小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

台風の中の満員御礼、大相撲初日!

2013-09-16 09:26:37 | Weblog
西尾幹二先生のブログに記事が紹介されました
「天皇と原爆」


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昨日は台風接近の中の大相撲初日、いつもの通り、あ@花さんと出かけました。

台風が近づいてるということもあって、今回はお酒は普段の半分(当社比)。
食事は乾きものだけど、あとは国技館場内でお金を落とすことにしました。

台風接近時の天気というのは、ひじょうにまだらなもので、突然大雨や大風になったかと思うと、急に晴れ間が見えたりしますが、この日は午前中に大雨だったのが、午後になると台風が去ったかのような晴れ間が見渡せる陽気でした。

そのためか、国技館内は満員御礼。
台風の中、相撲レスだった人たちが集まったせいか、土俵入りの声援は大変なもので、玉飛鳥関にまで大きな拍手が寄せられました。
(玉飛鳥関、地味の代表に指定して失礼いたしました!)



で、こちらは毎度お馴染み「稀勢の里弁当」。
茨城県産地鶏に地卵は濃厚そのもの。萩原家(稀勢の里の本名)御用達の茨城県産の梅干しなど、お米からおかずまで、郷土の素材を用いてます。
ケガの少ない稀勢の里の体を作った食材ですね。

琴奨菊弁当は地元名物のうなぎを使っているとかですが、稀勢の里弁当は派手さはないけど、きちんとした食材を使ったなかなかのお味。




こういうアイテムが大相撲をより楽しませてくれるんですね~

われらが稀勢の里は松鳳山に快勝。

ただ、痛恨のきわみはデジカメを忘れたこと。

至近距離のものはデジカメで十分ですが、少し離れた土俵はなかなかきれいに写りません。というワケで、本日の大相撲はグッズと売店中心のアップです。
合わせてお楽しみくださいませ。

台風の初日ですが、けっこうな人手でした。
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台風で残念、赤坂氷川祭り!

2013-09-15 07:59:47 | Weblog
台風で残念、赤坂氷川祭り!

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昨日は氷川祭りの初日でしたが、残念ながら今日明日の本番は台風で中止になりそうです。今年は大規模な表の祭りだけに残念。

祭りだけにそれを”見越し”て、昨日は山車の写真を撮りました。
それにしても現在は凄い雨。
祭りを楽しみにしてた方は、メインブログから写真をお楽しみくださいませ
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マオリ族刺青~入浴拒否、是か非か?

2013-09-14 09:17:09 | Weblog
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↑ 写真は毎度お馴染み、なかむら食堂。女性に人気の野菜盛り。有機野菜の盛り合わせです。

↓ 今日のお題はこちら。

<温泉施設>伝統の入れ墨、マオリ女性の入浴拒否…北海道

ニュージーランドの先住民族マオリの女性が北海道恵庭市の温泉施設を訪れた際、顔の入れ墨を理由に入浴を断られていたことが12日、分かった。女性側は「尊厳を傷つける人種差別だ」と批判する一方、施設側は一律の対応であることを強調している。

みなさまはこのニュース、どう思われるでしょう。

このマオリ族の女性(白人との混血と思われますが)には気の毒ですが、これは仕方ないでしょうね。私が施設側だったら、同じ対応をとったと思います。

ニュージーランドの先住民がマオリ族であること、マオリ族とあとから来た白人の間が比較的良好であることは、中学校の教科書にも載ってますが、刺青がマオリ族の伝統であり誇りであることを知っている日本人は、そう多くありません。

公共浴場やプールが原則、刺青のある人の入場を断っているのは日本の常識ですから、この女性が入浴拒否される前に、ツアコンが何らか違うメニューを考えるとかできなかったのかと思います。

これは申し訳ないですが、日本のルールに従っていただくしかないと思います。



私の通っている六本木のジムには、場所がら外国人が大勢来ていて、中には刺青をしている人が少なくありません。
原則、ジムは刺青禁止なんですが、それをしてると客が来なくなるのと、脱がないとわからないので、いちいちチェックできないということもあり、刺青のある人を大勢入会させているのが現状です。

