アラビアの怪人が自分を襲ったことに関して,倉持隆夫さんは『マイクは死んでも離さない』の中で,日本とアメリカのプロレス実況のシステムには違いがあって,その部分をシークが勘違いしていたのではないかという主旨のことを書いています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/b0/707a072456759379e105bc9c732f62d2.jpg)
日本のプロレス中継というのは,テレビ局が制作します。したがって番組を制作するスタッフはすべてテレビ局の社員であるということになります。よって実況するアナウンサーというのもテレビ局の社員か,そうでなくともテレビ局と契約している人間ということになるわけです。
ところがアメリカの場合は,プロレスを中継する場合,VTRを制作するプロダクションを,主催者の側で雇うそうです。そのためにレスラー上がりのアナウンサー,アナウンサーといっていいのかどうか分かりませんが,レスラー上がりの人間が実況を担当することも多いとのこと。とくにシークというのは,当時はデトロイトにおいてプロモーター,つまり主催者としてそのような人間を雇う側の立場のレスラーでもありましたから,そこのところを勘違いしてしまう可能性は,ただリング上でファイトするだけのレスラーに比べてさらに大きかったのかもしれません。
主催者の側で制作プロダクションの方まで雇うというのは,いかにその当時のアメリカのプロレス興行をするプロモーターというのが大きな力を有していたのかということの証明でもあるような気が僕はします。それに比べれば全日本プロレスというのは,日本テレビの子会社とはいわないまでも,少なくとも対等な立場ではあり得ませんでした。現在はプロレスはむしろアメリカよりも日本の方がはっきりと上であろうと僕は思いますが,このシークの勘違いは,アメリカのプロレス界にいかに華のある時代があったのかということを,はっきりと示しているように思います。
この日は治療はこれだけでしたが,処方箋が出ました。処方されたのは次の3種類です。
まずフェナゾックスカプセル。これは鎮痛剤の一種です。したがって痛みが出たら飲むようにとのことで,2錠だけの処方。どうも歯茎の治療で痛みが生じるという場合があるようです。しかし,結果的にいますと,僕の場合は痛みはまったくなかったといえばこれは嘘になりますが,我慢できないほどの痛みを感じるようなこともありませんでしたから,これは飲みませんでした。
次がセフゾンカプセル。これは細菌の感染を防止する薬。1日3回,食後に飲むものです。
最後がポンタールカプセルというもので,これは抗生物質ではないかと思います。これも1日3回,食後に飲むもので,これらふたつは3日分でした。
僕は医者で薬を処方してもらったという経験は数多くありますが,このときはそれまでに経験したことがない注意点がありました。薬は3日分処方したけれどもすぐには飲むなというのです。歯茎の治療の効果をみて,いつ抜歯をするかを決定することになったのですが,そのための経過を観察するのがこの週の金曜日,日付でいえば3月19日の午前の予定になっていました。薬はこの日付に合わせて飲むように指示されたのです。すなわち飲み始めはその前日,18日の夜からで,そこから3日後の21日の昼まで飲み続けるようにということでした。
いつもインスリンの処方をしてもらっている薬局はI歯科のすぐ近く。ということで帰りがけにそこで薬を買い求めました。どれだか忘れてしまいましたが1種類だけこの薬局に在庫がなかったのですが,すぐ近くに薬の倉庫のようなところがあるとのことで,そこにはありましたから,少しだけ待たされることになりましたが,すぐに受け取って帰りました。もちろんこうして処方してもらった薬の内容も,おくすり手帳に張り付けてあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/25/f6e32f4e846130906b995683962b3102.jpg)
19日は午前11時の予約。まず最初に歯茎の状態を診察しましたが,幸いなことに治療の効果はあったようです。どうやらブリッジを入れられそうだということになり,問題の歯を抜く準備に入りました。
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日本のプロレス中継というのは,テレビ局が制作します。したがって番組を制作するスタッフはすべてテレビ局の社員であるということになります。よって実況するアナウンサーというのもテレビ局の社員か,そうでなくともテレビ局と契約している人間ということになるわけです。
ところがアメリカの場合は,プロレスを中継する場合,VTRを制作するプロダクションを,主催者の側で雇うそうです。そのためにレスラー上がりのアナウンサー,アナウンサーといっていいのかどうか分かりませんが,レスラー上がりの人間が実況を担当することも多いとのこと。とくにシークというのは,当時はデトロイトにおいてプロモーター,つまり主催者としてそのような人間を雇う側の立場のレスラーでもありましたから,そこのところを勘違いしてしまう可能性は,ただリング上でファイトするだけのレスラーに比べてさらに大きかったのかもしれません。
主催者の側で制作プロダクションの方まで雇うというのは,いかにその当時のアメリカのプロレス興行をするプロモーターというのが大きな力を有していたのかということの証明でもあるような気が僕はします。それに比べれば全日本プロレスというのは,日本テレビの子会社とはいわないまでも,少なくとも対等な立場ではあり得ませんでした。現在はプロレスはむしろアメリカよりも日本の方がはっきりと上であろうと僕は思いますが,このシークの勘違いは,アメリカのプロレス界にいかに華のある時代があったのかということを,はっきりと示しているように思います。
この日は治療はこれだけでしたが,処方箋が出ました。処方されたのは次の3種類です。
まずフェナゾックスカプセル。これは鎮痛剤の一種です。したがって痛みが出たら飲むようにとのことで,2錠だけの処方。どうも歯茎の治療で痛みが生じるという場合があるようです。しかし,結果的にいますと,僕の場合は痛みはまったくなかったといえばこれは嘘になりますが,我慢できないほどの痛みを感じるようなこともありませんでしたから,これは飲みませんでした。
次がセフゾンカプセル。これは細菌の感染を防止する薬。1日3回,食後に飲むものです。
最後がポンタールカプセルというもので,これは抗生物質ではないかと思います。これも1日3回,食後に飲むもので,これらふたつは3日分でした。
僕は医者で薬を処方してもらったという経験は数多くありますが,このときはそれまでに経験したことがない注意点がありました。薬は3日分処方したけれどもすぐには飲むなというのです。歯茎の治療の効果をみて,いつ抜歯をするかを決定することになったのですが,そのための経過を観察するのがこの週の金曜日,日付でいえば3月19日の午前の予定になっていました。薬はこの日付に合わせて飲むように指示されたのです。すなわち飲み始めはその前日,18日の夜からで,そこから3日後の21日の昼まで飲み続けるようにということでした。
いつもインスリンの処方をしてもらっている薬局はI歯科のすぐ近く。ということで帰りがけにそこで薬を買い求めました。どれだか忘れてしまいましたが1種類だけこの薬局に在庫がなかったのですが,すぐ近くに薬の倉庫のようなところがあるとのことで,そこにはありましたから,少しだけ待たされることになりましたが,すぐに受け取って帰りました。もちろんこうして処方してもらった薬の内容も,おくすり手帳に張り付けてあります。
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19日は午前11時の予約。まず最初に歯茎の状態を診察しましたが,幸いなことに治療の効果はあったようです。どうやらブリッジを入れられそうだということになり,問題の歯を抜く準備に入りました。