スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

寛仁親王牌&スピノザの前提

2006-07-04 20:29:55 | 競輪
 寛仁親王牌決勝
 非常に出入りの激しい展開から,最終的に山崎選手と渡部選手で先行争いになりそうなところ,単騎の岡部選手がインから追い上げて先行。これを山崎選手が追う形に。すると後方に置かれた海老根選手を捨てた地元の手島選手が今度は自力で発進。バックで前段を完全に捲りきって後ろのやはり地元の後閑選手と直線は一騎討ち。結果,後閑選手が差しきって優勝。手島選手が2着に残り,山崎選手マークの佐藤選手が3着でした。
 後閑選手は昨年1月の競輪祭以来のGⅠ制覇。高松宮記念杯とは異なり,とても激しい見応えのあるレースでした。

 明日は棋聖戦の第三局が指されます。実はこのシリーズが始まる前,鈴木八段は,先手なら早石田,後手ならごきげん中飛車,相振飛車も指したいと発言していました。佐藤棋聖というのは棋士としては闘志を表面に出すタイプで,こうした挑発はほぼ受けます。なので明日は相振飛車になるものと思います。この予想は外れても実害がないので楽です。

 一方,川崎ではスパーキングレディーカップがある(記事は明後日)ので,実害(実益?)がある予想もしておきます。中心には関東オークス2着のグレイスティアラ◎。初の古馬相手は不利ですが,距離短縮はいいですし,同世代相手とはいえ,牡馬相手に重賞2勝の実績が光ります。こういう実績を残している馬がいないので,この馬が本命。相手はマリーンカップの1・2着馬ですが,ここ一連の成績から,グラッブユアハート▲は川崎を最も不得手にしている感があるので,レマーズガール○の方を上位にとってみます。つまらない予想ですがほぼこの3頭の争いとみて,ほかの馬の名前はあげません。

 AとBは互いに互いを認識できないということは,AもBも何かを認識するという行為は可能であると考えなければ成立しない言明です。ところで,ここでAとかBといっているのは任意のものですから,何であっても構いません。ということは,第一部公理五のスピノザの言明は,すべてのものが認識という行為自体はなし得るということを前提していなければ成立しないと思うのです。
 僕がいっていることがレトリックと思われないために補足すれば,第一部公理五は僕が暫定的な意味で示したように,外部に知性を立てる仕方で言明できたわけで,スピノザはそれを分かった上で,あえてそうではない仕方で公理にしたと思うのです。そこでまず,この前提の根拠を考えなければなりません。
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