実際に更衣室で着替えてるとこを見ると、外国人、日本人含めて、けっこうなタトゥーをされてる方が少なくありません。

私はタトゥーがきらいなので、正直、彫り物をしてる人とはあまり接したくはないというのが本音です。

絵描きのくせに何だと言われそうですが、全身、裸になっている無防備な状態で、背中全体に悪魔の刺青をしてる人と一緒に湯船にはいるのは、正直あまり気分の良いものではありません。

ただ、フロントにそれをクレームしたりはしませんがね。

お店が刺青を断るには、「他のお客に威圧感を与える」ということなので、更衣室以外のジム内では刺青が見えない服にする、プールでは刺青に絆創膏を貼ったり、肌を隠す水着で泳ぐなどの対応をしてるようです。



刺青を理解してほしいマオリ族の女性ですが、「差別」という前に、公共の場では刺青を見せないという、日本人のしきたりも理解してほしいと思います。
ここはニュージーランドではないのですから。

まあ、そこまで言うならと、入浴してもらうのもひとつの手ではありますが。
そしたらニュースにはならなかったでしょうけど。

そもそも銭湯などでは、禁止と言われながら、立派なモンモンを彫り込んだ人が堂々と入浴しているケースも少ないありません。

反対にこのニュースをきっかけに、公共浴場やプールなど、刺青を解放するというのも如何なものかと思いますなあ。そんなことにはならないと思いますけどね。



そういえば、メルヴィルの「白鯨」にはクィークェグという、全身刺青の男が出てきます。

主人公イーシュメルは顔にも彫り物をしたクィークェグにびっくらこきますが、意外にイイ奴で、無二の親友になる・・・そんな展開でした。

顔に刺青をした人を見たら、誰でも普通はびっくりします。

話してウマが合えば、友だちになる。

そんな理解で良いのではないでしょうか。
マオリ族の刺青を日本社会全体の理解してもらうのは、至難の業なのですから。

ただ、オリンピックで世界中から大勢の人が集まる中、しかも肌の露出が多くなる季節に、公共施設の刺青の対応。
一律断るというのも難しいかな。

そもそも選手が刺青を彫ってるんですからね~。


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スウィング赤坂ジャズコンサート

2013-09-13 08:31:58 | Weblog
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昨日、実家に立ち寄ったら、浄土寺で何やらイベントの準備をしていました。
聞けば、その日の夜に「スウィング赤坂ジャズコンサート」があるとのこと。

スピーカーを通しても生音というのは違うものですが、聞けば明らかに一流のミュージシャンの演奏です。
そういえば近所でいながら、 赤坂ジャズコンサート・・見たことなかったな。

たまたま夕方、赤坂見附で打ち合わせがあったので、立ち寄ってみました。



麻布十番祭りの盛大に比べて、今ひとつ盛り上がらないと思っていた赤坂のイベントですが、これはなかなか良い感じです。

あんまり規模が大きかったり、来場者数が多いと、変なモノまで呼んでしまうものですが、十番祭りはまさにそのケース。
それに比べると、そこそこのにぎわいのコンサート。
なかなかよろしいのではないでしょうか。

境内はもちろん、一ツ木通りの一部を通行止めにして、数多くの出店が出てなかなかの雰囲気。毎度お馴染み、セブン区議も参加していました。



コンサートはプロの一流ミュージシャンばかりの参加で、聴きごたえ十分です。
本日は氷川祭りの初日とコンサートが重なりますので、お時間ある方は立ち寄ってみては如何でしょう。
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魚の画家~大野麥風展

2013-09-12 10:11:37 | Weblog
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昨日は丸の内の新丸ビルで勉強会。
目の前の東京ステーションギャラリーで、大野麥風(おおの・ばくふう)展をやっていたので見に行きました。

ポスターにも使われているフグの絵・・・気になりますよね~。

フグの絵はわたしも描いたことありますが、こんなカンジの描写とはホド遠い表現。


たまたま昨日の日経に、大野麥風のフグの絵とトビウオの絵が掲載されていて、フグの絵はもちろんですが、トビウオの絵というのも珍しい。

大野麥風についてはまったく知らなかったのですが、あちこちで見かける描写的でありながら奇妙なこの絵には前から気になっていたのです。

実物を見て驚いたのは、フグの絵をはじめとして、ほとんどの作品が木版画であったということです。
刷り師と彫り師には細かい注文をしていたといいますが、ホントにこの絵を版画が版画なんかい? と思うほど細かく複雑な表現です。

