎗で,これは非常に高い。もちろん夕食に何を摂取するのかということによって就寝前の血糖値というのは変動しますけれども,それでもこんな高い値が出てしまうということはまずありませんから,もちろんはっきりとそうだといいきることはできませんが,これは抜歯の影響であったのではないかと思います。夕食前のときにそんなに高くなかったのは,まだ影響が出るほどには時間が経過していなかったからか,そうでなければ,夕食を摂取すれば必然的に歯や歯茎を使うことになりますから,そこを使用したことによって細菌の感染が生じたからであるかもしれません。ちなみにこの日の夕食は麻婆丼で,僕の経験からするとこれはどちらかといえば血糖値が高くなりがちな方の食べ物ですが,それまでも食べたことはありまして,しかしこんなにも血糖値が高くなってしまうということはありませんでしたから,これには何かほかの原因があったと考えることが妥当であり,その原因としてはやはり抜歯しか考えられません。本当に細菌の感染が生じたのかどうかは分かりませんが,痛みを感じるということはありませんでした。
 この血糖値は,翌24日の昼食前の213㎎/㎗という値まで高い状態が続き,この日の夕食前の79㎎/㎗で落ち着きました。すなわちおそらくは抜歯が原因と考えられる血糖値の高騰は,ほぼ1日で治まったということになります。
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妙手⑫&抜歯

2010-08-06 10:12:42 | ポカと妙手etc
 第19回全日本プロトーナメント準々決勝より。
 後手の向飛車に先手の左美濃から大乱戦になった将棋。
                    
 後手が4四の角で飛車を取ったところ。先手も▲2一桂成と取り返し,△6八歩の叩きに▲6二とと寄って決めにいきました。詳細は省きますが後手もすぐに△6九歩成とするのは負けなので,△9七歩成から清算して△9六歩と叩き,▲8八玉と引いたところで△6九歩成。先手は▲7一銀から後手玉を追い,▲8九桂(第2図)と受けました。
                    
 ここから後手は△8六歩と取り込み,▲8一龍△8三桂▲8六角に△8七歩と叩き,▲同銀に△4八飛の王手。先手は▲6八香と受けて第3図。
                    
 △9七歩成以降の攻防は互いに最善を尽くしているようです。この香車の合駒も最善で局面は先手の勝ちのようですが,△同と▲同金に△5三角(第4図)と引く勝負手がありました。もし▲同角成ならもちろん△6八飛成。
                    
 この手は先手の読みにはなかったようです。実戦の▲7五桂が正しい受けで局面自体はまだ先手が勝てたようですが,この後も続いた激戦の中で一失あり,後手の逆転勝ちになっています。そういう意味ではこの△5三角は,後手にとって勝ちを引き寄せた妙手といえるのではないかと思います。

