スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

弥彦記念&第二部公理五の正当性

2006-07-16 20:34:36 | 競輪
 弥彦記念は高峰選手と岡村選手で主導権争い。が,高峰選手の番手の藤原選手は離れてしまいました。結局,先行争いを制したのは岡村選手の方だったのですが,無駄に脚力を消耗してしまった感じで,改めて自力で捲って出た藤原選手には抵抗できず,この捲りに乗った小橋選手が優勝,2着は小橋選手マークの阿部選手,3着には直線で伸びた佐藤選手が入り,藤原選手は4着。
 競輪の着順は展開による影響が大きく,今回は必ずしも予想通りの展開でもなかったのですが,1年に1度あるかないかというくらいの会心の予想となりました。もっとも,配当は安いですが。
 優勝した小橋正義選手は一昨年の寛仁親王牌を制して以来不調で,優勝自体それ以来とのこと。一昨年はそのほかにも競輪祭GⅠ,東王座戦GⅡを制するなど,松阪記念の神山選手ほどではないですが,かなりの実績をもつベテラン選手。ただ,記念競輪は,おそらく2003年の川崎記念以来だと思われます。

 明日は盛岡でマーキュリーカップがあるので予想します。混戦模様ですが,距離が伸びてある程度前にいけるのではないかと考え,グラッブユアハート◎に期待します。ということは,レマーズガール○も軽視は禁物でしょう。そしてしぶといクーリンガー▲。逃げるであろうコアレスハンター△。このあたりまででしょうか。高齢馬が多いのが気になりますが。

 話を第二部公理五に戻します。
 ところでこの公理,カーリーなどははっきり指摘しているのですが,単純に公理として成立させることの正当性にいくらか問題を抱えているのです。というのは,たとえば僕が認識(感覚ないし知覚といってもいいです)するのは物体か観念のどちらかです。つまり,僕の精神を構成する観念は,物体の観念か,そうでなければ観念の観念です。しかし,僕がそうだからといって,すべての人間が同様であるということが自明であるというわけではないでしょう。なので,ここでスピノザが何を根拠にそのことがすべての人間に妥当であるということを公理として成立させているのかがもうひとつ不分明なのです。
 そしてこの問題が,今回のテーマと関係していると僕には思われるのです。
           
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする