小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

母、山ね家さんの天丼御膳に舌鼓♪〜そろそろ医療のための他産業圧迫はおやめください。

2021-03-13 10:14:39 | Weblog

昨日のお昼は母と弟とで、いつもの山ね家さんでランチを頂きました。

いつもの山ね家さんと言っても、実家の母と弟と三人で行くのは初めてのこと。
これにはちょっと理由があります。

その前の一昨日、うちで作った浅漬けを実家に届けに行ったところ、母が体調がわるいと言うのです。

「こんなこと初めてよ。どこがどう悪いのかわかんないんだけど、とにかく調子が悪いのよ」

そう言って、血圧計を持って来させて測ってみると、低くはないけど、私の数値とそんなに変わりありません(ふろむ血圧高めの息子)。

親子なので、本当に悪い時とそうでない時は、だいたいわかりますが、まさか「大したことないよ」とも言えないので、ベッドで寝てもらいながら、肩をお揉みすることにしました。

「3時半からお稽古があって、お弟子さんが来るのよ。そしたらアンタが来ちゃったでしょう」

「今日行くって言ったじゃない」

「そうかしら、明日だって聞いたわよ」(そんなはずはありません。弟に送ったLINEに日時が明記されています)。

「本当に具合わるかったら、お稽古中止にしたらどう?」

「そうもいかないのよ。今日、来ることになっているし」

まあ、歳から言えば、どこか悪いところがあっても不思議はありません。ただ、本当に具合がわるければ、言葉など出ないはず。

揉みながら母の話を聞いてみると、様々なグチや世間話が出るわ出るわ…。

聞けば、お弟子さんに渡す書道の見本を書いたり、出品作の制作をしたりと、色々忙しかったそうです。揉みながら母の肩こりに驚きながらも、これは病気じゃないなと思ったところ…。

「ああ、揉んでもらって、喋ってたら、だいぶ楽になってきた。こないだもお弟子さんに食事誘われたんだけど、そんなこんなで忙しいから断ったのよ。
どこにも行ってなかったから、 行けばよかったわ」

なるほど。
家にこもって書ばかり書いていたから、気が塞いだのでしょうね。

「じゃあ、明日でも来週でも調子が良かったら、外に飯でも食べに行こうか」

「いいわね。もう大丈夫よ、明日連絡ちょうだい」

ということで、実家の三人で山ね家さんに行くことになりました。
まあ、これって明らかに気のモンですね。

翌日、電話で具合を聞いたら、行く気満々でした。

▼こうして注文したのが、こちら。天丼は母の大好物です♪

今年の1月で米寿になりましたが、山ね家さんのボリウム満点の天丼をぺろり完食です。

「ああ、おなかいっぱい。この天丼、量があって若い人向きね、まったく昨日の不調はなんだったのかしら?」

全部食べておいて、若い人向きもナニもないでしょう(苦笑)。そりゃ、どう見ても気分のモンですわ。ホントに悪かったら、1日でそこまで回復するはずないですもの。

それにしても、母は年齢のこともあって、テレビのヤブ医者の言うことを、そこそこ真面目に聞いていて、店内も食事の時はマスク着用。お稽古もマスク着用だそうです。

昨日の不調の原因は、明らかにコロナ疲れもありますね。

店内で母に「マスクをしなさい」と言われるのは、さすがに辟易しましたが、何を言っても母には勝てないので、いちおうアリバイマスクを着用。

「そういうことを言ってるから、昨日みたいに調子が悪くなるんだよ」

と、喉まで出かかりましたが、聞いてくれるわけないので、喉から胃の腑におさめてしまいました。

山ね家さんの天丼、お気に召したようで、元気に食べてくれたのは良いけど、メディアとそれに出ている凡医の罪は深いですね。

「をい! 母の不調はおまえらのせいだぞ!」

そう思いながら店をあとにしましたが、ともあれ母が回復してくれたのは本当に良かった。

こうやって体調を崩す人も多いと思いますし、極端になれば自殺者だって大勢出ているはず。コロナで死ぬより、ストレスや経済で死ぬ人間の方が遥かに多いはずなのにねえ…。

ともあれ山ね家さん、母に美味しい天丼をありがとうございました。
美味しいものを食べることで、人は幸せになるのですね。

早く、このバカな騒ぎが終わると良いですね。そう心から実感した次第です。

 

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「アチャールくん卓上カレンダー令和三年度版」リリースされます!〜4月&月曜はじまりですので、学校や官庁などに最適です!

