昨晩の第23回北海道スプリントカップ。
シュウジが先手を奪いました。2番手にショコラブランで3番手がヤマニンアンプリメ。この後ろはノボバカラ,カツゲキライデン,フジノパンサー,タテヤマ,シングンヴィグラス,メイショウアイアンの6頭が一団。さらにフィールザスマート,メイショウブイダン,タイセイエクレールの3頭も一団でここまでは集団。2馬身差でトドイワガーデン,ヴァッフシュテルケ,ロードメビウスの順で続き,3馬身差の最後尾にエリモグレイス。前半の600mは34秒8のミドルペース。
3コーナーでは上昇してきたノボバカラがヤマニンアンプリメと並んで3番手は併走。その後ろにカツゲキライデンとフジノパンサー。直線に入るとシュウジを抜いてショコラブランが先頭に。その外に回ったのがヤマニンアンプリメで,直線の半ばでショコラブランを抜いて先頭に立つとそこから抜け出して快勝。シュウジの内を回って追い上げてきたノボバカラが2番手に上がりましたが,大外から鋭い脚を使ったメイショウアイアンがフィニッシュ前に差して3馬身差で2着。ノボバカラがクビ差で3着。
優勝したヤマニンアンプリメは2月のオープン特別以来の優勝で重賞は初制覇。とはいえオープンを勝った後,1400mの重賞で連続2着。オープンを勝ったときが1200mで,距離の短縮は有利と思えましたので最有力候補とみていました。ここはこれまでよりも前の位置でレースを進め,末脚に鈍りがなかったので快勝になりました。こういうレースができるということは,これまでは少し抑え過ぎていたのかもしれません。ベストは1200mで,1400mまでは対応できるとみておくのがいいのではないでしょうか。母の9つ上の半兄に1989年にデイリー杯3歳ステークス,1991年にアルゼンチン共和国杯,1992年に目黒記念を勝ったヤマニングローバル。Imprimeはフランス語で印刷用紙。
騎乗した岩田康誠騎手は第16回以来7年ぶりの北海道スプリントカップ2勝目。管理している長谷川浩大調教師は開業から3ヶ月で重賞初勝利。
数学が合論理的な学問でなければならないということは自明の前提としてもいいでしょう。さらにこのことは,スピノザのように数学を幾何学であるとみなす場合にのみ特有に妥当するわけではありません。むしろデカルトRené Descartesの数学のように,幾何学を代数学に置き換えた場合にも同様です。スピノザが関心を示さなかった計算とか解析といったことも,合論理的に行われるのでなければそれは数学とはいえません。デカルトの数学は物体corpusを対象として扱うことはできませんでした。ですから数学が合論理的でなければならないということは,数学の学術的対象を単に知性intellectusのうちにある思惟の様態cogitandi modiとみるか,知性の外にある形相的有esse formaleも数学の対象になるのかということとは無関係に成立しなければならないのです。
ではスピノザにとって合論理的であるということ,とりわけ人間にとって合論理的であるということがどういうことであったのでしょうか。僕はそれは,スピノザが従来の理性ratioと欲望cupiditasの対立として捉えられていた道徳律に対し,新たな道徳律として呈示した能動actioのことであると解します。なぜそう解するのかを説明していきます。
まず,合論理的であるということは,帰結する事柄が真理veritasであるということを意味します。これもそれ自体で明白だと思います。とくにスピノザの場合,数学の意義というのは,真理の何たるかしたがってまた真理獲得の方法の何たるかを明らかにするという点にあったのですから,数学が真理を明らかにする学問であるということは前提としなければなりません。一方,数学が合論理的な学問でなければならないということも自明の理であるのですから,合論理的な学問が真理を明らかにするということもまた自明でなければならないのです。
次に,人間がＸについてその真理を知るということは,スピノザの哲学ではその人間の精神mens humanaのうちにＸの真の観念idea veraがあるあるいは同じことですがＸの十全な観念idea adaequataがあるという意味です。すでに説明したように,僕は事物の真理というのは客観的有esse objectivumとしてのみあるという解釈を採用しますが,この場合には人間が真理を知るということが中心なので,事物の形相的本性essentia formalisと真理を等置しても構いません。
