久しぶりの「母ネタ」
母と暮らし始めて「もうすぐ3年」という頃=2018年9月27日。
その日は月に二度の「2泊3日のショートステイ」に出かけました。
滞在先ではご飯もお風呂も私のような下手くそでなく、プロがお世話してくれます。
お迎えが来てからの2泊3日は、恥ずかしながら「その間はちょっと楽が出来るな」と息抜きでもあったわけです。
出掛けて2日目の夜です。
施設から店に電話があって「お母さんが高熱を出して、しかも苦しそうです」
「ちょっと様子が尋常ではないので近くの病院に緊急入院してもらいました」
私は仕事中で直ぐには職場を離れられませんでしたが、最後のお客様が出られると片付けを従業員に任せて深夜の病院に。
当直のドクターから「誤嚥性肺炎です。暫く入院です」「もう家に帰れないかもしれません」と言われます。
「ああ、私の作った料理が良くなかったんだ」と落ち込みながらも、迫られた選択は「胃ろうか、中心静脈栄養か」でした。
ついでに「歯肉癌」とも言われましたが、94歳には多くの治療は堪えられないだろうと言うことでした。
いずれにせよ9月27日が母と家で暮らす最後の日だったのですね。
その病院から転院をして年末に天に召されるのです。
同じように親御さんを介護している皆さんも同様の「難しい選択」があったり、「あの時にこうしていれば」的な葛藤があったりするのだろうと思います。
仮にAを選択してもBを選択しても「後悔しない」なんてことはありません。
私は「たった3年」の介護生活でしたが、「もう少し一緒に暮らしたかった」と悔やまれます。
どうぞ、親御さんのおられる方には「出来る限りのこと」をしてあげてください。
さて今日は既定のお休みです。
一昨日休んだばかりなのに申し訳ありませんが、御容赦くださいまし。
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今のところ、今後数日のお席は充分に空いています。
お待ちしています。
樋口誠