スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

武雄記念&機械

2006-06-13 21:32:06 | 競輪
 武雄記念は前予想に反して小嶋選手の先行。番手の浜口高彰選手が直線で抜け出して優勝しました。
 浜口選手はベテラン選手で記念競輪は久しぶりの制覇。おそらく2003年7月の取手記念以来だと思います。7番手に置かれた荒井選手の捲りに乗った兵藤一也選手が2着,4番手の北津留選手は不発に終わり,自力で捲った池尻選手が3着でした。

 明日は川崎で,今年からGⅡに格上げされた関東オークス。2100メートルという距離は微妙ですが,能力的に断然上位のグレイスティアラ◎で負けられないと思います。相手の筆頭には人気も勘案してモンヴェール○を。それから桜花賞東京プリンセス賞と連勝中のチャームアスリープ△。もう1頭挙げるならフローレンスガール△。武豊騎手で人気を集めそうなシェルズレイは僕は軽視します。

 三角形の中には何も起こらないとしても,人間が作り出す機械の中にはかなり複雑なもの,つまり,多くの個物によって組織されているひとつの個物があります。
 もちろんスピノザの時代には,現代ほどには複雑な個物はなかったでしょうから,スピノザ自身がそういったことを想定していたかどうかは何ともいえませんが,そうした機械の中には,確かにそれ自体で考えれば,その中に何事かが生じ得るとしか考えられないようなものがあるのも事実だと思います。また,現に,そういった複雑な機械は精神を(一般的な意味でです)有すると考える人もいるでしょうし,また,そうは意識していないとしても,たとえばパソコンが不調だったりするときに,パソコンに対して怒ったりする人は存外に多く,こういう人は無意識的には機械があたかも精神を有していると思っているのだといえるかもしれません。
 ただ、厳密にエチカに訴えて考えるなら,ここにもまだ留意するべき点があるのです。
コメント
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