原画も展示されていましたが、原画より版画の方が鮮やかなのにもびっくり。





版画に使うインキが鮮やかなんでしょうな。

原画の日本画がくすんだ感じなのに対して、版画の方が軽やかで明るい色表現ができるというのが意外でした。

もうひとつ意外だったのは、展示されてる絵のほとんどがサカナの絵。
それも食べられるサカナばかり。

日本人ですね。見ていて旨そうなサカナだなと思ってしまう。


一緒に行った人が水産大学(現・海洋大学)出身で、水産関係の出版社に働く人だったので、色々解説を聞けたのも面白いですね。

海の中で回遊するカツオの絵を見て、その人いわく。

「これ、死んだカツオ見て描いたな。腹にある3本線、生きてる時には見えないもん」

「生きてる時はどうなの」

「きれいな銀色。光ってきれいだよ」


いやな客ですが、絵描きだけでは得られない情報。

カツオが泳いでるようすを描くというのは至難の技ですからね。

もう一つ意外だったのは、マグロの絵がなかったこと。
マグロといえば、今でこそ寿司ネタの王様ですが、それは漁業技術や冷凍技術が発展した今だからこそできること。

海岸から離れたところを回遊するマグロは、新鮮なものがなかなか昔は市場に出回る機会はなかったんでしょうな。

江戸時代にマグロは下魚でしたし、昭和初期で大トロは捨てていたと言います。

大野麥風は1888年生まれ、1976年没ですから、それほど大昔の人でもありませんが、今なら真っ先に描かれるだろうマグロがないというのも興味深いことです。

ちなみにこちらは、わたくしのサカナ本。
さかな通でおます。よろしければご笑覧のほど。

なお、友だちの出版社から出ている杉浦千里のおさかなスーパーリアリズムも展示中。

興味のある方はぜひ一度足を運んでください。
一見の価値ありです。
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本場所近づくも、把瑠都引退?

2013-09-11 08:52:31 | Weblog
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ツイッターから「把瑠都引退?」というニュースを聞きました。
元ネタは日刊スポーツのこれ。

昨日のオリンピック日韓協力のニュースと同様、ガセかもしれませんが・・・いや、ガセであってほしいけど、記事を読むと本人が引退の意向みたいで、本当なら残念な話です。

上の写真は、渋谷駅で行っていた震災チャリティのもので、この頃は把瑠都が一番大関に近かったんですよね。
稀勢の里は白鵬の連勝を止め、さらに次の場所も勝って、横綱はバリバリにきせを意識。でも、まだ稀勢の里はこの時大関じゃありませんでした。



把瑠都関、本物を近くで見ると壁のように大きいんですよね。
で、いつも土俵の外だとニコニコ笑っていて、見るからに良い人でねえ。。

今場所は十両に陥落だけど、遠藤や大砂嵐との一番が見られるなと思ってましたけど、もう把瑠都の相撲は見られないかもしれません。

昨日のオリンピック記事と同様、ガセだったら良いのですが。

本日はおすもうの話題、珍しく稀勢の里関以外の話でした。

でも、本場所。初日見に行きます!
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「親父の小言」を知ってますか?

2013-09-10 08:32:49 | Weblog
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居酒屋に行くと、よく見る「親父の小言」。
モンテローザの社長の言葉にしては出来過ぎだなと思ってましたが、これって江戸時代からあるんですね。

居酒屋などでは小言は37くらいのもので、居酒屋にあるものは昭和バージョン。
江戸版では81か条もあるとのこと。

大空社さんより発行された復刻版、朝日新聞に大きく掲載されましたが、こちらの音声版のキャラクターを仰せ遣いました。

イメージは昭和のガンコ親父だそうです。
昭和も一ケタから64年生まれまで幅広いですが、一切その指定はなし。



完成したものは、まだお見せできないので、原案となったラフを公開します。
この中で、ただ1点。採用になったものがあります。
さあ、いったいどれでしょう?
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復興の東京オリンピック

2013-09-09 09:15:59 | Weblog
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↑ バベルの塔、いったん消した十字架ですが、クライアントの「力強い十字架を」という要望で復活させました。

