スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

はるかマニア&原因の十全性

2006-07-29 21:13:00 | NOAH
 フリーといいながらNOAHにしか参戦しないレスラーにSUWA選手がいます。で,最近この人がはるかマニアと書かれたTシャツで入場していました。プロレスの世界でハルカマニアといえば,これはハルク・ホーガンのファンを意味するのですが,いまさらSUWA選手がそんなことをアピールするわけはないですし,何より平仮名です。何のことかと訝しく思っていたのですが,今年引退した永源遙さんのマニアという意味でした。高山選手の復帰戦となった武道館大会では,第1試合で永源さんの好敵手だった百田光雄選手と対戦。ここに永源さんのシンボルであったピンクのタイツで登場し,永源さんがセコンドにつきました。試合はマイティ井上レフェリーにもちょっかいを出しながら勝ったのですが,試合後,なおも百田選手を攻撃しようとしたところ,永源さんに足をすくわれてしまい,井上レフェリーと合わせて3人に袋叩きにされてしまいました。
 今晩(正確には明日未明),いよいよハーツクライがキングジョージに出走します。今年は6頭と少頭数。最大の強敵はフランスのHurricane Run。あと,Electrocutionistという馬も強いですが,こちらはやや距離が微妙です。今回は応援なので予想はしません。競馬は日本が世界のトップクラスにある数少ないスポーツのひとつです。

 知性の秩序に従って人間の精神のうちにある十全な観念が生じるとき,対象の不要性とともに,もうひとつ僕が重要だと思うのは,原因の十全性とでもいうべき事柄です。たとえば,直線の運動によって円が生じるとき,直線はそれ自体で運動するわけではないので,そのように直線を運動させるのは純粋な知性作用で,すなわち,この観念を有する人間の精神以外の何ものでもないのです。つまり,ある人間の精神のうちに十全な観念が生じるときには,この十全な観念の原因はその人間の精神のみであって,それ以外の何かではありません。これを神との関係で考えれば,ある人間の精神の本性を構成する限りで,ある観念が神のうちにあると説明することが可能であり,ここからこの観念が十全な観念であることが理解できます。そしてこれを逆に考えれば,もしもある観念が,ある人間の精神だけを原因としてその人間の精神のうちに生じるなら,その生じた観念は必ず十全な観念であるということになるでしょう。
コメント
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