シュウジが先手を奪いました。2番手にショコラブランで3番手がヤマニンアンプリメ。この後ろはノボバカラ,カツゲキライデン,フジノパンサー,タテヤマ,シングンヴィグラス,メイショウアイアンの6頭が一団。さらにフィールザスマート,メイショウブイダン,タイセイエクレールの3頭も一団でここまでは集団。2馬身差でトドイワガーデン,ヴァッフシュテルケ,ロードメビウスの順で続き,3馬身差の最後尾にエリモグレイス。前半の600mは34秒8のミドルペース。
3コーナーでは上昇してきたノボバカラがヤマニンアンプリメと並んで3番手は併走。その後ろにカツゲキライデンとフジノパンサー。直線に入るとシュウジを抜いてショコラブランが先頭に。その外に回ったのがヤマニンアンプリメで,直線の半ばでショコラブランを抜いて先頭に立つとそこから抜け出して快勝。シュウジの内を回って追い上げてきたノボバカラが2番手に上がりましたが,大外から鋭い脚を使ったメイショウアイアンがフィニッシュ前に差して3馬身差で2着。ノボバカラがクビ差で3着。
優勝したヤマニンアンプリメは2月のオープン特別以来の優勝で重賞は初制覇。とはいえオープンを勝った後,1400mの重賞で連続2着。オープンを勝ったときが1200mで,距離の短縮は有利と思えましたので最有力候補とみていました。ここはこれまでよりも前の位置でレースを進め,末脚に鈍りがなかったので快勝になりました。こういうレースができるということは,これまでは少し抑え過ぎていたのかもしれません。ベストは1200mで,1400mまでは対応できるとみておくのがいいのではないでしょうか。母の9つ上の半兄に1989年にデイリー杯3歳ステークス,1991年にアルゼンチン共和国杯,1992年に目黒記念を勝ったヤマニングローバル。Imprimeはフランス語で印刷用紙。
騎乗した岩田康誠騎手は第16回以来7年ぶりの北海道スプリントカップ2勝目。管理している長谷川浩大調教師は開業から3ヶ月で重賞初勝利。
数学が合論理的な学問でなければならないということは自明の前提としてもいいでしょう。さらにこのことは,スピノザのように数学を幾何学であるとみなす場合にのみ特有に妥当するわけではありません。むしろデカルトRené Descartesの数学のように,幾何学を代数学に置き換えた場合にも同様です。スピノザが関心を示さなかった計算とか解析といったことも,合論理的に行われるのでなければそれは数学とはいえません。デカルトの数学は物体corpusを対象として扱うことはできませんでした。ですから数学が合論理的でなければならないということは,数学の学術的対象を単に知性intellectusのうちにある思惟の様態cogitandi modiとみるか,知性の外にある形相的有esse formaleも数学の対象になるのかということとは無関係に成立しなければならないのです。
ではスピノザにとって合論理的であるということ,とりわけ人間にとって合論理的であるということがどういうことであったのでしょうか。僕はそれは,スピノザが従来の理性ratioと欲望cupiditasの対立として捉えられていた道徳律に対し,新たな道徳律として呈示した能動actioのことであると解します。なぜそう解するのかを説明していきます。
まず,合論理的であるということは,帰結する事柄が真理veritasであるということを意味します。これもそれ自体で明白だと思います。とくにスピノザの場合,数学の意義というのは,真理の何たるかしたがってまた真理獲得の方法の何たるかを明らかにするという点にあったのですから,数学が真理を明らかにする学問であるということは前提としなければなりません。一方,数学が合論理的な学問でなければならないということも自明の理であるのですから,合論理的な学問が真理を明らかにするということもまた自明でなければならないのです。
次に,人間がＸについてその真理を知るということは,スピノザの哲学ではその人間の精神mens humanaのうちにＸの真の観念idea veraがあるあるいは同じことですがＸの十全な観念idea adaequataがあるという意味です。すでに説明したように,僕は事物の真理というのは客観的有esse objectivumとしてのみあるという解釈を採用しますが,この場合には人間が真理を知るということが中心なので,事物の形相的本性essentia formalisと真理を等置しても構いません。
