スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

名人戦&中に起こることの観念

2006-06-17 22:10:14 | 将棋
 一昨日,昨日と指された将棋の名人戦第六局は,後手の谷川九段が得意の一手損角換わり。新手も交えて積極的に攻めたのですが,森内名人の受けの前に非勢となり,結局そのまま押切られる形となって投了。これで森内名人の4勝2敗となり,名人防衛を果たしました。将棋の名人は通算で5期保持すると,永世名人の称号を得るのですが,森内名人はこれで4期。来年度は永世名人の称号も賭けての戦いとなります。今期の名人戦に関しては,中盤で優位に立った方がそのまま押切って勝つという展開ばかりでした。将棋は逆転のゲームといわれているので,こういったケースは珍しいでしょう。今後,再来年度から名人戦の主催を朝日新聞に移行することをにらんでの話し合いが,日本将棋連盟と現行の主催者である毎日新聞の間で行われ,その後,棋士による投票でどうするか決定をする予定です。
 明日,高松記念の2日目優秀競走なのですが,三ツ石選手と渡部哲男選手が乗ってきて,僕は四国5車の並びがまだ分からないのでかなり予想しづらいです。さらに平原選手の後ろも山口選手なのか大塚選手なのか分かりません。もしも,三ツ石-小倉-大塚と渡部-児玉-香川(この香川両車の並びも微妙)で別線なら,小倉選手◎,大塚選手○,渡部選手▲,平原選手△ですが,四国5名で結束するなら,大塚選手や平原選手より,四国勢を重視するところでしょう。

 人間が何らかの操作をしなければ機械の中には何事も生じ得ないのであれば,機械の中に起こることの観念は,この限りでは,機械の観念を有する限りでの神のうちにはなく,むしろ機械の観念とともに,それを操作する人間の観念を有する限りで神のうちにあるということになるでしょう。この場合には,明らかに機械を操作する人間が,機械の中に起こることの,少なくとも部分的原因になっているからです。ということは,定理九系からして,こういった意味での機械の中に起こることの観念は,機械の精神のうちにはないということになります。つまり,前回のテーマで,身体の中に起こることをどのように考えればよいのかが問題になったのと同じ問題が,ここでも発生しているのです。
コメント
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