スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

スパーキングサマーカップ&写真

2006-07-21 23:07:02 | 地方競馬
 不良馬場で行われたスパーキングサマーカップ,先手を取ったのはカイジンクンでしたが,馬場状態を考慮すると,それほど速いペースでの逃げとはなりませんでした。2番手につけていたトキノフレンチが3コーナー過ぎに先頭に立つと,これをマークするように3番手を進んでいたイシノダンシングも追うように進出,この時点で後続は離れてしまい直線は2頭の叩き合いかと思ったのですが,イシノダンシングが楽に抜け出して快勝,離れた2着にトキノフレンチ,さらに離れた3着には後方から追い上げたコアレスデジタルが入線しました。結局,ある程度の実績をもつ馬より,ここ最近の好調馬や未知の魅力が感じられた馬の上位独占。こういうレースの馬券戦術のセオリーではありますが,競馬って難しいです。
 明日はサマーナイトフェスティバルの決勝です。夜の開催なのでまだ並びの情報がありません。おそらく,佐藤選手と山崎選手の北日本,稲垣選手,市田選手,金田選手の近畿は並ぶでしょう。中部は一丸選手,浜口選手で中団追走,兵藤選手と村本選手がそれぞれ単騎なので,北を追走するか分断にいくかです。ふたりとも追走するなら山崎選手▲でしょうが,ここはあえて市田選手◎と稲垣選手○を狙ってみます。あと兵藤選手△の差し脚。

 スピノザはよく,観念はキャンバスに描かれた絵のようなものではないといういい方をします。現代の我々には,写真の比喩の方がもっと分かりやすいでしょう。観念とは,断じて対象を撮影した写真のようなものではないのです。なぜなら,あるものの写真というのは,撮影されるそのあるもの(写真の対象)がなければあることができませんが,観念はこれに反して,対象などなくてもあることが(考えることが)できるものだからです。確かに僕たちは観念を写真のようなものと考えがちで,だからそれが対象をより明瞭判然と映しているほどその観念が真理に近いと思い込んでいるのですが,それは誤りです。僕が前に,ある観念が真理であることを証明するのは真の観念ではなく十全な観念であるといったのは,こういう理由からです。観念の真理性は観念に独自の秩序,いわば知性の秩序によって判定されなければならないのです。
コメント
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