スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

名人戦&精神がなし得ること

2006-06-03 20:44:21 | 将棋
 一昨日と昨日に指された名人戦第五局。序盤早々から虚虚実実の駆引きの末,両者が早囲いをする相矢倉風の将棋になりました。封じ手の直前で後手の森内名人が△2二玉とした辺りから後手が陣形をまとめるのが難しい感じになり,2日目から先手の谷川九段が先攻。森内名人も作られた馬を消すなどして抵抗しましたが,夕食休憩の直前にばたばたと手が進んだ辺りでは,先手の攻めが途切れそうもない形になり,そのまま先手の谷川九段が押切って勝ち,対戦成績を2勝3敗とひとつ戻しました。第六局は15日と16日に指されますが,今度は先手番なので,森内名人としてはそこで勝って防衛を決めたいところでしょう。
 明日は安田記念です。競馬の場合は僕は能力と近況を重視するのでダイワメジャー◎が中心ですが,この馬は東京競馬場を苦手にしているふしがあり,馬群に沈むケースも想定されます。そうなるとダンスインザムード○にGⅠ連勝のチャンス到来。怖いのは香港勢で中でもブリッシュラック▲。近年の安田記念は内枠の馬が好走する傾向にあり,3頭ともよい枠順だと思います。あとやはり香港のジョイフルウィナー△とオレハマッテルゼ△。ハットトリックも能力的には無視できませんが,重賞の良績が11月から2月に集中しているのが気になるところ。寒い時期が得意な馬とみます。

 この人間の精神,この馬の精神,この三角形の精神の本性が,物体としてのこの人間(この人間の身体),物体としてのこの馬(この馬のからだ),この三角形という物体の本性に一致し,それが各々の精神の差異を生じさせる以上,人間の身体,馬のからだ,物体としての三角形の各々のなし得ることが異なるように,それらの精神のなし得ることも異なるということになります。前にスピノザはすべてのものに精神があるといっても,それを機能の面からは考えていないといいましたが,すべての精神が一様に同じことをなし得ると考えてはいけないのです。
コメント
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