スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

朝日杯将棋オープン&クラス

2010-02-13 20:00:28 | 将棋
 招待券に応募したら当選しましたので朝日ホールで現地観戦となった第3回朝日杯将棋オープン。午前中の準決勝を勝ち上がったのは羽生善治名人と久保利明棋王。一昨日の王将戦が終わった段階で羽生名人が29勝で久保棋王が11勝。
 振駒で久保棋王の先手。先手の中飛車から相穴熊。先後が逆で最近よく指されている戦型です。
               
 この将棋は差がついていたとしても微差で終始しました。第1図から後手は△1四歩と突き,▲4八金寄に△1五歩。以下,▲同歩△1六歩▲3六銀△1五金。この端攻めが意外とうるさく,ここからはずっと後手が微差ながらリードを取っていたようです。流行型とは先後が逆ですから,先手は1手多く指している勘定ですが,その1手は▲1六歩ですから,少しばかり皮肉なところ。この後,▲2七銀引に△3四飛と回り,▲3八金寄に△4六歩▲同歩(第2図)で飛車の横効きを遮断しました。
               
 ここで今度は△8八歩。▲7七桂は当然ですが,そこで△6四歩が落ち着いた好手だったよう。これで跳ねた桂はもちろん,角も働かなくなったため,久保棋王は非勢を意識されたとのこと。羽生名人はまだ自信をもっていたというわけではなかったようですが,そのまま押し切って後手が勝っています。
 羽生名人が優勝。大盤解説会場での感想戦の直後に表彰式。それも見てから帰りましたが,終局直後の表彰なのでリアリティーがあるとおっしゃっていました。

 これは総合内科も同様ですが,耳鼻咽喉科の診察室というのは3部屋か4部屋あります。医師はその中で決まった診察室を使います。すべての部屋に常に医師がいるとは限らないでしょうが,この日の場合でいえば,m先生だけが耳鼻咽喉科にいたというわけではなく,別の診察室には別の医師がいました。ですから待合室で待っていた患者のすべてがm先生の診察を受けようとしていたというわけではありません。
 僕が診察室に入ったとき,m先生は笑顔でした。もっとも,元来がm先生はにこやかな方でしたから,あるいはそれは僕の見間違いであったかもしれません。ただ,少なくとも僕には,このときのm先生がいつも以上ににこやかにしているように見えました。
 検査の結果はクラスという単位に分けられていたのですが,僕はクラス2でした。クラスは5段階で,最悪がクラス5で,これは悪性の腫瘍が見つかるような場合です。はっきりとは聞けませんでしたが,クラス1というのはたぶん正常ということではないかと思います。僕の場合はクラス2でしたから,正常というわけではありませんでしたが,異常としてはごく軽微なものであったということになります。
 抽出された成分はやはり唾液でした。唾液だけであればこれはクラス1でしょうが,クラス2になったのは,その中に白血球が認められたからです。ご存知の方も多いでしょうが,白血球というのは血液の成分にあって,身体の中に侵入してきたり,あるいは身体のうちに発生した異物と戦うような成分です。僕から抽出された唾液の中にこの成分が検出されたということは,おそらく唾石によって唾液が通る管か,あるいは唾液を作る袋の中が傷ついたためだろうというのがm先生の見解でした。皮膚は傷つくと瘡蓋ができますが,要するにそれと同じようなものが喉の中にできていると考えてよいということでした。そういう意味でいえば,これはクラス2とはいえ,むしろ僕の身体は正常な働きをしていたといえると思います。
コメント (2)
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