 週末はWINS横浜へ行くのが僕の習慣。もっとも,以前はそのままそこで1日を過ごしていましたが,現在では前もって購入する馬券を決めておき,買ったらすぐに帰るようにしています。行きはバス,帰りは歩くというのが大概のパターン。したがってこの週の週末の20日も同様でしたが,21日はちょっと別。実はこの日は女流最強戦の決勝がありまして,この観戦,というかこれはネット将棋ですから観戦というよりは大盤解説会ですが,馬券を買った後でこれを観に東京の大和証券まで行っています。ちょうどこの日はNHK杯の決勝が放映された日で,羽生善治名人が優勝したのですが,解説も羽生名人と非常にタイムリーでした。ちなみに僕は一昨年の日本シリーズの決勝,そして今年の朝日杯将棋オープンの準決勝と決勝に続き,大盤解説会は3度目。対局者と解説者はそれぞれ異なりましたが,聞き手は3度とも本田小百合女流二段でした。
 22日は祝日でしたが午後から川崎へ。それもあって23日は予定がなく,午後3時の予約でしたから2時45分頃に家を出ました。抜歯に伴う痛みというのはやはり麻酔の効果であまりありませんでした。そう考えますと,局所麻酔は注射をするときには痛みを感じますので,塗り薬による麻酔の方がより痛みを感じずにすむということはできるかもしれません。かなり傷んでいた歯でしたので,それまでの抜歯よりは少し時間がかかったような気はしますが,3時40分頃には家に着いていますから,実際のこの日の治療時間というのは20分程度ではなかったかと思います。抜歯をした場合には薬が出ますが,これはすでに前回の治療のときにセゾンカプセルが出ていまして,これもこの日に合わせて飲むようになっていましたから,この日はそれ以上の薬の処方はありませんでした。
 これは以前に抜歯したときもそうだったので,どこの歯医者でも同様なのだろうと思うのですが,抜歯をしますとその様子を見るために,翌日も医者に来るように言われます。僕自身についていえばそのうちの何度かは許しをもらって行かなかったこともあったのですが,今回はこれで治療が終了というわけではありませんからそうもいきません。ただその日の午後は再び川崎まで行かなければなりませんでしたので無理。ということで午前の予定を崩すことにしました。また11時の予約でした。
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王位戦&麻酔

2010-08-04 21:28:42 | 将棋
 互いに1勝ずつをあげて五分の星で迎えた第51期王位戦七番勝負第三局。
 先手の広瀬章人六段が居飛車を選択すると深浦康市王位は4手目△3三角戦法。角交換から後手向飛車から穴熊,先手は左美濃という戦型。中盤の戦いもかなり面白かったのですが,ここでは終盤だけを。
                    
 ここから後手は△6一金と角を取り,▲同龍に△8五桂と打ちました。驚いたのはここからの先手の手順。▲6八金寄と受け,△7七桂成にも平然と▲同金と取り△6八銀と打たせます。それも▲同金と取り,△7九角も打たせて▲9八玉△6八角成。きれいに寄せられたという感じなのですがそこで▲8八銀(第2図)と投入しました。
                    
 後手は△7一馬と質駒の銀を入手して攻めの継続を図りましたが,これを▲同龍と取った形は後手玉が二手すき。よって後手は詰めろの連続で迫る必要がありましたが,△7九銀▲7八金打△8八銀成▲同玉に△7九金が詰めろではなく,▲7五桂(第3図)と打つことができた先手の勝ちとなりました。
                    
 広瀬六段が勝って2勝1敗。居飛車を選択した将棋で勝ったのはわりと大きいのではないかと思います。第四局は10日と11日です。

 火曜に処方された薬は,木曜の夜から飲み始めたわけですから,まだ残っていたのですが,このうち,細菌感染防止の効能をもつセフゾンカプセルの方はこの日も処方箋が出ました。本当は鎮痛剤の方も処方される予定であったようですが,これに関しては火曜に処方されたフェナゾックスカプセルを僕は飲んでいませんでしたので,これが残っているということで処方されていません。
 予約は11時で,この日は帰宅したのは12時少し前でした。歩いて10分強のところにある歯医者ですので,11時40分とかそれくらいまでには治療は終っていたという計算になります。ただこの日の治療では麻酔を使いまして,帰ったときにはその麻酔がまだ効いていましたので,口が思うように動きません。僕は外出先から帰宅すれば現在はどんな場合でも手洗いとうがいをします。少なくとも,みなと赤十字病院の耳鼻咽喉科でを処方してもらってからは必ずです。でも,このときはそのうがいも満足にはできないような状態で,水を吹きこぼしてしまいました。ちなみに,歯医者での麻酔といえば,以前は注射だったのですが,I歯科で用いられたのは塗り薬でした。注射ですと局所的なものですが,塗り薬ではそういうわけにはいきません。僕はこんなに口の動きに不自由した経験はこれが初めてでしたが,それにはこの影響もあったのではないかと思います。単に口の中を動かすのが不自由というよりも,唇も感覚が麻痺したような状態でした。なお,抜歯のときには当然ながら麻酔を使いますが,これについてはそのときも同様でした。
 その抜歯ですが,この日の治療で翌週には行えるだろうということになりました。ただし,抜歯をするなら午前中よりも午後の方がよいということを強く示唆されました。僕は今まではずっと午前中に抜歯をしていましたからやや意外な話でしたが,そういわれるのであればそれに従うことにしました。翌週の午後だと僕は月曜と水曜はダメでしたけど,それ以外ならなんとかできそうでした。それならば早い方がよかろうということで火曜,つまり23日に抜歯を行うと決定しました。予約時間は午後3時でした。なお,この日に処方されたセゾンカプセルは,この抜歯に合わせて処方されたもの。すなわち飲み始めたのは22日の夕食後からということになります。
 
