スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

女流王将戦&仕上げ磨き

2010-11-19 18:44:01 | 将棋
 先週の土曜に放映された第32期女流王将戦三番勝負第一局。霧島酒造杯ということで都城での対局。対局日は10月17日で,この日まで清水市代女流王将が6勝,里見香奈女流名人が5勝。
 振駒で里見名人の先手。▲7六歩△8四歩▲5六歩で中飛車かと思いましたが△8五歩▲7七角△5四歩▲8八飛で向飛車。後手が早めの△7四歩で急戦を匂わせたのに対し,先手が角道を止めたので一転して居飛車穴熊。先手が銀冠の持久戦に。
                         
 ここから後手が△6五歩と仕掛けて戦闘開始。先手の2五歩とか1八香というのはプラスになるかどうか微妙なところ。苦心の手待ちといったところで,先手でこういう手を指さなければならない駒組では,先手の作戦負けといえるでしょう。この後,先手の受け方にやや問題があったかもしれませんが,後手の仕掛けが成功する形となりました。
                         
 △6八飛の王手銀取りに▲4八角と受けたところで,ここはもうすぐ終るのではないかとも思えた局面。△4六金が有力そうですが,感想戦の感じだとそれでも意外に難しいようです。実戦は△5八金。▲3九角打と受けました。この後,後手は直接手を連発するような攻め方をしたのですが,先手の徹底抗戦の前に持て余すことになってしまいました。第2図は見た目ほどの差がないようです。
                         
 ここは先手が後手の攻めを受け止めたところで,厳密には逆転しているようです。しかしこの手番で▲6二飛と打ったのが敗着。△4二銀▲6一龍△5三角と進みました。
 手順中,自然に思える▲9一龍でなく▲6一龍だったのは,この△5三角が見えたからでしょう。ここで飛車が逃げると△2六角~△3八銀で先手玉が寄ります。なので▲1七銀と頑張ったのですが,△6二角~△6九飛と打たれ,今度は受け止めることができなくなりました。
 清水女流王将が先勝。もう結果は分かっているわけですが,分かった上で将棋を見るというのも悪くはないと感じました。第二局は明日の放映です。

 詳しい検査の結果,やはり妹の歯周病は以前よりも進行していたようです。ただ,妹は確かに歯が痛いと訴えることはあったのですが,その影響で食事の量が減ってしまうとか,あるいは痛みによる睡眠不足が生じるとか,そういった類のいわば別種の問題は何も生じていませんでした。他人の痛みというのはだれにも理解できるものではありませんから,妹の歯の痛みというのがはたしてどれほどのものであったのかということは,僕はもちろん医師や歯科衛生士にも分かりません。ただ現実的に,その痛み以外に何らかの問題が生じていたというわけではありませんでしたので,歯周病の治療はせず,もう少しだけ様子をみていくという結論になりました。結論といっても判断自体は医師が下すわけですから,おそらく歯周病自体,何らかの治療が必要なほどにまでは悪化していなかったということなのだろうと思います。
 この後,さらに歯科衛生士による歯磨きの指導というのがありました。やはり妹は自分で歯を隅々までくまなく磨くということはできていなかったようです。とくに奥歯の方には磨き残している部分が多いので,最後に仕上げとして磨き直してやるように言われました。
 実は小脳出血を生じる以前は,妹が自分で磨いた後,母が磨き直していたようなのです。僕はそれをやっていませんでした。もうこの時点で,母による仕上げ磨きがなくなってから20日ばかりが経過していましたから,この日に磨き残しが多かったのにはそういった影響があったのだろうと思います。というわけで,この日の夜から,妹が歯磨きをした後で,僕が改めて磨き直すようにしました。本当は歯磨きをした後には毎回これをやった方がいいわけですが,朝は時間的にも忙しすぎますし,昼は基本的に作業所で食べますから僕がやることは不可能。というわけで夜だけです。これは歯科での治療の際にもそうではないかと思うのですが,妹はかつて何度か顎の関節を外してしまったことがある影響で,あまり口を大きく開けるということができなくなっています。したがって少しばかりやりにくくはあります。
コメント
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