スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

女流王将戦&中に起こること

2006-06-10 22:52:14 | 将棋
 6日に指された女流王将戦の第四局ですが,後手の千葉涼子女流王将が中井広恵女流六段を降して対戦成績を2勝2敗の五分に戻しました。このタイトル戦は5番勝負ですので,次に勝った方がタイトルを獲得するということになります。13日に指されるのですが,これだけいい勝負に(このおふたりは過去の対戦成績もほとんど互角です)なっているのに,ネット中継されないどころか,ネット上では棋譜も公開されないのは何とももったいない気がします。
 東京競馬場でのGⅠ5連戦も先週で終了。明日は趣を変えて武雄記念競輪の2日目,記念競輪の2日目恒例の優秀競走を予想してみます。はっきりとした並びは分かりませんが,矢口選手以下の上越勢と高城選手以下の近畿・中部勢の2分戦。南関東勢と九州単騎となった池尻選手の出方が分かりませんが,ここは矢口選手△の先行とみて兵藤選手◎と小橋選手○ですね。高城選手▲の捲りが届く可能性もあるかもしれません。

 どの精神も,その精神を構成している観念の対象の中に起こることを認識するというのは,エチカにおける論理的な結論で,これを否定するのは難しいでしょう。しかし,これはあくまでも論理的にはそうなるというまでです。一律に観念の対象の中に何かが起こるといっても,これは実際に何かが起こることを意味するわけではありません。たとえば三角形について考えれば,物体としての三角形の中に何かが起こるということはありません。したがって,三角形にも精神はあるのですが,三角形の精神は,この精神を構成している観念の対象の中に何も起こらないのですから,実際には何も認識しないということになるでしょう。こう考えれば,この結論も,そうも不条理ではないと思われます。
コメント
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