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日米のシステム&抜歯の準備

2010-08-03 10:51:31 | NOAH
 アラビアの怪人が自分を襲ったことに関して,倉持隆夫さんは『マイクは死んでも離さない』の中で,日本とアメリカのプロレス実況のシステムには違いがあって,その部分をシークが勘違いしていたのではないかという主旨のことを書いています。
                        
 日本のプロレス中継というのは,テレビ局が制作します。したがって番組を制作するスタッフはすべてテレビ局の社員であるということになります。よって実況するアナウンサーというのもテレビ局の社員か,そうでなくともテレビ局と契約している人間ということになるわけです。
 ところがアメリカの場合は,プロレスを中継する場合,VTRを制作するプロダクションを,主催者の側で雇うそうです。そのためにレスラー上がりのアナウンサー,アナウンサーといっていいのかどうか分かりませんが,レスラー上がりの人間が実況を担当することも多いとのこと。とくにシークというのは,当時はデトロイトにおいてプロモーター,つまり主催者としてそのような人間を雇う側の立場のレスラーでもありましたから,そこのところを勘違いしてしまう可能性は,ただリング上でファイトするだけのレスラーに比べてさらに大きかったのかもしれません。
 主催者の側で制作プロダクションの方まで雇うというのは,いかにその当時のアメリカのプロレス興行をするプロモーターというのが大きな力を有していたのかということの証明でもあるような気が僕はします。それに比べれば全日本プロレスというのは,日本テレビの子会社とはいわないまでも,少なくとも対等な立場ではあり得ませんでした。現在はプロレスはむしろアメリカよりも日本の方がはっきりと上であろうと僕は思いますが,このシークの勘違いは,アメリカのプロレス界にいかに華のある時代があったのかということを,はっきりと示しているように思います。

 この日は治療はこれだけでしたが,処方箋が出ました。処方されたのは次の3種類です。
 まずフェナゾックスカプセル。これは鎮痛剤の一種です。したがって痛みが出たら飲むようにとのことで,2錠だけの処方。どうも歯茎の治療で痛みが生じるという場合があるようです。しかし,結果的にいますと,僕の場合は痛みはまったくなかったといえばこれは嘘になりますが,我慢できないほどの痛みを感じるようなこともありませんでしたから,これは飲みませんでした。
 次がセフゾンカプセル。これは細菌の感染を防止する薬。1日3回,食後に飲むものです。
 最後がポンタールカプセルというもので,これは抗生物質ではないかと思います。これも1日3回,食後に飲むもので,これらふたつは3日分でした。
 僕は医者で薬を処方してもらったという経験は数多くありますが,このときはそれまでに経験したことがない注意点がありました。薬は3日分処方したけれどもすぐには飲むなというのです。歯茎の治療の効果をみて,いつ抜歯をするかを決定することになったのですが,そのための経過を観察するのがこの週の金曜日,日付でいえば3月19日の午前の予定になっていました。薬はこの日付に合わせて飲むように指示されたのです。すなわち飲み始めはその前日,18日の夜からで,そこから3日後の21日の昼まで飲み続けるようにということでした。
 いつもインスリンの処方をしてもらっている薬局はI歯科のすぐ近く。ということで帰りがけにそこで薬を買い求めました。どれだか忘れてしまいましたが1種類だけこの薬局に在庫がなかったのですが,すぐ近くに薬の倉庫のようなところがあるとのことで,そこにはありましたから,少しだけ待たされることになりましたが,すぐに受け取って帰りました。もちろんこうして処方してもらった薬の内容も,おくすり手帳に張り付けてあります。
                        