2021-03-12 10:55:18 | Weblog

原稿がほぼ完了した「アチャールくんリメイク版」ですが、いちおう非常事態宣言の最中ですので、発刊日は出版社の判断で、もう少し先になりそうです。

ゴールデンウィーク前後…もしくはオリンピックが開催されれば、その前後ということになりましょうか。

さて、「アチャールくん卓上カレンダー令和三年度版」がリリースとなりました。
4月はじまり、月曜はじまりのカレンダーなので、学校や官庁など、年度で区切るお仕事のところには最適です。

本日より受付を開始いたしますので、何卒よろしくお願い致します。

ご希望の方は以下のアイテムを明記して頂き、メールフォーム、あるいはSNSなどにご連絡くだされば幸いです。

・お名前
・メルアド
・お電話番号
・ご住所
・「アチャールくんカレンダー希望」の一文と壁掛け型、卓上型の明記
・それぞれの個数

小暮ファクトリーへのメールフォーム

今回も合計3点のオリジナルポストカードの特典つき。
それ以外に、下のa〜fの6点から2点お選びくださいませ。

今回はbに「ゆで論」の特典方とカードをご用意致しました。

ポストカードのご希望はメールフォーム、あるいは直接メールなどにて御記載いただければ幸いです。

ご希望の方は以下のアイテムを明記して頂き、メールフォーム、あるいはSNSなどにご連絡くだされば幸いです。

・お名前
・メルアド
・お電話番号
・ご住所
・「アチャールくんカレンダー希望」の一文と壁掛け型、卓上型の明記
・それぞれの個数

小暮ファクトリーへのメールフォーム

今回も合計3点のオリジナルポストカードの特典つき。
新作ポスカaはご注文された方にもれなく付いてまいります。

それ以外に、下のb〜fの7点から2点お選びくださいませ。
(dは残り僅少です。在庫がない場合はご了承くださいませ。ほかのカードにて代わりとさせていただきます)。

ポストカードのご希望はメールフォーム、あるいは直接メールなどにて御記載くださいませ。

 

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“ゆで論・アル・ケッチァーノ” スタンプが制作されます〜昨日はヤマガタ・サンダンデロで会食、銀座は大いに賑わってりました。

2021-03-10 10:20:58 | Weblog


▲ツブ貝、赤貝、みる貝にウドを合わせた前菜です♪

昨日は銀座のヤマガタ・サンダンデロでランチミーティング。

「ゆで論」のラクア書店社長のみなさんと楽しい会食でした。
食事をしながら、食べ物の話という、まさに食いしん坊の王道を行く会話は、貴重な時間です。

▼残念、サカナの名前を忘れた! 大根とトンブリを合わせたカルパッチョです。

畑のキャビアと呼ばれるトンブリですが、本物のキャビアをつけようと思えばできるのに、あえてトンブリにするには、魚の素材を引き立てるため。

かえずがえすも魚の名前を忘れてしまったのが悔やまれます(笑)。

▼こちらがブリとセロリの甘酢あえ。イタリアンの名称があるんだけど、それも忘れた。いい加減、加齢が来てるか!?

▼マコガレイと海藻のバター和え。

アル・ケッチァーノの料理にバターは珍しいのですが、これはピエモンテ料理出身の秋田シェフならでは。ううううううう旨い〜!

▼世界最古のパスタ、フレグーラの海鮮和え。

▼しゃぶしゃぶ山形牛とイタリア野菜、グリッシーニ添え。

▼これは驚き! ホヤのカルボナーラ風。

ホヤの旬は夏だと思ってましたが、春先でも美味しいのが採れるんですね。
アル・ケッチァーノ料理にしては濃口ですが、東京出身で濃い味好きの私にはピッタリの味付け♡

まさに採れたてのホヤホヤ・・・なんて、ウフッ♪

▼バスク風チーズケーキとジェラートのドルチェ。

この日はヤマガタ・サンダンデロも満席で大いに賑わっていて、お客さんたちも楽しそう。

そうなんですよ、美味しいもの食べて怒る人なんて、いませんからね。

自粛でみんなイラついてたのは、外食が制限されたからじゃないのかな。最近の研究では胃腸にも味を感じる味蕾があるそうですから、ない話じゃありません。

奥田シェフ、秋田シェフ、ご馳走さまでした!

こちらが「ゆで論」特典のポストカード▼
ユーチューブの視聴者から、「コンロが3つないと出来ないじゃないか」という声を聞き、コンロ2つで出来るゆで論パスタのレシピを作りました。

▼そしてこちらが「ゆで論アル・ケッチァーノ」スタンプのラフ絵です。
近日発売予定ですので、お楽しみに!

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ユウガオから干瓢(かんぴょう)作りをして、半年を経てようやく地味なカンピョウ料理が出来ました!

2021-03-09 10:10:48 | Weblog



▲こちら2020年8月14日に川越野菜を頂いた時の写真です。
ユウガオは真ん中のお顔が描かれたものですね♪

▼そのユウガオの実を輪切りにして…

▼輪切りにしたものを、かつらむきにします。不揃いなのはご愛嬌(笑)。

▼かつらむきにしたユウガオの実をベランダで干して…

▼夏の暑い時期でしから、3日ほどでこんな感じのカラカラになりました。

▼そして約半年後の2021年3月7日。

たまたま、昆布を取ろうと引き出しを開けたら、その下にあったカンピョウの奴が「ワシをまだ使わんのかと」恨みがましそうに見てくるではありませんか。

いつまでも放っておけないので、大急ぎでレシピを調べてみると、これまた放置してあった乾燥シイタケと一緒に、煮物にする料理がありました。

▼醤油、お砂糖、みりん、お酒で煮込んだ料理がこちら。

▲カンピョウとシイタケの煮物。
様々な手間がかかった割には、地味そのものの一皿です(笑)。

▼陳建一の長男、建太郎レシピによる麻婆茄子を合わせて…

この麻婆茄子ですが、同じ陳家のレシピなのに麻婆豆腐とまったく違う料理なのにびっくり! こちらはそのうち、別記事にアップしたいと思います。

▼ご飯が進む日曜の昼食でした♪

 

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小池都知事に「信頼関係薄れる」と黒岩知事が抗議〜「生徒総会か」と言ったら、子供に失礼だと言われました。

2021-03-08 09:47:29 | Weblog

小池都知事に「信頼関係薄れる」と抗議 緊急事態宣言めぐり神奈川の黒岩知事

まあ、こんなニュースについて書くこともないのですが、もはやコロナの話じゃなくなってますよね。

リークする黒岩知事もたいがいですが、「誰々ちゃんがやるから、キミもしなさい」とは、まるで生徒総会…と言ったら、子供に失礼と言われました(笑)。

そりゃそうです、生徒会長に選ばれるような子供は、大人のような利害がない分、もっとスジを通しますものね。

黒岩知事もマスコミ出身だから黙ってるって、できなかったのね。
ネタとしたら面白いからニュースになるだろうけど、言えば自分の株も一緒に下げるって思わなかったのかな。

メディア出身の知事ばかりだと、こういうことになるんでしょうね。
こんなことに首都圏3千5百万人の人々が右往左往するなんて、まったくもって愚かしい話ですが、これを見聞きした人が、言うことを聞かなくなれば、少しは経済貢献になるのかもしれません。

一昨日はジムのプールも人でいっぱい。
街も人出が戻ってきました。

東京都知事は上野の花見をさせないつもりなようですが、「笛吹けど踊らず」というところじゃないかな。

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佐藤全考先生の遺作展をきっかけに、東横美術の予備校時代〜18歳の時の写真が送られてきました。

2021-03-07 10:25:38 | Weblog

佐藤全考先生の遺作展、来れない方も多かったのか、けっこうなアクセスがあり、これを教えてくれた友人から1浪時代の写真が送られてきました。

私は10代おわりから20代のはじめって、なぜか写真がほとんど残っていないので、貴重な記録ですね。ありがとうございます!

一番手前がまだ20代の小柳先生ですね、若かったな〜。

ヘアスタイルといい、着てるものといい、ど昭和ですね。

浪人の分際で楽しそうですが、そんなことだから2浪もしたんでしょうな。

▼こちらが今の私。だいぶ加齢を重ねた割に、中身は進歩がないようです(笑)。

 

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非常事態宣言延長〜初日の人出を見て、スペインの諺「命令は聞く、実行はしない」を思い出しました

2021-03-06 11:35:48 | Weblog

▲こちら赤坂・鳥酎の「唐揚げ・油淋鶏・よだれ鶏弁当」です♪

非常事態宣言延長の初日、昨日は赤坂の鳥酎にお弁当を買いに行きました。
3人分だと届けてくれるのですが、赤坂2丁目の同じ方向に用事があったので12時半くらいに取りに行くと、けっこうな行列です。

行列は鳥酎だけでなく、上にある天ぷら金子屋やとんかつまさむねも、大勢列をなしていました。赤坂の街も、まるで非常事態宣言解除みたいな人出で、なかなかの賑わいです。

いや〜、けっこうけっこう♪

非常事態宣言延長は困ったものですが、根拠のない「お願い」だったら、まともに聞く義理はないわけですからね。知り合いの居酒屋チェーンの社長は、「これ以上のおつきあいは難しい」とおっしゃっていました。

私たち、市井の人間は普通に行動すれば良いと思います。店が遅くまでやってなきゃ、早く飲み始めれば良いだけのこと。

私はこんな時に、堀田善衛・著の「ゴヤ」に書いてある、「命令は聞く、実行はしない」というスペインの諺(というか、スペイン人気質を言い当てた言葉かな)を思い出します。
ある意味日本人の苦手なことかもしれませんが、昨日の人出を見て、そんなことを考えました。

でも、学校に行けないとか、修学旅行ができないという若い人は気の毒ですよね。これはなんとかしてあげたいなあ。

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わが家では1985年制作の朝ドラ「澪つくし」にハマっています♪

2021-03-05 10:42:23 | Weblog

まさかの緊急事態延長で気分の上がらない方も多いと思われる年度末ですが、わが家ではニュースもワイドショーもコロナ情報も一切、見ない日々を送っています。

そんな中、朝はNHKのBSプレミアムを付けっぱなしにしていますが、その中で目が離せないのが、36年前の朝ドラ「澪つくし」ですね。

現在、放映中のおちょやんも面白いけど、40年近い前のドラマは役者も筋書きも濃さが段違いです。

韓流ドラマの記憶喪失、妾の子(いけませんね〜、差別用語か)などの原型は、すべてここにあると言っていいでしょう。あ、そんなこと言うと、あちらの皆さんからクレームがつきそうなので、あくまで個人的意見ですね。

とにかく最高視聴率が55.3パーセント、平均視聴率44.3パーセントという、今では考えれない数字で、当時は朝ドラをまったく見なかった私にとっても新鮮なドラマです。

以下ネタバレあり

途中から見たので、物語の全体はわかりませんが、物語は千葉県銚子の醤油屋の娘・かをる(沢口靖子)と漁師の網元の長男・惣吉(川野)との純愛を描いたドラマです。

ロミオとジュリエットよろしく、両家の反対があった二人ですが、それを押し切ってめでたく結婚!

ところが、かをるは第一子を身ごもった中、惣吉は漁の最中に嵐に遭い、行方不明となってしまいます。そして第一子は何と流産!
また、待てど暮らせど惣吉の姿は見えず。この時点で、わたくしは「これはあとで記憶喪失になって現れるな」と思っておりました。

ところがかをるの夢枕に惣吉が現れては「おいらのことはいいから、新しい相手を見つけて結婚しろ」と言うではありませんか。ドラマはそれから何年も経って、かをるは惣吉を諦め、醤油屋の番頭・梅木(柴田恭兵)と結婚。

そして無事、双子を出産するのです。

「うーん、これは本当に惣吉は死んだかな?」

ドラマの進行が2ヶ月ほど経った、その時。そう思っていた矢先に、果たして惣吉が記憶喪失になって出てくるではありませんか!

惣吉の行方不明と記憶喪失の間が、あまりに長く、しかも夢枕で「再婚しろ」なんて言うから、すっかりダマされてしまいました。

でも、これには理由があって、川野太郎の惣吉が死んだあと、視聴者からのクレームと嘆願がすごかったんですって。
惣吉が行方不明になった段階で、脚本のジェームス三木さんは、本当に殺す気だったんですね。納得です。

嵐で行方不明になった惣吉が見つかった場所はフィリピン。
戦時中ですから、そこで強制労働をさせられて4年の歳月が経ったという設定にもびっくりでした。

ドラマは今、再婚相手の梅木と惣吉、そしてかをる3人をめぐって、如何なることになりますか〜!
ドラマの先は、知ろうと思ったら簡単ですが、あえて見ないことにしていますので、知っている方がいらっしゃっても教えないでくださいね(と、ネタバレをしたくせに勝手なことを言う)。

それにしても、血の気の多い漁師や醤油屋の若い衆が、やりたい放題。

かをるを拉致したり、その報復に漁師の次男坊の結婚式に殴り込みをかけたりと、今では考えられない狼藉です。

また「女は○○だ」とか言った、今言ったら大変なことになるセリフも満載。

たった40年足らず前のドラマですが、世の中随分と変わったものです。

棒読みセリフの沢口靖子さんですが、その分、何を考えているのかわからない演技もすごい。

俗に「役者は一に柄、二に勘 、三に慣れ」と言いますが、まさに役者は一にガラを地で行く女優さん。今でもご活躍のわけが納得です。

非常事態延長の2週間ちょっとの楽しみかな。
この茶番な非常事態宣言がなかったら、澪つくしの再放送は見なかったかもしれませんから、数少ないプラス面かもしれませんね(苦笑)。

▼こちら山ね家さんのとんかつ御膳と天丼御膳。
この茶番の非常事態宣言の中、本当に頑張ってますね。頑張ってるとこは応援だ!

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「ゆで論」特典、アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ奥田スペシャルのレシピ入りポストカードが出来ました!

2021-03-04 10:17:45 | Weblog

好評発売中、奥田政行シェフの「ゆで論」ですが、特典としてアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ奥田スペシャルのレシピ入りポストカードが出来ました。

ご好意でアチャールくんが奥田シェフのパスタをご馳走になってますね♪
あ! アート工房 こぐれファクトリーの名前も(笑)♡

ありがたいことです♪

ポスカの本格リリースは来週以降になりそうですが、非常事態宣言延長の中(バカバカしいけど)、おうちご飯のお供に、下記サイトからぜひご注文くださいませ。

表面のレシピは公開できませんが、ラフの一部だけ公開しようかな♪

それでは、みなさま! ゆで論ポスカをお楽しみに。

 

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東横美術予備校、佐藤全考先生の遺作展で思い出した10代から20代の青春時代〜嗚呼、思っていた人生と違う(笑)!

2021-03-03 10:21:58 | Weblog


拙著「おちゃめなイタリア人!」のカバー絵原画です。

昨日アップした佐藤全校先生のブログ記事がけっこうなアクセス数になっていて、きっと意外なところからご覧になってる方が多いのだと思いました。

言い方は良くないのですが、私が入学した当時の美術大学というのは、失業者養成所みたいなわりに、あまり教授が何か教えてくれるわけではありませんでした。

特に絵画彫刻などファインアート系は、自分で勉強しろってことだったのだと思います。大学に入る時点で、デッサンなど一通りのことは習得しておくのは当たり前で、それは予備校で学んだことが多かったと思います。

口を酸っぱくして言われたのが「空間」という概念です。

たとえば、丸いボールを描くときに、球体のどこの部分が自分に近いか遠いかという、立体を描く時の考え方ですね。
「知って描く」ことと、「知らないで描く」のは大違いで、それはおのずと絵に表れるわけですね。

美大の受験では、そういったことを理解して描いているか見られますから、予備校は当然、基本を厳しく教えてくれます。佐藤先生もそういう先生でした。

さて、いざ大学に入ると、よほど絵を提出しないとか、学校に来ない限りは留年はありません。東京理科大学などに比べると、てんで緩いものだったので、1〜2年の間は遊ぶか部活に身を入れるといった感じだったでしょうか。
特に1、2年の時は与えられたデッサンと油彩を描くだけのプログラムで、予備校の時にそれが出来てしまったと勘違いした私は、最低限の絵しか描きませんでした。

たぶん、美術を学びはじめてから、一番絵を描かなかった時期かもしれません。
良くないですね。

をい、若い私!
思い上がるのもいい加減にせいよ…って、後からツケが回ってきたからいいんだけど♪

それでも大学3年になって、宮崎進先生と今井信五先生の具象画クラスに入ってからは、少しは身を入れて絵を描くようになりました。

▲こちらがドストエフスキーの『白痴』の第一部のラストを描いた作品

大学3年の終わり頃に描き始め、4年の卒業制作にした作品ですが、その後大学院に進んだ時にも、まだ描いてた作品です。

教授から「いいかげんにしろ」と言われました。

そんな学生生活でしたが、家には殆ど帰らず、友達の家を泊まり歩き点々としていた生活をしていたようです。

同級生だった虹色社(なないろしゃ)の代表、山口さんから聞いた話では、酔っ払って八王子の側溝に落ちて泥だらけになったことがあったそうです。

「だから言わんこっちゃない。落ちただろう」と山口さんが言うと、
「落ちたんじゃない。こっちから入ったんだ」と言ったとか。

それがまったく覚えておらず、30数年経ってから初めて聞かされてびっくりした覚えがありました。ほかにも余罪がいっぱいありそうだな。
でも、若い人からは一番嫌がられそうな武勇伝になりますので、ここでは言うマイ、マイマイカブリ・・・なんて、ウフッ♪

あれから40年近く経ちますが、いや〜思っていた人生と違う !
もっと立派になっていたはずなのに〜(笑)。

だから人生は面白いんでしょうね♪
これからの人生の勝負が楽しみです。

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東横美術 予備校時代の恩師〜佐藤全考先生の遺作展に行ってきました。

2021-03-02 09:35:33 | Weblog

先日、大学時代に同じ予備校だった有人から連絡を受け、そこの講師をされていた佐藤全考先生が昨年4月に逝去されたこと。そしてその遺作展が銀座の画廊で開かれることを知って、初日の昨日行って参りました。

銀座 ステップスギャラリー
東京都中央区銀座4ー4−13 琉映ビル5階

東横美術は、あの東急グループとはなんの関係もない美術の予備校でした。
私は高校三年の時は、物理学者だった父のすすめで理系クラスに席を置いていました。

親父は私に建築の道に行くことをすすめたのですが、どうしても絵画の道に行きたかった私は、親に頼み込んで方向転換をはかることにしました。
もっと正しく言えば、当時の私の理系成績は壊滅的で、大学レベルに達してなかったこともあるのですが(笑)。

予定調和というか…浪人が決まってから、当時自由が丘にあった東横美術に通いはじめたのが、本格的な美術の勉強のスタートです。

それまでは我流で油絵を描いていたのですが、予備校に通って初めて、自分の絵のレベルが、自分の理系の成績以上に壊滅的だったことを思い知らされました。

私は今だに上手いとは言えない絵描きではありますが(謙遜してません)、人目に出して恥かしくない作品を描けるようになったのは、2浪をかけてしまった東横時代に培ったものがベースになっていると思います。

当時は未成年であっても、先生と生徒が一緒に飲みに行けた時代だったので、佐藤先生にはよく自由が丘の居酒屋に連れていってもらいました。
今はもうなくなってしまった「十返舎」という、予備校の先生の溜まり場だった店だったかな。

絵の話もそうですが、男女の話も大らかにしてくれました。

まあ、10代後半の男子なんて、頭の中はそれしか考えてないものね。

アートに男女の関係は立派な芸のこやしですが、アカデミックな技法をマスターするためにはジャマでしかありません。でも、佐藤先生はお酒が入るとそんなツヤのある話もしてくれました。

東横には「浪人時代に誰かと付き合うと落ちる」ようなジンクスもあり、実際のところ、どうだったのかな。まったく思い出せませんなあ(苦笑)。

奥様のとのなれそめも話してくれたのですが、昨日はその奥様と初めての対面ができたので、何やら嬉しくも感じました。

会場には、何やら見覚えのある人もチラホラ。
多摩美時代に職員だった方もいて、佐藤先生と幼馴染だったことを聞いて驚いた次第です。

佐藤先生も芸大に入るまで4年浪人された経験を持っていたので、浪人生には理解があったようです。4年の間に培ったデッサン力は抜群で、先生が描いたデッサンにため息を漏らしたものです。

ただし、先生の絵画は見たところデッサン力が、一見どこに生かされているのかわからない抽象画でしたから、逆にモダンアートにもデッサン力が必要と学生に納得させるには十分だったようです。

パンフレットにあった佐藤先生のお顔を見て驚いたのは、白髪にはなっていたものの、ほとんど変わらなかったことでしょうか。

2015年からずっと同じステップス・ギャラリーで個展をされていたのも初めて知りました。知っていたら、行っていたのですが残念でした。

佐藤先生の遺作展は最初にも申し上げたように、予備校時代の友達から連絡を受けて知ったのですが、その方は現在徳島在住。
ご時世もあって、なかなか遠いところの方は来れませんね。

予備校時代のみなさん、許可をいただいて撮影をいたしましたので、Web ギャラリーでお楽しみいただければ幸いです。

それでは佐藤全考先生のご冥福を心よりお祈りいたします。
色々教えていただき、本当にありがとうございました。

 

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新美の巨人たち「伊藤若冲『月に叭々鳥図』×渡辺いっけい」〜とても興味深く視聴いたしました!

2021-03-01 09:53:16 | Weblog

新美の巨人たち 伊藤若冲『月に叭々鳥図』

3日前の土曜日、「新美の巨人たち 伊藤若冲『月に叭々鳥図』」を放映されていたのを視聴しましたが、実に興味深々でした。

現在大人気の伊藤若冲は奇想の画家として知られています。
もちろん、この人の絵画の持つ斬新なアイデアと技法は余人の追求を許さないものですが、個人的な意見を一言で言えば、その本質は真面目で謹厳実直な絵師に思えます。

果蔬涅槃図(かりゅうねはんず)

こちらの果蔬涅槃図を見ていただければ ↑  わかるのですが、野菜をブッダの涅槃に見立てたこの絵…若冲お得意のユーモアに見えますが、実は生き物に対する慈しみに満ち溢れた作品だと、私は思っています。

若冲が経験な仏教徒だったことは有名ですが、この人が描く生き物というのは、そんな気持ちにあふれているのですね。

そんな意味で、番組に取り上げられた『月に叭々鳥図』も、生き物に対する慈しみが顕れてた作品ですが、それにしてもこの絵は謎が多過ぎです。

そもそも、鳥がなぜ落下していくのが謎ですし、落ちていくのか急降下していくのかが区別できない。

ただ、叭々鳥の表情は、獲物を求めて降下していくのではなさそうです。どちらかといえば「ひゃ〜!」っと叫びながら落ちていく表情に見えなくも…いやいや、違うぞ!

白目の中心から、黒目がわずかに下に向いた、この目は「何かを見てしまった目」ですね。そもそも人間以外の動物は、相手に視線を悟られないため、白目と黒目の境界がこんなハッキリしてません。

これは明らかに日本語を喋る人間の目ですね。
手塚治虫先生の動物が、みんな日本語を喋る目をしているようなものでしょうか(笑)。

さて、この番組では、『月に叭々鳥図』を収蔵している岡田美術館の正面を飾る、風神雷神図を描いた福井江太郎画伯が出演し、絵の技法を紐解いていたのが面白かったです。

にじみの出やすい紙を用い、叭々鳥(はっかちょう)の輪郭を描いているというのは、なるほど納得です。

また絵の上部に描かれた月は、円形に切り取った型紙を用いているということで、現代のマスキングテープと同じ技法を使っているのも興味深いところです。
ただ、若冲だったらフリーハンドでも、こういう円は描けたかもしれません。

 「花鳥図押絵貼屛風」(部分) 細見美術館

↑ こちらの鶏の屏風絵をご覧ください。

勢いよく描かれた尾の部分は、明らかに一気に描かれたものです。
線というのは実に不思議なもので、一度描いたものと同じ線は描けません。大抵の場合は、一番最初に描いた線が一番生きている線で、勢いがあります。

ただ、勢いの線だけで、なかなか絵は成立しないので、勢いのある良い線を生かしながら、ほかの部分をじっくり時間を掛けて描いていくのですね。

そんな意味で、 『月に叭々鳥図』は番組で言われているように、良い線を生かしつつ、時間をかけて計算して描かれたものに違いありません。

それにしても、叭々鳥は何を見て、何を叫んでいるのでしょう。
まことに興味はつきませんが、だからこその名画なんでしょうね。

▼「しゃちょぉ〜、一杯いかが〜♡」
「いや〜、困ったなあ〜(と、夢グループの社長風に)」♪

 

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