スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

豊橋記念2日目優秀&第一部公理一の意味

2006-06-24 21:45:52 | 競輪
 豊橋記念の2日目優秀競走
 昨日の予想に反し北日本は渡辺一成選手が前で,このラインの先行だったのですが,海老根選手が早めに巻き返して捲りきり,番手を回った高木選手が1着,海老根選手が2着で,渡辺晴智選手が3着。南関東は分かれずに3車で結束だったのですが,このラインでの上位独占となっています。
 なお,まったくの余談になりますが,勝った高木選手は僕の高校時代の1年先輩。まあ,同級生でも知らない人の方が多いくらいなのでまったく知り合いではありませんが,学生食堂あたりで顔を合わせたことがあったのかもしれません。明日,決勝の予想をします。

 明日は宝塚記念ですが,自身にアクシデントでも起きない限り,勝つのはディープインパクト◎です。2着も能力的にはリンカーン○で堅そうですが,配当的妙味を加味してナリタセンチュリー△とファストタテヤマ△をあげておきます。どうしても配当のことを考えてしまうので,僕はディープインパクトが出るレースはあまり当てたことがありません。

 スピノザは第一部定義三でそれ自身のうちにあるesse in seものを実体substantia,第一部定義五でほかのもののうちにあるものを様態modiといっています。実際は,実体とはそれ自身のうちにあるもので,様態とはほかのもののうちにあるものといっていますが,定義Definitioの命題は定義されるものの本性essentiaを明示しますから,Aの本性がXであるなら,Xという本性を有するものはAであり,Aだけであるという関係が成立するので,こう解釈して構いません。
 これで,第一部公理一の意味が分かります。つまり,第一部公理一でいわれているのは,自然Naturaのうちに存在するものは,実体であるか様態であるかどちらかである,あるいは,自然のうちには,実体と様態以外には何も存在しないということなのです。実際,スピノザが何らかの定理Propositioの証明Demonstratioのために第一部公理一に訴えるときには,このような意味でこの公理Axiomaを用いています。
コメント
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