スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

鉄の爪&薬局

2018-09-16 19:10:08 | NOAH
 『外国人レスラー最強列伝』の第5章は鉄の爪といわれたフリッツ・フォン・エリックです。
                                     
 エリックは握力が強く,クロー技をフィニッシュホールドとしていました。鉄の爪はそこからついた異名ですが,爪を使って攻撃するというわけではありません。馬場によれば,リンゴを潰すくらいの握力を有するレスラーは珍しくなかったそうですが,エリックはリンゴを空中に放り投げてキャッチし,その刹那に握り潰すくらいの力があったそうで,これはレスラーの中でも稀有だったそうです。
 エリックと馬場の試合は過去映像として観たことがあります。これは日本で行われたもので,エリックはヒールに徹していました。試合の大半を殴る蹴るで構成し,最後にクロー技で仕留めようとする内容でした。それがエリックの本来のプロレスのスタイルであったのかどうかは分かりませんが,テクニックに長けたレスラーではなかったのだろうと思います。
 全日本プロレスに対してはレスラーとしてよりもブッカーとしての貢献の方がずっと大きかった筈です。テキサスでプロモーターを務めていました。超獣人間魚雷はエリックの下で仕事をしていましたし,ザ・グレート・カブキがアメリカでブレイクしたのもエリックの下ででした。ブロディはプロモーターとしての馬場のことを信頼していた,少なくとも全日本復帰後は全面的に信頼していましたが,エリックのことも同様だったとカブキは語っています。ブロディの扱い方を弁えていた数少ない人物のひとりだったといえるでしょう。
 レスラー時代はテキサスのトップスターで,引退後はその座は息子たちが引き継ぎました。ですがエリック一家は呪われた一家という異名があり,次々と不幸に襲われました。そのうち次男のデヴィッドは,全日本プロレス参戦中に都内のホテルで急死しています。息子たちの中でプロレスラーとしての資質が最も高かったのがおそらくデヴィッドで,デヴィッドの死はプロレス界全体にとっても大きな損失であったと僕は思っています。

 僕がインスリン等を処方してもらっているのは個人営業の薬局です。ですから薬剤師はふたりだけで,そのふたりが交互に店舗に滞在しています。僕の家はそのうちのひとりの家と薬局の中間にあるので,薬剤を配達してもらうことが可能になっています。一方,母や妹の薬を処方してもらっているのはチェーン店ですから,常に何人かの薬剤師が店舗に滞在しています。ですから多くの薬剤師が担当者になります。
 僕は以前に,将来的には麻薬が処方される可能性があり,それをここで処方してもらうことが可能であるかを質問したことがありました。そのときには処方はできるがすぐには無理という返事でした。この返答をした薬剤師はどういうわけかこの店舗で担当になるケースが多く,相手方は分かりませんが僕は知っている人でした。だからそのような質問をしたのだと理解してください。
 この日はそれとは別の薬剤師が担当になり,処方箋を確認すると,ワンデュロパッチは麻薬であるからすぐに処方することはできないということを伝えてきました。ところがそれ以上のことになるとはっきりとせず,どれくらいの時間があれば処方できるのかが僕にはまるで分かりませんでした。どんな薬品でもそうでしょうが,とくに麻薬のようなものはできる限り早い段階で用意できるのがいいのは当然です。店舗の薬剤師ですから,その店で薬品を購入してほしいという気持ちは僕も理解しますが,たとえばその日のうちに用意することができないのであれば,すぐに処方できるような別の薬局を紹介するというのが,僕の考え方が間違っているのかもしれませんが,薬剤師の仕事であるように思います。押し問答のような形で時間ばかりが経過してしまいましたので,僕の方から渡した処方箋を返してもらうように伝え,それを受け取って店を出ました。
 僕が利用している薬局がすぐ近くですのでそちらに向いました。処方箋を渡して,処方が可能であるかを尋ねますと,午後には用意できるとのことでしたので,ここで依頼することにしました。これ以降,母はずっと麻薬の処方が続きましたので,母の薬もすべてこちらの薬局で処方してもらうことになりました。
コメント
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