マザーレイクカップ＆精神の差異

　今日のマザーレイクカップは昨日の青龍賞とは逆に渡辺選手が抑えにくる平原選手を突っ張って先行する形に。平原選手も果敢に挑みましたが力尽きて渡辺選手の先行。前予想通りの展開でやったかと思ったのですが，番手の山崎選手が直線で意外に伸びずに3着。山崎選手につけていた加藤選手と山口富生選手が突き抜けてのワンツーでした。
　山崎選手のコメントから察するに，思っていた以上に加藤選手に早くから踏まれてしまったようですが，加藤選手はある程度は自力も出せる選手なのですから，少々甘いといわれても仕方ないような気がします。

　精神の本性が一般に精神を構成している観念の対象の本性に一致するのであれば，現実的に存在する(個物としての)精神の差異というのは，この精神の有を構成している観念の対象が異なるだけ異なっているということになります。つまり，個々の精神の相違というのは，精神を構成する観念の対象の相違に帰することができるわけです。
　したがって，人間の精神，馬の精神，三角形の精神というのは(ここでは現実的に存在する個物を対象としていますから，この人間，この馬，この三角形の精神という意味です)，ちょうど形相的有としての人間，馬，三角形が異なるように異なっているのです。