旧約聖書の時代にキリストが生まれてなかったことなど、気の乗らなかった十字架ですが、バベルの塔に合わせて透明にしたところ、気分が一転。ノッてきました。

お店に飾る絵ということもありますが、塔が破壊される絵はいかんせん縁起が良くないということで、クライアントさんと相談し、この絵は再生&復興をテーマにしようというということになりました。

ところが、旧約聖書の原典を読むと、「バベルの塔」は、必ずしも縁起のわるい物語でもないのです。

周知のように、バベルの塔というのは、天に届く塔を建てようとしたため、神の怒りに触れて、それまで一つだった人類の言語がバラバラになる・・・そんな話に思われてますが、実は旧約聖書の原典には「神の怒り」に触れたとは一言も書かれておらず、また、バベルの塔が破壊されたとも書かれていません。

まあ、旧約の時代になかったキリストのシンボルを入れちゃうくらいですから、どうでも良いのですが、再生&復興というテーマには力が入ります。


さて、東京オリンピック決定。
7年という時間は中学生が成人する時間ですが、私の年になると別の意味で貴重な時間です。まあ、たぶん生きてはいるだろうけど。

驚いたのは、あ@花さんのブログ見たら、先の東京オリンピック・・・戦後19年後に開催してるのね。

チェルノブイリ見てもわかるように、あと7年で福一原発はとても解決しないだろうし、東北復興も完全には行われないでしょうけど、今回の開催決定で復興に弾みはつきますね。

震災後のあまちゃんが好調なのも、2年半経って、国民も振り返る気持ちになってきたということでしょうか。

新しい国立競技場も楽しみだし、うちから1駅なんで建設中を見に行こうかなんて、そんなミーハーな思いもしています。



関係ありませんが、昨日TV見てたら猪瀬知事が例によってインタビュー。

NHKのアナウンサー、知事と話す時は「猪瀬さん」。
インタビュー終わったら、「猪瀬知事でした」。

うーん。
NHKっていつもそうなんだけど、知事に「さん」と呼ぶのは失礼じゃないのかな。
面と向かっては「猪瀬さん」。紹介では「猪瀬知事」。
そんなルールでもあるのでしょうか。

安倍総理にも「安倍さん」だったりすることがあるのは、すごく気になります。

もちろん「さんづけ」は敬語のひとつなんだけど、例えばおすもうさんの場合、「さん」と呼ばれるのは幕下以下の力士養成員のみです。

十両以上は「~関」と呼び、大関は「大関」。横綱は「横綱」と地位で呼びます。

もしアナウンサーが「白鵬さん」なんて呼んだら、すごく失礼な感じでしょ。
知事や大臣を「~さん」と呼ぶのは、似たような違和感を感じます。

なんか変な平等感なんですよね。
みなさんは、どう感じますでしょうか?

まあ、いいや。とにかく7年後が楽しみです
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愛甲さん講演会 ~ 東京オリンピック決定!

2013-09-08 09:25:17 | Weblog
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昨日は花風社さん主催・愛甲さんへの質問会と、火曜会の土曜稽古が重なりました。

さて困った。
でも、場所が八重洲と品川だったので、何とか両方顔を出すことができました。

講演を聞きにきた方は、発達障害のお子さんを持つ親御さん、それからご自身が発達障害いう方。それから身内にその疑いがあるという方。
都内に住む人はもちろん、遠くは宮崎からとんぼ返りで申し込んだ人もいて、 メンバーは諸々でしたが、愛甲さんは前もって寄せられた質問に丁寧に答えておりました。

質問会の詳細は、残念ながらここでは公開できませんが、やはり身体能力を伸ばして解決する、解決したというケースと答えが多かったですね。

神田橋先生の治療法などを見ると、かかとの位置を修正することで、脳の圧迫を緩和するといった方法がありますが、それ以前に自分自身の体力のなさから、なかなか「治る」前の段階までも辿り着かない人が多いというのが実感でした。

