今晩の第29回帝王賞はアジュディミツオーが逃げ,それを2・3番手でカネヒキリが終始マークする展開。直線は完全に2頭のマッチレースになりましたが,カネヒキリはアジュディミツオーに馬体を併せるところまでいけず,アジュディミツオーの逃げ切り勝ち,2着にカネヒキリと,非常に堅い決着となりました。
コース適性,ローテーション,レース展開が2頭の差になったと思われますが,アジュディミツオーはマイルグランプリに続いてのレコード勝ちで,価値の高い勝利といえそうです。2頭がきちんと能力を発揮したので,3着にはサイレントディールが食い込んだのですが,6馬身もの差をつけられています。
第一部公理五は,AとBが実在的に区別されるのであれば,その外部にある知性は,Aを認識することによってBを認識することはできないし,Bを認識することによってAを認識することもできないと理解して構わないのですが,僕が思うに,仮にそのように言明したとしても,単純に公理として成立するでしょうし,むしろ,そのようにいった方が,分かりやすかったとさえ思うのです。
ところが,スピノザはAとBの外部には知性を立てず,単にAはBを,BはAを認識できないといっています。僕がここで考えたいのは,なぜ僕にはかえって紛らわしく感じられるような言明を,この第一部公理五においてスピノザがしたのかということです。実際,スピノザが立てている公理は,そのままの意味で理解するなら,誤っているとさえ思われるのです。
コース適性,ローテーション,レース展開が2頭の差になったと思われますが,アジュディミツオーはマイルグランプリに続いてのレコード勝ちで,価値の高い勝利といえそうです。2頭がきちんと能力を発揮したので,3着にはサイレントディールが食い込んだのですが,6馬身もの差をつけられています。
第一部公理五は,AとBが実在的に区別されるのであれば,その外部にある知性は,Aを認識することによってBを認識することはできないし,Bを認識することによってAを認識することもできないと理解して構わないのですが,僕が思うに,仮にそのように言明したとしても,単純に公理として成立するでしょうし,むしろ,そのようにいった方が,分かりやすかったとさえ思うのです。
ところが,スピノザはAとBの外部には知性を立てず,単にAはBを,BはAを認識できないといっています。僕がここで考えたいのは,なぜ僕にはかえって紛らわしく感じられるような言明を,この第一部公理五においてスピノザがしたのかということです。実際,スピノザが立てている公理は,そのままの意味で理解するなら,誤っているとさえ思われるのです。