先週の土曜、三越イタリア展の前に遅ればせながら、「ザ・グレイティスト・ショーマン」を見て来ました。
遅ればせながらと申しましたが、逆に言えばそれだけロングランしているということで、この日も日本橋のシネコンは満員御礼でした。一番後ろの端っこの席で見ることになりましたが……いや〜、一見の価値はありますね!
素晴らしい!
予備知識なしで見て、一番驚いたのはその内容というかストーリーです。
「まさか、こういう話だと思わなかった」という感想で、広告会社はそれを一切公開せずに宣伝したようです。
ともかくも言うとネタバレになってしまうので、これからご覧になる方は、何も知らずに見ることをオススメいたします。
「レ・ミゼラブル」では屈強の男ジャン・バルジャンを演じたヒュー・ジャックマンですが、今回はお髭を剃ってフィニアス・T・バーナスという実在の興行師という役どころ。ヒゲがないと、ジャックマンさん、意外とつるりとしたお顔をされています。
元々ミュージカルの人なので、どちらの役もお見事なのですが、今回ヒゲがない分か、ジャン・バルジャンとは対照的にダメ男な側面がよく出ているのが面白いところ。
下層階級から這い上がってきた夫バーナスは、成功を手にしても「もっともっと」とガツガツしているのと対照的に、上流階級出身の妻は「もういらない」というのが人間の面白いところでしょうか。
半分主役みたいだったのが、ザック・エフロンとゼンデイヤのカップルでした。
これもまた、上流階級と下層階級の組み合わせで、男女が入れ替わっているのが面白いところ。それでもでも押し付けがましい、差別反対みたいな匂いはカケラもないところが好感の持てるところでしょう。
ともかも、見たあと何やら希望の湧いてくる一本に仕上げっていて、三越イタリア展も楽しく見ることができました。
まだの方はぜひ、この機にご覧くださいませ!