質問した人たちはみな熱心に聞き入り、質問を重ねており、ひじょうに濃い内容の質問会、講演会になったと思います。



愛甲さんの講演とは関係ありませんが、不思議なもので、インテリほど身体を鍛える治療法をバカにする傾向があるようで、うちの父も、入院中のリハビリはいやがってました。

今は故人になりましたが、大学時代の先生で高名な美術評論家がいましたが、その方も一度脳梗塞で倒れ、リハビリをバカにしてしなかったという話を聞いてます(残念ながら、その後すぐに死去しました)。

また、有名大学の教授をしてる別の友人ですが、子供に発達障害の疑いがあるというので、神田橋先生の治療を勧めたのですが、「科学的に証明されたわけでは・・」と躊躇してます。
どうやら、「治れば何でも良い」という考え方ができないようです。

トーマス・マンの「ヨセフとその兄弟」の序章に、人間を構成する3つのものとして、肉体と精神、魂というくだりがありますが、その中で肉体と精神というのを、ほぼ同列に置いて話をしています。

平たく言うと、脳も肉体の一部なので、肉体と精神はほぼ同列であるということですね。

神田橋先生やその弟子、愛甲さんの治療も身体から、苦しみを除去していくやり方が基本であるというのを実感した次第です。



愛甲さんの講演終了後、すぐに品川の海洋大学に向かい、土曜日のお稽古。

稽古終了後は品川の銭湯に向かい汗を流しました。

銭湯のTVを見ながら「汚染水の問題でマドリッドだろ」なんて話してましたが、フタを開けてみればマドリッドは真っ先の落選。東京の圧勝でした。
東京の圧勝? ”あ、しょう”ですか・・・なんて、ウフッ♪

いや、身体を動かす。
身体を使うというのは、人間が動物の一種であることの証明です。

体にわるいはずがありません。

オリンピック招致委員会のみなさん、お疲れさまでした。
それにしてもトルコ料理アセナのレベントシェフ、絶対イスタンブールだって言ってたけど、がっかりしてるんだろうなあ。

でも、イスタンブールの人々はショックの中、日本人に出会うと「おめでとう」と言ったらしいから、そこはシェフも同じでしょう。トルコって良い国だね

7年後、一緒に東京オリンピックを楽しみたいと思います。
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おんかんとジブリキャラ

2013-09-07 09:45:37 | Weblog
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昨日は木下音感協会に取材に行きました。

娘さんを音感教育で育て、今は58歳年の離れたお孫さんと一緒に、同じ木下式に通っている女性へのインタビューです。

お話を伺いながら、「どこかでこの人、見たことあるな」と思いましたが、インタビューが済んで、お孫さんの姿を見てわかりました。

お2人ともジブリのキャラクターに出てきそうなのです。

もちろん、悪役とか妖怪変化の類ではなく、「となりのトトロ」のメイや五月、そのおばあちゃんといった平和のシンボルのようなキャラクターですね。

昨今は、めっきりいなくなったキャラクターですが、お会いしてお話を聞いて嬉しくなった次第。
インタビューはイラストエッセイにして10月下旬に発行され、その後に拙ブログにUPします。お楽しみに!

さて、そこで思い出したのがジブリのキャラクター。

最後の作品となるかもしれない「風立ちぬ」は、先の拙ブログでも申し上げたように、見終わってからしばらくして、私にとって、あまり残らない作品になりました。

なので、宮崎駿監督引退というのは、名残惜しいというよりは仕方ないかなという感じでしたが、この人の作品・・・若い頃からけっこうな影響を受けました。

わたしにとって、一番直接的な影響を受けたのは「風の谷のナウシカ」で、これはシナリオの練り方、深さが群を抜いていると思います。

物語の中では一言も出てきませんが、ナウシカのこの世界は、世界が一旦壊滅状態になったあと、再生された世界という設定(私はそう解釈しています)。

比較するのもおこがましいですが、拙著「シエスタおじさん」は、一度世界が壊滅して再生された世界という設定にしました。

ナウシカはシナリオの練り方がこなれているので、キャラクターもムリがないですね。

「千と千尋の神隠し」も大好きな作品ですが、これは強引に作ったキャラも少なくない。カオナシは諸星大二郎、あるいはその原型のパプアニューギニアの精霊から換骨奪胎したもの。

