スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

サマーナイトフェスティバル&知性の秩序

2006-07-22 22:20:14 | 競輪
 今晩のサマーナイトフェスティバル,注目の並びは村本選手が北日本追走,兵藤選手が北日本分断(山崎選手と競り),中部は浜口選手が前で位置を決めずにということになりました。
 先行したのは稲垣選手でしたが,4番手を取った佐藤選手が早めの捲り。バックで完全に捲りきったのですが,番手を取った兵藤選手が離れたために,稲垣選手の後ろを回った市田選手が飛びつき,4コーナーでは佐藤,市田の後ろに内が金田,外に兵藤という態勢。結局,直線で佐藤選手を捕えた市田選手が優勝,佐藤選手が2着に粘り,3着は兵藤選手でした。
 優勝した福井の市田佳寿浩選手は早くから期待されていた選手でしたが,ビッグ(GⅠ・GⅡ)はこれが念願の初優勝となりました。
 それより2着の佐藤友和選手。豊橋記念のときもびっくりだったのですが,ここでも2着に食い込んでくるとは…。まだ新鋭といっていい選手ですが,将来がかなり有望です。

 1本の直線があります。この直線の片方の端は固定されていて,もう一方の端だけが左右どちらかに運動するなら,この直線の運動によって円が形作られます。そこでもしも,これがこのようにことばの上でではなく,また実際に紙の上にでもなく,純粋に知性作用として人間の精神のうちに生じるとすれば,このようにして形成される円の観念こそ,円の十全な観念なのです。
 もちろん直線はそれ自体で運動するものではありませんし,また自然のうちに現実的に形相的なものとして存在するどの円も,このような仕方で形成されるというわけではありません。にも関わらず,これは円の十全な観念であり,もっといえば,人間の精神のうちに円の十全な観念があることができる唯一の仕方なのです。そしてこれが,物体に一般の秩序とは異なる知性の秩序の代表的な一例です。
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