スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

JBCスプリント&小脳出血

2010-11-08 18:47:19 | 地方競馬
 芝,ダートに関係なく日本初,1000mで争われた3日の第10回JBCスプリント
 好発からサマーウインドの逃げ,外の2頭,アイルラヴァゲインとナイキマドリードが追う形。最初の400mが22秒2。これはハイペースでしょうが,コーナーを回るレースですから許容範囲でしょう。
 結局,逃げたサマーウインドは後続に影をも踏ませぬという形容がぴったりとなる4馬身差の圧勝。流れ込むという形ですが地元のナイキマドリードが健闘の2着。内目から差し込んだミリオンディスクが3着。
 優勝したサマーウインドは前哨戦のクラスターカップ東京盃から3連勝で大レース初制覇。スピードを生かすタイプの馬ですから,今年のレースが1000mという距離で争われたのは好都合であったと思います。どのくらいの距離まで対応できるのかは分かりませんが,1200mまでであれば今後もかなりの活躍が見込めるでしょう。父はタイキシャトル,母は重賞2勝のシンウインド
 鞍上の藤岡佑介騎手,管理している庄野靖志調教師にとっては待望の大レース初勝利となりました。
                         

 が発症した病気は脳内出血だったわけですが,もう少し具体的にいえば,小脳出血でした。
 動物の中で人間というのは脳が占める比重というのが大きく,一口に脳といってもいくつかの部位に分かれています。そのうち小脳というのは,どちらかといえば人間の本能というか原始的生活に関係するような部分であるということは僕も知っていました。母は目眩と吐き気以外には自分自身で感じるような,あるいは僕などが傍から見ていて分かるような症状を呈しませんでした。すなわち手足は自由に動かすことができましたし,言語機能や思考機能などにも一切の異常を起こさなかったのです。そしてこれは,出血を起こした部分が小脳であったからでした。
 12日に医師から話があるということで,僕は叔父と一緒に聞いてきました。このとき,造影剤を用いた検査結果の写真を見せてもらいましたが,出血を起こしているのは脳の中央といえるような部位。そこがどんな機能を負っているのか,たとえば視神経と関係しているのかあるいは三半規管と関係しているのかといったことは僕には分かりませんでしたが,いずれにしてもこれが目に見えて表れた症状の原因であることには違いありませんでした。ただ,出血といっても多量とはいえず,また,経過の観察からして出血自体も止まっていると考えられ,手術をするというのはむしろリスクが高いので,投薬治療を行っていくという方針になりました。とはいえ,病院に来るのがもう少し遅れていれば,生命に関わっていたかもしれないとの話でした。
 そのほか,このときの医師の話で特記しておくべきことは,まず出血の原因ですが,これは一般的には動脈硬化とのこと。ただ,これを特定することは少なくともこの時点では不可能であるという話でした。もうひとつは後遺症が残るかどうかということ。これも一般的には,脳内出血の中でも小脳出血の場合は予後は順調なケースが多いようです。ただし,もちろんこれも必ずというわけではありません。したがって,何らかの後遺症が残るという可能性はあるというのが医師の見解でした。
コメント
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