でも、ものづくりというのは換骨奪胎が基本ですから、別に良いのです。

千と千尋以降は、ムリを重ねて苦しく見える作品が多くなりました。
それでも出来たものは超一流でしたが、宮崎駿監督ほどになると求められるものも大きくなるし、自分で苦しいのは誰より感じていたのでしょう。

おんかんで取材のあとは、十条にある出版社と打ち合わせ&社長さんとの顔合わせ。

打ち合わせのあとは、東十条で一杯やりました。
一杯がいっぱい・・・なんて、ウフッ♪
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半沢直樹、原作を読みました

2013-09-06 09:48:30 | Weblog
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遅まきながら、半沢直樹のテレビドラマ・・・先々週から見はじめました。
面白かったので、池井戸潤氏の原作「オレたちバブル入行組」を読んだのですが、 こちらも面白いですね。

最初は、サラリーマンでもない私が面白いんだから、勤め人から見たら、どんなに溜飲が下がるだろう、なんて思ってましたが、そういうモンではなく、単に勧善懲悪のドラマとして面白いのですね。

原作本人も「チャンバラ」と言ってますしねえ。

作ったテレビ局はわれらがお膝元。
たぶん中は銀行とよく似てるんだと思いますが、ウルトラマンや水戸黄門を生み出した、ドラマでは定評のあったところです。

これ見ると、変な報道番組なんかやらないで、ドラマでも作っていた方がいいんじゃないかと思いますが、ウルトラマンも水戸黄門も「誰か強者」が助けてくれるという人まかせの勧善懲悪なのに、半沢直樹は自分で立ち向かうところが違いますね。

自力で相手を倒す・・ドラマとはいえ、良い傾向なんじゃないかな~。

銀行や公務員というのは出世しようとしている人にとって、雁字がらめの世界だそうですが、サラリーマンがぜんぶそうかというと、そうでもありません。

反対に考えれば、言うこと聞かない役人の方が困りものですが、これが世の中けっこういるようで・・・
新入社員の中には言うことを聞かず、上司に「倍返しだ!」なんて言う者もいるくらいで、一方で世の中は雁字がらめとは反対に、野方図な人たちも増殖中だろうとも思います。

そういう意味では、単にサラリーマンに溜飲を下げることだけが、ヒットの理由ではないのかも。子供の間でも「倍返し」は流行ってるそうだしねえ。



それにしても昔、護送船団方式と批判された銀行ですが、バブル以降になって、それができなくなったために、確実なところ以外に融資できなくなったという原作の一文(ドラマにもある? 最初から見てないのでわかりませんが)には、ため息が出ました。

物事っていうのは裏表があって、批判されてたことにも、それなりの利点もあるわけね。素人の感心の仕方ですが、そんなことを思ってしまいました。

それにしても原作の浅野支店長。

読んでいて卑劣なんで腹が立ってきます。
こういうドラマの設定というのは、現実を誇張しているか、それとも現実は本やドラマにできないくらいもっと酷いか、どっちかなのですが、たぶん現実にもっとひどいヤツがいるんだろうなあ。

腹が立つんだけど、何の罪もない家族がいる。
これもリアルですね。

引き続き、原作とドラマにつき合おうと思ってます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
写真のお店は赤坂通りに新しくできたインド料理店、ザ・スパイスです

昼は行列の人気店で、この日は夜もそこそこ入っていましたが、まさに赤坂に名店誕生です!

一緒に行った外国人の友だちが無類のナン好きで、プレーンナン、チーズナン、ガーリックナン、セサミナン、バターナンと、4人で10枚くらいのナンを食べました。
ナンでそんなに食べるんだ? ナンなく完食しましたが、さすがにもう食べられナンです・・・なんて、ウフッ♪


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赤坂のラーメン店・一点張 ~ 暑さで塩分消費が増える夏?

