スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

妙手⑫&抜歯

2010-08-06 10:12:42 | ポカと妙手etc
 第19回全日本プロトーナメント準々決勝より。
 後手の向飛車に先手の左美濃から大乱戦になった将棋。
                    
 後手が4四の角で飛車を取ったところ。先手も▲2一桂成と取り返し,△6八歩の叩きに▲6二とと寄って決めにいきました。詳細は省きますが後手もすぐに△6九歩成とするのは負けなので,△9七歩成から清算して△9六歩と叩き,▲8八玉と引いたところで△6九歩成。先手は▲7一銀から後手玉を追い,▲8九桂(第2図)と受けました。
                    
 ここから後手は△8六歩と取り込み,▲8一龍△8三桂▲8六角に△8七歩と叩き,▲同銀に△4八飛の王手。先手は▲6八香と受けて第3図。
                    
 △9七歩成以降の攻防は互いに最善を尽くしているようです。この香車の合駒も最善で局面は先手の勝ちのようですが,△同と▲同金に△5三角(第4図)と引く勝負手がありました。もし▲同角成ならもちろん△6八飛成。
                    
 この手は先手の読みにはなかったようです。実戦の▲7五桂が正しい受けで局面自体はまだ先手が勝てたようですが,この後も続いた激戦の中で一失あり,後手の逆転勝ちになっています。そういう意味ではこの△5三角は,後手にとって勝ちを引き寄せた妙手といえるのではないかと思います。

 週末はWINS横浜へ行くのが僕の習慣。もっとも,以前はそのままそこで1日を過ごしていましたが,現在では前もって購入する馬券を決めておき,買ったらすぐに帰るようにしています。行きはバス,帰りは歩くというのが大概のパターン。したがってこの週の週末の20日も同様でしたが,21日はちょっと別。実はこの日は女流最強戦の決勝がありまして,この観戦,というかこれはネット将棋ですから観戦というよりは大盤解説会ですが,馬券を買った後でこれを観に東京の大和証券まで行っています。ちょうどこの日はNHK杯の決勝が放映された日で,羽生善治名人が優勝したのですが,解説も羽生名人と非常にタイムリーでした。ちなみに僕は一昨年の日本シリーズの決勝,そして今年の朝日杯将棋オープンの準決勝と決勝に続き,大盤解説会は3度目。対局者と解説者はそれぞれ異なりましたが,聞き手は3度とも本田小百合女流二段でした。
 22日は祝日でしたが午後から川崎へ。それもあって23日は予定がなく,午後3時の予約でしたから2時45分頃に家を出ました。抜歯に伴う痛みというのはやはり麻酔の効果であまりありませんでした。そう考えますと,局所麻酔は注射をするときには痛みを感じますので,塗り薬による麻酔の方がより痛みを感じずにすむということはできるかもしれません。かなり傷んでいた歯でしたので,それまでの抜歯よりは少し時間がかかったような気はしますが,3時40分頃には家に着いていますから,実際のこの日の治療時間というのは20分程度ではなかったかと思います。抜歯をした場合には薬が出ますが,これはすでに前回の治療のときにセゾンカプセルが出ていまして,これもこの日に合わせて飲むようになっていましたから,この日はそれ以上の薬の処方はありませんでした。
 これは以前に抜歯したときもそうだったので,どこの歯医者でも同様なのだろうと思うのですが,抜歯をしますとその様子を見るために,翌日も医者に来るように言われます。僕自身についていえばそのうちの何度かは許しをもらって行かなかったこともあったのですが,今回はこれで治療が終了というわけではありませんからそうもいきません。ただその日の午後は再び川崎まで行かなければなりませんでしたので無理。ということで午前の予定を崩すことにしました。また11時の予約でした。
コメント
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