スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

関東オークス&機械としての人間

2006-06-14 23:36:58 | 地方競馬
 関東オークスは人気を分けた2頭が後方のほぼ同じような位置取り。先に動いたグレイスティアラの方が直線で一旦は完全に抜け出したのですが,再び内田博幸騎手に戻ったチャームアスリープがぐいぐいと追い上げ,ゴール寸前でわずかに捕えて優勝しました。
 これで桜花賞東京プリンセス賞に続いて南関東牝馬三冠を達成。これは史上初のことだそうです。
 グレイスティアラは距離面の不安が少し出たかもしれませんが,この2頭は完全に全国レベルですね。3着争いは接戦となりましたが,モンヴェールがきわどく制しています。

 明日は札幌で北海道スプリントカップ。一応ここはさきたま杯に続いてアグネスジェダイ◎に期待しますが,1000メートルというのはやや微妙で,距離の適性ではむしろシーキングザベスト○の方が上回りそうです。あとはエビスファイター▲,アドミラルサンダー△の北海道の2頭まで。

 スピノザは人間もまた機械のようなものであると考えます。というか,スピノザによれば,自然のうちに生じることはすべて因果論によって説明することが可能で,因果関係というのは,それ自体がシステマティックなものなので,システマティックであるという意味において,自然全体が機械的なものであると考えているといっていいかもしれません。人間もまた自然の一部であり,何らこれを超越する存在ではありませんから,この意味で,人間が機械的なものであるというのは,スピノザとしては当然の結論でしょう。
 ただしここで注意しておかなければならないのは,スピノザは単に,人間の身体が機械的なものだといっているのではないということです。ある人間の精神は,その人間の身体の観念なのですから,身体が機械的であるといわれるのと同じ程度に,精神もまた機械的なものなのです。これは平行論からの当然の帰結です。
コメント
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