2013-09-05 09:11:09 | Weblog
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昨日はベトナムから一時帰国してる友だちからお誘いがあって、久々に赤坂の老舗ラーメン店一点張に行きました。

ブログでは「ラーメンには冷淡」と言っているのに、人に会うと「ラーメンがお好きなようですね」「麺類が好きですね」と言われるのは、こういう写真をUPしてるからでしょうか。

ラーメンは外国に住むと食べたくなる食べ物なようでして、昨日たまたまベトナム在住で一時帰国してる友だちから声がかかり、連日のラーメンでした。

それにしても外食の激戦区赤坂で40年以上やってるラーメン店は、ここだけではないでしょうか。一時味が落ちたと言われましたが、その後頑張って持ちかえしたようです。
ここは味噌ラーメンが有名だそうですが、友だちに合わせて塩ラーメン。塩ラーメンとはこういうものという原点の味でした。

どーってことないラーメンなんですが、飽きのこない味です。
私が子供の自分に食べたラーメンって、こんな感じだったかな。もっとも一点張は子供時代にしょっちゅう行ってたわけじゃないので、この味に記憶や郷愁があるわけじゃありません。

というか、行くたびに「ここ、こういう味だったけかなあ?」と思うのですが、昔のラーメンってこんな味だったかなと思わせてくれます。

実は一点張。
行く時は、この友人に誘われていく時限定。

「小暮は何にする」と聞かれますが、私、ラーメンに関してはいつも主体性がありません。「お前と同じでいいよ」と、いつも塩ラーメン大盛りです。

ラーメン通を自称する友人ですが、一点張は塩がいちばん旨いとのこと。そういえば一番有名だという味噌ラーメンを食べた記憶がないというのもそんなわけでしょう。



実はこの日の前の昼もインスタントラーメン。
Facebookで中華三昧を勧められたのですが、実はわたし・・・ラーメンを食べると、まずくても汁まで全部飲むクセがあります。

痛風以来、ずっとラーメンを避けてきたというのも、そういうわけなのですが、案の定、中華三昧もスープまで完食。

こりゃあイカンと、晩に血圧計ったら、上が107、下が73でした。

普段よりむしろ低いのはなぜ? やはり夏は塩分消費するんでしょうか。
(さすがに一点張の塩ラーメン大盛りのスープは残しましたが)。

塩気は血圧に関係ある人とない人がいると言いますが、わたしの場合は、どちらかというと、関係ある方なのですが、この日の血圧は謎でした。

え?

一点張を食べたあとの血圧はどうだったって?
スミマセン、忘れて計ってません。
恐ろしい数値だったらどうしよう。はは。




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絵画のプロセス~キャットタワーに戻した後

2013-09-04 10:17:34 | Weblog
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12月納品の絵、けっきょく元のキャットタワーに戻したわけですが、不思議なもので筆が見る見る進んできました。

まあ、本来なら絵の経過なんて人に見せるもんじゃありませんが・・・たとえばシャルダンなどは絶対途中を見せませんでしたが、わたしは逆に見せたい方なので公開しています。

最近、私は下絵をキッチリ描いて絵を描くことが多いのですが、今回の作品はクライアントが一切インターネットの世界に関わらない人であることと、とにかく好きに描いてくれという要望だったので、ナスがママ、キュウリがパパで描くことにしました(・・・なんて、ウフッ♪ )

シャルダンは静物画ですが下絵を描かず、いきなりキャンバスに攻撃したそうです。
そしたら、絵にどんな現象は起るかといえば、余計な手間が増えるので絵具の盛りが多くなるんですね。

見ての通り、シャルダンの絵具は盛りはタップリ。リッチなマチエール(画肌)は、ほかに類がありません。

これは下絵をキッチリ描いて、手順を踏んで完成させる方法では、なかなかここまでのマチエールは得られません。ふんだんな絵具がいっぱいついてこないと、こうはいかないのですね。



ほかには完成するまで30年。30号のキャンバスは重くて持てないルオーみたいな人もいます。

上の絵などはネットじゃわかりませんが、30年前の最初の絵は誰にもわからないというわけで。

で、シャルダンやルオーを引き合いに出して申し訳ないのですが、このわたしがキャットタワーの絵をどうしたかったのかといえば・・・自分の絵ですが、こういう風にしたかったのです 



左が前のキャットタワー、 右が上の完成品をイメージした修正バージョン。

でも、過去の自分の作品を引っぱり出すというのは、スケッチなどならOKですが、完成品は成仏した作品だから、自己摸倣になりがちです。

そこを私は見誤っていたのです。ダメですねえ・・・

何10年やっても、なかなか進歩しませんが、どこに行き詰まっていたかはわかりました。

ここからは一気に邁進?
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復興、あまちゃん!

