ラフカデオ・ハーン、小泉八雲の「怪談」に、「茶碗の中」という話があります。
ある武士が茶屋で一服していたところ、茶碗の中に見知らぬ男が写っている。
しかし背後にそのような男がいるわけでもない。
気味がわるいと思いつつも、武士はその茶碗を飲み干してしまう。
そして・・・。
その武士がどうなったか、話は途中で終わってしまい、わかりません。
どうなったかわからない。
人間がいちばん怖く感じるのは、正体のわからないものであり、まさに目に見えぬコロナウイルスは、茶碗の中の見知らぬ男のようなもの…(放射線もそうだな)。
と、言えたのが去年の最初の非常事態宣言の頃だったでしょうか。
じゃあ、今はどうかといえば、「幽霊の正体見たり枯れ尾花」ですね。
もちろんコロナは枯れ尾花ほど人畜無害ではありませんが、だいたいどんなモンかわかってきました。健康な若者が怖がるはずがありませんし、若者でなくとも怖がるのはバカバカしいと思ってる人が多くなってきたことは確かです。
ヨーロッパのペストみたいに本当にヤバかったら、誰も道を歩かないよね〜。
禁酒法やら、公共施設の閉鎖や灯火管制など、誠につまらない悪手が打たれますが、国民の多くは、首長のみなさんを見限っていますよ。
その証拠に、首長たち(特に緑の)の呼びかけを聞いてませんもの。
怒りなんかとっくに通り越して、みんな無視してるもんね〜♪
マザーテレサの言う「愛の反対は憎しみではない、無関心である」という言葉。
個人的には、その言葉に多少の異論はあるものの、今の状況にはピッタリくるなと思っている次第です。
写真は川越の友達にもらったタケノコご飯です。
そうは言いつつ、おうちご飯やってるよ。誰かほめて♪