小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

トランプ大統領誕生にびっくり!?

2016-11-10 07:00:04 | Weblog

昨日は渋谷での勉強会(丸の内から移転)で、米国大統領選のライブ中継。
トランプ優勢の報道に、個人的はちょっとだけびっくりでしたが、なっちゃったものはまあ仕方ない。

アメリカでは「ヒラリー疲れ」なんて言葉があるそうで、思った以上にクリントン氏に飽きが来てることと、嫌われたことがあるのでしょう。

トランプ大統領誕生で問題なのは、むしろ先の英国EU離脱の時に起ったような経済の混乱です。これは英国EU離脱の時と同様、マスコミによる希望的観測による偏った報道のツケがまわってきたものであります。

報道されてるほどトランプ大統領で混乱があるのかといえば、そうではなく、むしろマスコミが作ったイメージでかきまわされてる感も否めません。

個人的に一番気になるのは日米同盟で、中国とのパワーバランスですが、米国にとって日本が東アジアのフタになっているのはトランプだってわかってますから、いきなり米軍を引き上げるようなことはしないでしょう(これも希望的観測ですが)。

むしろこの機会に日本も「自衛隊」という形ではなく、ちゃんと自分で自分の国を守れる自国の軍隊を持つ良い機会かもしれません。もちろん、いきなりじゃなくて長期的に見てですが。

・・・なんて言うと、またウヨクの画家なんて言われそうですが、トランプ大統領就任を様々な意味でチャンスと考えた方が良いでしょう。

とにかくマスコミは自分たちの都合でモノを観測して報道するのを、何とかしてほしい。間違った情報を公共の電波に流すことによる経済の混乱、これが一番迷惑です。

それにしてもトランプさん。少なくとも日本の女性には人気がないですね。
昨日の勉強会では、参加していた女性たちから全力でイヤがられていました。
米国でも同じような人たちは大勢いるだろうけど、どうなんでしょうね。

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インフェルノ見ました!

2016-11-09 09:21:55 | Weblog

トム・ハンクス主演「インフェルノ」見ました。

いや、華麗な観光娯楽作品でした。
フィレンツェ、ベネチア、イスタンブールの見所をタップリ、しかもじっくり丁寧に撮影したその絵は見事。

3都市とも行ったことがありますが、どれも20数年前の話。
しかしながら、様子がまったく変わっていないというのが、さすがでした。

わくわくするのは、サンマルコ寺院などの抜け道が出て来るところ。抜け道の中はセットなんでしょうけど、昔の王侯貴族が隠れて通っていた道の再現は、実にロマンあふれる場面です。

それにしてもボッティチェッリが地獄の絵を描いていたなんて知らなかったなあ。
ネット検索してみても、いつ頃の作品かわかりませんが、 プリマベーラやビーナスの誕生に比べて、豊かさが失われた画は、おそらくは怪僧サボナローラに洗脳された後の作品に違いありません。

ボッテチェッリの地獄の見取り図も、ヴァーザリの回廊も、絵画としてはあまり好きな作品ではありませんが、それを上手くビジュアルに取り入れるところはさすが。

話のキモになってそうな細菌兵器は、なんかどうでも良い感じなのは、やはり娯楽性重視というところでしょうか。

ともかくも堪能できる作品です♪

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トーマスルフ展に行きました!

2016-11-08 13:07:57 | Weblog

タクシーの扉に当たった交通事故のあと、病院で診てもらったところ幸い骨に異常もなく、ただの打撲とのこと。

歩いてよろしいとのことだったので、竹橋の近代美術館で開催されている「トーマスルフ展」を見に行きました(ただ階段の下りはちと難義だったかな)。

ルフはドイツ出身のフォトグラファーで、単に被写体を撮るというのではなく、写真を使う現代美術作家とでも言いましょうか。被写体を写すだけでなく、それを加工して作品に仕上げるのですが、これがなかなか面白い。

撮影もフラッシュを炊かなければOKということもあって、会場はデジカメでシャカシャカ撮影する音があちこちで響いておりました。

初期の作品はチャック・クローズを思わせる大きな画面のポートレイト。
こうして見るとスーパーリアリズムと写真って、似てるようで全然違うなと、変なところで感心してしまいます。

昔の立体映画にあった、赤と青を組み合わせて立体メガネをかけて見る作品や、数式をビジュアル化したような作品など、いかにも現代美術的なアプローチの作品の数々。

近代美術館の雰囲気がまたそれとマッチします。

軽いタッチでスイスイ見られる気楽さも、この展覧会の魅力。
興味ある方は覗いてみてください♪

 
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交通事故に遭いまして・・

2016-11-07 10:11:26 | Weblog

結論から言うと大丈夫だったのですが、六本木交差点の麻布警察反対側に車線。
タクシーが止まって開いた扉に右手と左膝が衝突しました。

運が良かったのか、不幸中の幸いか、病院で検査した結果はただの打撲で済みました。もちろん、ドライバーの後方確認の不注意なので、警察に来てもらい(なんせ近い)調書を取ってもらい、医療費や自転車の修理などは保証してもらうようにしましたが、まあ、事故で良いことはありません。

これで5月から続いていた、右手のやけど→左足親指の骨折→左肩脱臼(もとからクセがあるのですが)と、一通り四肢のケガのツアーが終了。

どのケガも「自分のせいではない」と言い張れば、言い張れるのですが、 やはりどこか自分にも原因があります。

お祓いなんかはもちろんだけど、この機会に鹿児島でも行って診てもらったらというアドバイスもあり。スケジュール調整中です(苦笑)。

 
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小坂農園に行きました!