2013-09-03 09:48:04 | Weblog
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今日もBSで早めのあまちゃん。

全員無事。
早速復興というのは、ドラマとはいえ、気持ちが下がらない展開ですね。見ながら、あの後のことを思い出しました。

スーパーからお米やパンなど、食べ物が消えてしまったこと。

連日、津波の映像が流れていたこと。

金子みすずの詩の朗読を、イヤだなあ と思いながら聞いていたこと。

町から電気が消えてしまい、銀座が真っ暗だったこと。

でも、暗いと言ってもヨーロッパの町は、あのくらいの暗さだったこと。

再開されたジムに行ったら、外国人がいなくなっていたこと。

ジムのプールの上が、ルーヴルを小さくしたようなガラスで、これが割れたら人間の首なんかオーメンみたいに切れちゃう(お若い方はわからんでしょうなあ)と言っていたこと。


あの時の政権は民主党政権。

村山政権時代に阪神大震災があったように、どうもわが国の有事はタイミングがいけません。

前回選挙の大敗は、あの時の記憶が国民に深く刻まれていたようです。

自民党政権になって、そんなにトンネルを抜けた感覚はまだありませんが、2年半経過して、ドラマの中で震災が描かれるというのは、それなりに振り返る余裕が出てきたということでしょう。

過去は振り返らないなんて、よく言いますが、振り返った方が良いものがあるのも確かです。

それにしても、みんな無事で良かった。

って、ドラマなんだけど(笑)。
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あまちゃん、やってきたその時

2013-09-02 09:21:28 | Weblog
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小暮満寿雄 絵画教室をはじめます!


けっきょくキャットタワーに戻しました。バカみたいですが、吹っ切れました

あまちゃん、いつもは地上波で見るのですが、今日は早めにやってるBSで見ました。
あれからもう2年半になるんですね。

ドラマとはいえ、現実に日本人が体験したことですから、気にならないはずはありません。見ながらあの時のことを思い出してしまいました。

ユイちゃん、高台にいて助かってよかったねえ。なかなか東京まで辿り着きませんが、早くデビューしてほしいと妄想を広げておりまする。

比較的被害の少なかった地域だそうですが、ほかの人たちの安否も気になるところ。
お話といえば、それまでですが、朝から見るドラマの登場人物の浮沈というのは心理的な影響が高く、前の「純と愛」などでは、それが愉快じゃなかったので見る人が減りましたよね。

あの時、私はアセナで食事とキャラクターの打ち合わせをしたあと、実家に立ち寄って地震に遭遇しました。

実家の前にあるお寺の境内に、ご住職や近所のお年寄り、トンカツ屋さん、タイエステの従業員が集まってきて、何度も揺れる地震がおさまるのを待っていました。近くの医院にいた母も連れてきて、短い避難をしてました。

近所のお年寄りも「こんなのははじめてだ」と言ってたので、こりゃあエラいことが起ったなあと感じましたが、事態が呑み込めてなかったのは、あの時の誰もがそうでした。

タイから来た女の子はワンワン泣いていて・・・

「もー、ワタシ怖いよ~。こんなの初めてだよ。明日タイに帰るよー」

なんて叫んでいました。
キミキミ、80歳過ぎの年寄りも、こんな大きな地震はじめてなの。 明日タイに帰るって、たぶん飛行機も飛んでないよ。

とは、その時はわかりませんでしたが、日本人って遺伝子的に災害の免疫があるんでしょうね。災害というか地震というか・・・。

当日は電車が動かず帰れなかった前の会社の友人と焼き鳥を食べるという能天気ぶりでしたが、友人を見送りに青山通りを見たら帰宅難民でいっぱいにびっくり。

事態の深刻さをはじめて認識したのが、福島第一原発の事故でした。

このニュースには心底背筋が寒くなり、繰り返しTVで流れてる津波の映像に、だんだん気持ちが落ちていくのを感じました。

朝ドラだけあって、さすがに津波の映像は流しませんでしたが、最近は自主規制してるのでしょう。

あの津波の映像はまず見ることがありません。

あんまり見せずに封印するというのもなあ。

あまちゃんを見ながら、そんなことを考えてしまいました。
明日からどんな展開になるんでしょう。

明日もBSかな。
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