小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

石炭王人気で「カラマーゾフの兄弟」が欠品?

2014-07-23 09:43:34 | Weblog

上野トナリのタンメンは野菜たっぷりで普通に美味しい。昼時はいつも行列のお店です。

花子とアン、世の女性の大半は蓮さまの駆け落ち相手より、石炭王の方が良いという声が圧倒的なようです。

 ↓ 石炭王、嘉納伝助(伊藤伝右衛門)、実物はこんな人

議員時代だそうで、ドラマよりだいぶ若い頃の写真ですが、なかなか立派な顔をしていますね。

真珠夫人など、白蓮事件を扱ったドラマでは、石炭王は大抵悪役だそうですが、ドラマの嘉納伝助は、叩き上げで立身出世をした人間の迫力と、妻の出奔に苦悩する人間らしさを兼ね備えた人物像を名優・吉田鋼太郎さんが見事に演じています。

「花ちゃん、久しぶり」というセリフにも可愛らしさと愛嬌があり、まさに嘉納伝助はこの人でないとできないハマり役です。蓮さまの仲間由紀恵さんとともに、脇を固めるという言葉がピッタリです。

wikiを読むかぎりでは、実際の伊藤伝右衛門はドラマ同様ひとかどの人物だったようです。
↓ 以下wikiより抜粋。

苦悩の果てに燁子が伊藤家を出奔した白蓮事件で再び世を騒がせる事になった伝右衛門は、騒動の最中に新聞記者による反論記事が出された以外は、制裁を加えろと息巻く血気盛んなヤマの男達を「手出しは許さん」と一喝して押し止め、「一度は惚れた女だから」として一族にも「末代まで一言の弁明も無用」と言い渡し、事件後は一切の非難も弁明もしなかった。ただ一言、身近な者に「燁子は学問をし過ぎた」と漏らしたという。燁子が取り入れた洋食や女中らにしつけた言葉遣いなどの習慣はその後も伊藤家に残った。

赤坂仁屋のトンカツ定食。1000円で普通に美味しい。店のイチオシは醤油だれカツ丼だそうで、機会があれば食べてみようと思います。

この人が好演しているフジテレビ制作のドラマに「カラマーゾフの兄弟」の兄弟があります。

言わずと知れた、ドストエフスキーの名作であり遺作のこの作品を現代の日本に置き換えてドラマ化したものですね。

TSUTAYAでレンタルしようと思ったら、どこの店舗も置いておらず。
仕方ないので、TSUTAYAオンデリバリーに入会し、郵送で送ってもらうことにして1~3巻まで見てみました。

「カラマーゾフの兄弟」は父親殺しの物語です。
強欲で淫蕩な父、フョードル(黒澤文蔵)の役を演じているのが、嘉納伝助役の吉田鋼太郎さん。これが凄い。

腹違いの3人の兄弟、ミーチャ(満)、イワン(勲)、アリョーシャ(涼)もそれぞれ好演してますが、なんといっても吉田鋼太郎の文蔵が圧倒的です。

演じるタイプは嘉納伝助に近いキャラですが、人として苦悩する石炭王と違って、黒澤文蔵は、暴君としての父親、殺されても仕方ないような人物像。

どちらも圧倒される演技ですが、4巻から以降が借りられていて、いっこうにまわってきません。うちの実家でも母が注文したそうですが、同じようにまわって来ないとのこと。

これって、きっと石炭王人気が原因に違いありません。TSUTAYAオンラインにカラマーゾフなんて、そう何本も置いてないだろうし、いや、きっとそうに違いない!

TSUTAYAもいい加減置いてくれよな~って、自分で購入すればいいだけのことなんですが(笑)。こんなブログ書いたら、ますますまわって来なくなりそうですが、こちらカラマーゾフも原作を巧く消化していて見応えがあります。

原作を読んで「大審問官」の章で挫折した方は必見。ドラマで済ますのもアリですよん♪

鶴岡のレタス農園でいただいた香り米でパエリアを作ってみました。
普通に炊いたものは香りが強すぎるのですが、パエリアだとサフランの香りとの相性が良く、これはイケるって感じです♪

 
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