スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

高松宮記念杯&第二部定理九系

2006-06-08 22:49:49 | 競輪
 4日に決勝が行われた高松宮記念杯ですが,山崎芳仁選手と井上昌己選手の二分戦に。
 山崎選手が抑えにきたところ,井上選手は3番手の岡部芳幸選手のところで粘り,兵藤一也選手もそこに追い上げたので逃げた山崎選手と番手の佐藤慎太郎選手には楽な展開。直線は両名のマッチレースとなり,写真判定の末,山崎選手が逃げ切って優勝となりました。
 山崎選手はヤンググランプリ・東王座戦とGⅡは2勝していますが,GⅠはこれが初優勝。また,競輪学校88期生で,80期代のGⅠ制覇もこれが初めてです。
 佐藤選手はかなり余裕があり,車間も開けていましたし,一旦は抜いた感じもあったのですが(ゴール後,手を上げていました),山崎選手の驚異的な粘りの前に大魚を逸しました。
 3番手を取りきった兵藤選手が流れ込んで3着でした。
 GⅠの決勝では往々にしてあるケースですが,ちょっと淡白なレース。佐藤選手が競って強いのは分かりきっていますが,それでもだれか番手で勝負してほしかった気もします。

 定理九系です。
 これは定理一二を直接的に導く系なので,前回のテーマでも採り上げましたが,ここでは別の角度から注目しますので再掲します。
 「おのおのの観念の個々の対象の中に起こるすべてのことは,神がまさにその対象の観念をもつ限りにおいてのみ,神のうちにその認識がある」。
 ここでは,対象の観念をもつ限りでの神とは,要するにその対象の観念そのものであるということを押えておく必要があります。そして,すべてのものが精神を有するという意味で,精神一般について考える場合には,この定理九系は,たとえそれが第二部の主題からは離れているとしても,重要な系だということになります。
コメント
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