スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

倉敷藤花戦&妹の支援

2010-11-12 19:16:11 | 将棋
 互いに1勝ずつをあげて迎えた第18期倉敷藤花戦三番勝負第三局は,さる3日に倉敷で指されました。
 振駒で岩根忍女流二段の先手。またも相三間の浮飛車。里見香奈倉敷藤花が飛車の動きで手損をしたためやや作戦負け模様に。しかし先手がすぐに攻めにいかずに抑え込みにいったため,穴熊に組んでチャンスを待ちました。
                         
 ここから△2四飛と回りました。以下は▲4六銀△4四歩▲同歩△同金▲3七桂△1四香▲4五歩△同桂▲同桂で第2図。
                         
 ここで△1八歩と叩くのが好手。▲同香は△1七歩と叩かれてから香車に成られると先手の飛車が1六に回れなくなります。やむなく▲1五歩とこちらを止めましたが△1九歩成▲1四歩△同飛▲1六歩に△3四歩がまた好手。▲2六飛△2四香▲2五桂△同香▲同飛に△1六飛(第3図)と走り,後手が端を食い破ることが確定しました。
                         
 先手の方針は抑え込みですから,こうなっては玉の堅さの差が大きく実戦的には大差。以下,順当に後手が押し切って勝っています。
 逆転で里見倉敷藤花の防衛。苦手としていた相手に先勝を許しながら防衛しましたので,単なる防衛以上の大きな意味がるように思います。

 翌15日は妹を送った後,作業所の責任者の人とじっくりと話し合いの場を持ちました。作業所といっていますが,これはいわゆる一般企業ではなく,知的障害者のための支援施設なのです。したがってこの作業所には,僕の妹以外にも多くの知的障害者が勤務していました。そうした関係から,ただ作業所で働くということだけではなしに,ほかのサービスがあり,どのようなサービスを利用するかということについて話し合いをもったのです。もっとも,サービスとはいってもこれは有料です。
 結果的にこのときに決まったのは,月に2回程度,入浴の支援を行うこと。妹は普段は家ではひとりで入浴していましたから,これは必要性という点から考えれば不要でしたが,この入浴というのは,作業所での作業の終了後に行われます。つまりこれは帰宅時間がその分だけ遅くなることを意味しますから,僕が家で待っていなければならない時刻というのもそれだけ遅くてすむということになるのです。妹は現時点ですでに2度,このサービスを受けていますが,本人は喜んでいました。
 もうひとつが宿泊で,これは宿泊のための施設の空きの状況を調べる必要があり,このときには具体的な時間を決定することはできませんでした。ただ,月に1回程度はこのサービスも利用するということにしまして,1回目は今月の25日に決まりました。今回は1泊ですが,来月以降は2泊になる可能性もあるようです。
 最後に,妹を家まで送ってもらうというサービス。母の異変が生じる前は,は妹を作業所に送るだけではなく,たとえば雨の日などには迎えに行くということもあったのです。ただしサービスは事前に日時を決定しておく必要があり,雨になったから送ってもらうということはできません。というわけで,それならば最も疲れているであろう週末がよいのではないかということになり,今月から金曜は送ってもらっています。なお,このサービスは入浴サービスとはセットになっていますので,入浴サービスがある日は入浴後に送ってもらうということになります。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする