昨日は天気も良かったので、緊急事態宣言下の中、不謹慎にも外食と買い物を決行することに致しました。
わかってはいたのですが、街は不謹慎な自粛破りの人でいっぱい。
先ずは銀座線末広町駅で降りて、お店探しを致しました。SNSの情報では、末広町からすぐの秋葉原でも人で賑わっていたようです。
はい、読んで字の如し。過橋米線(かきょうべいせん)。
日本ではまだ珍しい中国雲南省の料理で、プーアール茶の生産で有名なところです。
雲南省は中国南西部、ミャンマーやベトナムに隣接する地域。
場所を見ただけで、これはど真ん中の中華料理ではありませんね。
期待をしながら注文を待つと、出てきた料理がこれ。
はい、こちらがお店の名前になっている過橋米線。
昔ある秀才が蒙自の南湖にある小島で科挙の試験勉強に励んでいた。
聡明な妻が食事を作って運ぶのだが、彼がすぐに食べないので、いつも冷めてしまう。
ある時、妻が鶏のスープの壺を触ると熱い。中を見ると、上に油の熱い層があり、
熱気を封じ込めていた。妻はこれにヒントを得、この後、夫に運ぶ麺のスープに
鶏油を貼るようになり、夫に熱い麺を食べさせることができるようになった。
いつも“橋を渡って”行くので“過橋米線”という。美談。
(同店・ホームページより)
一言で言えば、アツアツのスープに米粉の麺と具材を混ぜる汁麺ですね。
▼そしてこちらが土鍋米線。四川省の火鍋によく似た味わいです。
いや、よく似た味わいというか、現地の味そのまま。
どちらも日本人の味覚にまったく寄ってない味わいですが、食べた後のスッキリ感は、ほかの料理では味わえないものでした。