今度は深浦康市王位の地元である佐世保での対局となった第51期王位戦七番勝負第四局。
後手の広瀬章人六段が得意の四間飛車穴熊に構えると先手も居飛車穴熊へ。シリーズ2度めの相穴熊となり,先手が3筋,後手が5筋を攻め合う中盤となって第1図。

5七を受けて桂馬を打ったところ。△5七歩成▲同桂△4六歩▲同歩△5六歩▲5八歩△4八歩▲4五桂△4九歩成▲3二飛成△2五歩▲7九金寄△7二銀▲5三桂成(第2図)と進行。

受けに打った桂馬が取られることなく捌けたのですから,ここはその分だけ先手が得をしたのではないかと感じられます。実際に,後手からはあまり早い攻めがないので,先手が食いつき続けられれば自然に勝てそうだと思えるような将棋となりました。

ここで先手は▲7二龍。前述した理由からもう少しゆっくり攻める方法もあったと思えるだけに決断の一手。この後,3五の角も切っていく猛攻。攻めとしてはぎりぎりのところをいった感じ。後手も自陣飛車を放つなどして懸命に粘りましたが,結果的には攻めがつながり,先手が勝っています。相手のお株を奪うような見事なアプローチだったと思います。
深浦王位が勝って2勝2敗。大きな一番となる第五局は24日と25日です。
なるべく時系列で説明していきたいということもありますので,歯の治療に関しては一旦はここでおいておき,4月5日のみなと赤十字病院の総合内科の通院のことを先に書いておくことにします。
いつもと同様にこの日も検査は12時から。この日はかつて経験したことがないくらい混んでいまして,自分で行う採尿はすぐに終りましたが,採血にはかなり待たされました。僕は診察が午後3時からということもあり,検査が終了したら一旦は帰宅して食事をすることにしていますが,この日はようやく帰宅できたのが午後1時20分くらい。3時の検査のためには2時過ぎには家を出なければなりませんから,1時間も家にいられなかったということになります。前回も書いたのでついでに記しておけば,この日はナポリタンのパスタを食べています。
その上,この日は採血の検査自体にアクシデントがありました。
僕は採血は左腕ですることにしています。まず上腕部にチューブを巻いて,血管を浮き上がらせ,そこから技師が注射器で血を抜くのですが,この日はうまくいかなかったために,これがやり直しとなってしまったのです。自分でいうのも変ですが,僕はどちらかというなら血管は浮き上がりやすい方で,入院中,あるいはそれ以前の会社での健康診断も含めまして採血は何度もやっていますが,やり直しとなったのはこのときが初めてでしたし,その後もありません。実をいいますとこの日に僕の担当になった技師の人は,おそらく50代と思われる男の人だったのですが,少なくとも僕がこの中央検査室で見るのは初めての人でした。見受けられる年齢から考えても,おそらく経験は豊富な人であったとは思うのですが,ほかにも技師が何人かいた中で,たまたま順番の関係から初めて見る人が担当になったので,何となく嫌な予感が頭をよぎったのですが,その予感が的中してしまったということになります。混んでいたこともありますが,こうした事情もあり,この日は検査に時間がかかってしまったというわけです。
失敗した部分に関しては内出血するかもしれないと言われましたが,とくに何事も起きませんでしたから,それは幸いでした。
後手の広瀬章人六段が得意の四間飛車穴熊に構えると先手も居飛車穴熊へ。シリーズ2度めの相穴熊となり,先手が3筋,後手が5筋を攻め合う中盤となって第1図。

5七を受けて桂馬を打ったところ。△5七歩成▲同桂△4六歩▲同歩△5六歩▲5八歩△4八歩▲4五桂△4九歩成▲3二飛成△2五歩▲7九金寄△7二銀▲5三桂成(第2図)と進行。

受けに打った桂馬が取られることなく捌けたのですから,ここはその分だけ先手が得をしたのではないかと感じられます。実際に,後手からはあまり早い攻めがないので,先手が食いつき続けられれば自然に勝てそうだと思えるような将棋となりました。

ここで先手は▲7二龍。前述した理由からもう少しゆっくり攻める方法もあったと思えるだけに決断の一手。この後,3五の角も切っていく猛攻。攻めとしてはぎりぎりのところをいった感じ。後手も自陣飛車を放つなどして懸命に粘りましたが,結果的には攻めがつながり,先手が勝っています。相手のお株を奪うような見事なアプローチだったと思います。
深浦王位が勝って2勝2敗。大きな一番となる第五局は24日と25日です。
なるべく時系列で説明していきたいということもありますので,歯の治療に関しては一旦はここでおいておき,4月5日のみなと赤十字病院の総合内科の通院のことを先に書いておくことにします。
いつもと同様にこの日も検査は12時から。この日はかつて経験したことがないくらい混んでいまして,自分で行う採尿はすぐに終りましたが,採血にはかなり待たされました。僕は診察が午後3時からということもあり,検査が終了したら一旦は帰宅して食事をすることにしていますが,この日はようやく帰宅できたのが午後1時20分くらい。3時の検査のためには2時過ぎには家を出なければなりませんから,1時間も家にいられなかったということになります。前回も書いたのでついでに記しておけば,この日はナポリタンのパスタを食べています。
その上,この日は採血の検査自体にアクシデントがありました。
僕は採血は左腕ですることにしています。まず上腕部にチューブを巻いて,血管を浮き上がらせ,そこから技師が注射器で血を抜くのですが,この日はうまくいかなかったために,これがやり直しとなってしまったのです。自分でいうのも変ですが,僕はどちらかというなら血管は浮き上がりやすい方で,入院中,あるいはそれ以前の会社での健康診断も含めまして採血は何度もやっていますが,やり直しとなったのはこのときが初めてでしたし,その後もありません。実をいいますとこの日に僕の担当になった技師の人は,おそらく50代と思われる男の人だったのですが,少なくとも僕がこの中央検査室で見るのは初めての人でした。見受けられる年齢から考えても,おそらく経験は豊富な人であったとは思うのですが,ほかにも技師が何人かいた中で,たまたま順番の関係から初めて見る人が担当になったので,何となく嫌な予感が頭をよぎったのですが,その予感が的中してしまったということになります。混んでいたこともありますが,こうした事情もあり,この日は検査に時間がかかってしまったというわけです。
失敗した部分に関しては内出血するかもしれないと言われましたが,とくに何事も起きませんでしたから,それは幸いでした。