武雄記念二日目優秀＆第二部公理三

　武雄記念の優秀競走は前予想通りに矢口啓一郎選手の逃げ，番手を回った兵藤一也選手が差して1着，矢口選手が2着に粘り，3着も3番手を回った小橋正義選手が入って，上越ラインの上位独占。
　まあ，予想通りとはいえますが，当然ながら人気となったラインでもあり，あんまり褒められたものでもないですね。決勝は明後日ですので明日また予想します。

　精神mensがなし得ることについてさらに補足するため，ここで第二部公理三を採り上げます。
　「愛・欲望のような思惟の様態，その他すべての感情の名で呼ばれるものは，同じ個体の中に，愛され・望まれなどする物の観念が存しなくては存在しない，これに反して観念は，他の思惟の様態が存しなくとも存在することができる」。
　この公理Axiomaの意味は，観念idea以外の思惟の様態cogitandi modiがある知性intellectusないしは精神のうちに存在するためには，何らかの観念が存在していなくてはならないが，観念が知性のうちに，観念の総体である知性のうちに存在するためには，それ以外の思惟の様態が存在している必要はないということで，すなわち，思惟の様態というものがいくつかあるとしても，その第一のものは観念であるということです。