スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

王将戦&買い物

2010-11-29 20:28:26 | 将棋
 第60期王将戦挑戦者決定リーグ戦は,初戦敗退後に4連勝した佐藤康光九段と豊島将之五段が今日の最終局で直接対局。勝った方が挑戦者という分かりやすい図式になりました。過去は去年のこのリーグでの1局のみで,それは佐藤九段の勝ち。
 あらかじめ決まっていて佐藤九段の先手。豊島五段が横歩取りに誘導しましたが,先手が取らずに▲5八玉とし,後手も△8四飛と受けたので変則的な相掛り,相浮飛車という将棋に。典型的な力将棋でこの後,後手から角交換。先手がその角を打って香得を果たしました。
                         
 このまま長引けば駒得が生きますから先手の優勢になるでしょう。ということでここからは後手の攻め,先手の受けという展開になります。端に手をつけてありますので△1六歩から食い破りにいきました。攻めの最大の焦点は,いい形で飛車を取ることができるかどうか。先手の受け方が最善であったかどうかは分かりませんが,第2図のように進みました。
                         
 ここで▲4六歩と突いていますが,これはいかにも苦しそうな一手。後手は銀を取ってからついに飛車を取り,1九に打ち込みました。後手は最大の焦点をクリアした格好で,こうなれば優勢といっていいでしょう。この後,先手の猛烈な粘りに合い,かなり手を焼くことになりましたが,逆転は許さず,後手が押し切っています。
 豊島五段が挑戦権を獲得するとともに六段に昇段。このメンバー相手に挑戦者になったのは素晴らしい結果。あるいは来年は,新たなヒーローの誕生ということもあるかもしれません。七番勝負の第一局は来年1月8日と9日です。

 哲学のスイッチはひとまずオフにして,話を百日法要後の日常に戻します。
 翌日の9日は仕事で伊勢佐木町へ。これは経済的な観点からいえば大した儲けにはならないものでしたが,過去からの繋がりというものもあり,また,日程的に合いそうなのがこの日しかありませんでしたので,本当は気は向かなかったのですが出掛けました。早めに終えてもらって区役所へ。これは前に説明した介護保険の手続きのため。その後で見舞いに行ったのですが,区役所と病院はすぐ近くということもあり,午後4時半前には帰宅できました。
 11日に妹のみなと赤十字病院での歯科の予約が入っていました。来日した伯母はこれも連れて行ってもいいと言ってくれたのですが,事前や事後の手続きなど,面倒なこともありますから,僕が同行しました。この日は予約時間が午前11時。これでは仮に妹が作業所に行ったとしても,すぐに病院に行かなければならないことになりますので,休ませました。ただ,11時というのは,以前に説明しましたバスの時間からはとても都合がよい時間でして,その点では楽だったといえます。
 この日もすぐに呼ばれました。歯周病の方に関してはまだ様子を見てみるという結論になり,それに関する主だった治療はなし。下の歯だけ歯石を除去して治療は終了。これは別に下の歯だけ歯石が付着していたからというわけではなく,上の歯は次の診察時に取るということです。11時からの診察でしたから,事後の手続きを終えると12時は回っていました。みなと赤十字病院には食堂がありますのでそこで昼食。そのまま妹を連れて母の見舞いに。さらにその帰りに買い物をして戻りました。
 この買い物というのも実に厄介。できればまとめて買っておきたいですが,そうなると荷物があまりに多くなって,持って帰るのが大変。母は週に2回位の買い物だったと思うのですが,今から考えればこれは母が車を運転できたから可能だったこと。こうしたことも実際に経験してみなければなかなか分からないことです。僕は最近は2日に1度という頻度で買い物をしていますが,それでも買うものによってはかなりの重さになってしまうことがあります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする