スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

カネツフルーヴ&共通点の意味

2006-07-11 23:11:48 | 名馬
 競馬の世界には「名牝」ということばがあります。意味はふたつあって,ひとつは素晴らしい競走成績を残した牝馬,もうひとつは素晴らしい繁殖成績を残した牝馬です。もしふたつの条件が揃えば,それは名牝中の名牝ということになるでしょう。ロジータはそういう名牝中の名牝の1頭です。競走成績の話はしましたから,今日はカネツフルーヴという馬を紹介します。この馬はロジータの6番目の産駒。3歳時は芝のクラシック路線を走り,その後ダート路線に転向。折り合いを欠くレースを繰り返していたのですが,馬に任せて先行するレースで台頭,5歳時に帝王賞GⅠで重賞初制覇。さらに翌年の川崎記念GⅠを制すると,その後,長距離のGⅡをともにレコードで逃げ切って連勝しました。重賞4勝中3勝が南関東でのものという点に,何か因縁めいたものを感じます。
 明日はいろいろあります。まず大井のジャパンダートダービーから。ここは中央勢の上位争いとみます。能力的にはナイキアースワーク◎。ただ,距離や脚質には一抹の不安があり,前走は離された2着でしたが,本来の先行策ならヤマタケゴールデン○に逆転の目もあるでしょう。また,フレンドシップ▲の安定性も捨てがたく,この3頭はほぼ互角の評価をします。あとはバンブーエール△と南関東から羽田盃を勝ったサンキューウィン△まで。
 それから王位戦の第一局が始まります。羽生王位に挑戦するのは佐藤棋聖。渡辺竜王や森内名人もいますが,このカードが現在の将棋界では最高の組み合わせだと思います。ただし,対戦成績では羽生王位が一方的に勝ち越しています。また佐藤棋聖は先週の水曜の棋聖戦の後,土曜に順位戦●,月曜に王座戦○と指して,今日移動して明日から王位戦。これは異常なスケジュールというべきで,前夜祭の動画からは感じられませんでしたが,疲れが心配です。王位戦は2日制で,決着は明後日です。
 最後に松阪記念決勝(記事は14日)。九州が分かれての戦いで,先行が予想される北津留選手の番手の加倉選手◎から。井上選手△は逆にやりにくいとみて,新田選手○と神山選手▲の方を上位にみます。

 思惟の様態と延長の様態はあくまでも実在的に区別されると考えるなら,つまり,AとBが実在的に区別されるというとき,思惟の属性がこの区別をするにあたって有効であると考えるなら,公理五を意味ある公理にするためには,共通点の場合には,思惟の属性を無効にする以外には残された方法はないようです。したがって,Aは思惟の様態であり,Bも思惟の様態であるからといって,AとBには共通点があると考えてはいけないのです。つまり,AとBに共通点があるということの意味は,AとBには,思惟以外の何らかの属性が共通しているということなのです。
コメント
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