2016-11-06 14:35:38 | Weblog

1年ぶりに国分寺の小坂農園さんにお邪魔しました。

総勢16名の大所帯。
ふかふかな土に心地よい農作物の収穫のひと時は、最高の時間です♪

 
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8mの海彦山彦、沖縄バージョン! 其の三

2016-11-04 08:03:30 | Weblog

前回からの続き

1時間狂っていた時計に気づき、マキを入れて仕上げた下絵は丁度開始時間と同じ1時半くらいにUPしました。

40分で出来ると豪語しながら、3時間半もかかってしまった見積もりの甘さも呆れるばかりですが、開始時間になっても子どもたちはいっこうに姿をあらわしません。

yu-koさんにどうしたのかと聞いたところ

「ウチナータイムですから」

うーん、そういうことなのか。
yu-koさんの話では、子どもたちが集中して作業できるのは、およそ90分ほど。

でも、時間通り来るとは限らないので、入れ替わり立ち代わり出入りすることを考えて、作業場を借りる時間を13:30〜16:30まで取っているのだそうです。

そのうち、わらわらと集まってくる子どもたち・・・。

慎重 にハミ出さないようぬりぬり♪

大胆にぬりぬり♪

赤いタコさんをぬりぬり♪

お絵描き、お絵描き、楽しいなあ〜♪

よーし、だんだん仕上がってきたぞ。

塗り方ひとつ取っても、子どもの性格が如実にあらわれるのは面白いところ。

こともたちが集まってから3時間、下絵から合わせて7時間半ほどで8mの絵は完成。
名付けて「沖縄の海彦山彦」でしょうか。

楽しい楽しい珠玉の時間でした♪

↓ こちらが完成図。クリックすると全体の拡大画面がUPされます。

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8mの海彦山彦、沖縄バージョン! 其の二

2016-11-02 09:38:36 | Weblog

下絵は40分もあればできると豪語しながら、裏キャンバスに描いたアタリをひっくり返して、再度アタリをつけるのに40分かかり、自分の見積もりの甘さに呆れんばかりでした。

それでも早めに会場に到着したこともあって、下絵は着々と出来上がっていきます。

開始時間は13:30。
半分ほど下絵が出来上がったところで時計を見れば、まだ11時です。

「余裕だね♡」

「余裕ですね♪」

ところが、別の部屋に行って戻ってきたyu-koさん。
顔色を変えて言いました。

「たいへん! この時計、狂ってます。ホントは今、12時ですよ!」

えええええええ〜!
なんじゃ、そりゃ〜!

部屋の時計、止まってくれてりゃ気がつくのに、変に動いているからわからなかったのです。余裕だと思ってたのが、マキを入れて描かないと間に合いません。

半分済んだところで、2時間半と1時間半ではえらい違いです。
ギアをあげて、ガンガン描いていかないと!

それにしても、俗にウチナータイムなんて言うそうですが、1時間狂う時計を使っていて気づかないなんて、さすがは沖縄?
でも、スタート時間はピッタリ合っていたのだから、もしかしたら私たちが到着した直後に時計が狂いはじめたのかもしれません。

まあ、時計が狂った理由なんてどうでもいいや。
時間までに間に合わせないと!

つづく

↓ こちらが完成図。クリックすると全体の拡大画面がUPされます。

 
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真田丸 vs 山岡荘八の「徳川家康」

2016-11-01 10:24:00 | Weblog

沖縄最終日に頂いたテビチそば。美味しいけど、3つはさすがに多過ぎ・・と思いきや、意外にペロリ食べちゃいました♡

8mの大作レポートの途中ですが、思いついたので先に書いてしまいます。

現在放映中「真田丸」ですが、幸村が九度山を脱出するあたりから、大阪冬の陣から夏の陣にかけてのエピソードは、山岡荘八の「徳川家康」23、24巻あたりを底本にしているフシがあり、実は同じセリフや展開が多々あります。
 
最初の方では逃げ回っていた家康像が、ここに来てだんだん立派に見えていくのは、そのためかもしれません。
 
来週以降、注目したいのは、いったん冬の陣で豊臣側から和議を申し入れるところで、幸村が言うセリフです。
(以下『徳川家康』より引用)
 
この世の戦いは、実は女子(おなご)と男子(おのこ)の
永遠の戦いであったのかもしれぬ。
生もう、増やそう、地に満たそう、それ一筋の女子と
殺そう、狩ろう、奪おうと血眼になってあがく男どもとのう。

家康はそれを知っていた。
男たちを裏で動かす女たちの存在を忘れていなかった。
ところが恥ずかしながら幸村は戦いの駆け引きは知っていても、それを知らなんだ。
知らなんだでは戦いにもならぬであろう。

女性の母性愛まで計算に入れるとは、家康は恐ろしい人物よ。

このようなセリフが次回以降入るかどうか。
 
「真田丸」は、歴史を知る優秀なブレーンがいるようで、意外に史実に忠実なところがあります。関ヶ原の合戦が5分足らずで終わるのも、真田から見たらあんな感じだったのでしょう。
 
次回も注目です。

ちなみにラフテーそばはこんな感じです♪

 
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