 19日は午前11時の予約。まず最初に歯茎の状態を診察しましたが,幸いなことに治療の効果はあったようです。どうやらブリッジを入れられそうだということになり,問題の歯を抜く準備に入りました。
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豊橋記念&歯茎の治療

2010-08-01 17:14:27 | 競輪
 深谷と脇本。将来有望な若手が2名参加した豊橋記念が決勝を迎えました。並びは矢口-稲村の群馬,栗田-村本の静岡,深谷-島野-柴崎の中部で,脇本に松本。
 前受けが栗田。3番手に矢口,5番手に深谷,8番手から脇本の周回。残り2周を過ぎてから脇本が上昇。矢口が呼応するも打鐘前には脇本が叩いて前に。ここで深谷も上昇,3番手を取りにいくも矢口に阻まれ,外に浮いてしまったのでそのまま発進。かまし先行となりましたが,島野は離れて2番手に脇本。一旦は車間が開きましたが,脇本はバックからまた詰めていき,追いついた勢いでそのまま3コーナーから発進。楽々と抜け出して優勝。直線で大外を伸びた柴崎が2着に食い込み,脇本マークの松本が3着。
 優勝した福井の脇本雄太選手はこれが記念競輪初優勝。番手に嵌ったのは幸運でしたが,2車ながら前にいこうとした積極性があったればこそ。まだ21歳の新鋭ですから,今後が本当に楽しみな存在だといえると思います。

 しばらく待って僕の診察が始まりました。まずは当面の問題であった左下の奥歯の治療からです。
 ここに虫歯があるということは僕自身にも分かっていました。この歯は抜かなければならないほどに傷んでいましたので,それは抜くことになりました。このことも僕の予想通り。ただ,抜歯しますと,その抜歯した部分を補おうとして,両隣の歯が幅を広げてきたり,あるいは上の歯が伸びてきたりしてしまいます。これを避けるためには,抜歯した部分に何らかの処置を施す必要があります。この処置には大きく分けるとふたつありまして,ひとつは何らかの方法でそこに義歯を入れることであり,もうひとつは両隣の歯からブリッジをかけてその部分を覆い被せてしまうことです。
 前にも説明しましたが,僕は,親不知のほかに,右下の奥歯を抜歯したことがあります。これも前に紹介した今回の治療を受けることになったI歯科の前に同じ場所にあった歯科での治療。親不知の場合には別にこうした処置は必要ありませんが,これは処置が必要でしたから,このときは義歯を入れました。両隣の歯に金具をセットするタイプのもの。たぶん1999年のことだったのではないかと思います。これを作って,眠るときだけ外して,あとはずっと装着しながら生活していたのですが,そのうちに金具の締め付けが気になって,ときに痛みすら感じるようになってしまったので,2年後くらいからでしょうか,装着することをやめてしまいました。したがって現在はその部分は歯がありませんで,歯茎といっていいのかどうか分かりませんが,剥き出しになっています。こうした理由もありまして,僕としては義歯よりもブリッジを入れることが希望でした。同じようにI先生もブリッジの方を勧めました。
 ただ,ブリッジを入れるためには,歯茎の方にある程度の活力が必要で,それが問題だったのです。そこでまず,この部分の歯茎の治療から入ることになりました。よってこの日は注射器で歯茎に薬品を注入するというのが治療の中心。抜歯はこの治療の効果を見てからということになりました。
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